セドナとポノ

ときどきめいそう

夏の思い出

2006年08月03日 | 家族
久しぶりに実家に電話してみました。

実家は車で2時間弱のところにあります。
私だけで月に1度くらいは帰ったりするのですが、
何か用事のついで、だったりすることが多く、
あまりゆっくりすることはありません。

父はもう定年して家にいますが、
母はまだ働いています。

いつも電話には母が出ます。
だいたい父はお酒を飲んで酔っ払っているので。
今日は父と話したかったな、とも思ったのですが。

電話をする前。
ほんとに急に、なのですが、父との昔の思い出がよみがえって来ました。

夏の暑い日。
今はない実家近くの市民プール。
まだ大人用のプールに入るには
身長が足りない私はプールサイドに腰掛けて遊んでいました。
保育園、小学一年生くらいだったでしょうか。

父が「ここにいるんだぞ」と言って
反対側のプールサイドまでプールの中を歩いて行こうとしました。
(多分、母か弟を呼びにいったのかなと思います)
後ろ姿を見ながら、

後ろから追いかけて、お父さんをびっくりさせてみよう

といたずらを思いつきました。
大人用プールではあっても市民プール。
何とか顔は出るくらいだったので、ちょっとずつ歩いていたら・・・
プールの真ん中の辺りは思ったより水深があり、
気がつけば水面下。

泳げない、水面にも上がれない、どうしよう。

あのときの恐怖といったら。
お父さん、お父さーん!
と精一杯叫びました。
(たぶん水面下だったので、声は届いていないと思いますが)

そのとき。
なぜかふと、父が振り返ったのです。
おぼれている私を見て、慌てて助けにきてくれました。

あのとき、とても安心してうれしかった。
そんなことを急に思い出したのです。
何年もそんなこと忘れていたのに。

不思議です。

今度、父にお酒を届けるときに覚えているか聞いてみようかな。