まいにちがあっという間に過ぎていく。朝起きて子どものご飯を見届け、歯磨きをして着替えを手伝う。
自分のことは後回しでまずは子供のこと。気がつけばそんな生活を随分長く続けてきた。
ここ数年で起きたこと。
一人暮らしをしていたこと。素敵な人と交際して結婚に至ったこと。子どもに恵まれたこと。子どもが思いのほか手がかかることを知ったこと。子どもの日々の成長を見ることができていること。子どもが大きくなったこと。家族でいろんな場所に行き、思い出を残していること。仕事も思い通りではないけどストレスは少ないこと。昔、高校の先生から言われた心の大きな人間性を失わない人間になれていないこと。人を思いやる心をいつも持てていないこと。それでも温かい家族をはじめ、周りの人に恵まれて、心身ともに健康でまいにちしあわせを実感できていること。
最近は、どうしても、人と比べたり、許せないと感じたり、人の良くない気持ちが透けて見えることがある。年を重ねて、心は広くなるどころか、ますます狭く凝り固まってしまう。
昔は、一人の人の、ほんのひとときの心を救うことができれば、それだけで自分の生まれてきた意味があると思っていた。
自分にとってのしあわせって何だろう。
それは、一番は大好きな妻や子ども愛すること。家族との時間を何よりも大切にして生きること。今はそう思う。
今は、人生で貴重で最も幸福な期間の一つだと、いつか感じる日が来ると思う。1日1日を大切に過ごしていきたい。