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風呂釜(バランス釜)交換1

2015-02-17 | リフォームの概算
風呂釜は多くの種類があり、どれを選べばよいか迷います。

風呂釜全機種の機能を知り尽くすには、

ガス釜の販売になれている人に聞くのがいちばんでしょう。



また、差別的な言葉とも受け止められても仕方ありませんが、

風呂釜をお使いの方の中には、生活保護を受けておられる方も多く、

決して経済的に豊かな方が多くはおられません。

ですから、工事費を、千円でも500円でも安くしたい

という声が多く、中古品をお探しになられる方も

おられるほどです。

工事店としては、そうした状況がよくわかるので、

時には、儲け度外視で交換することもございます。

できれば、風呂釜の交換に限っては、助成金を出してもらいたいと強く思います。

ガス会社の定期訪問点検の際、製造年月日から10年を超えて

使用中の器具には使用禁止の赤紙が貼られ、

不安になり、なけなしのお金で替えざるを得ないことも

現実に起こっています。

風呂釜は食料品と同様、生活必需品ですから、

介護保険のように、風呂釜(バランス釜)と、

それに伴う浴槽の交換工事費は、

10年間に1度、上限15万円を助成してほしいと願います。



昔と違って今の風呂釜には、安全装置が付き、

消し忘れや水没から、護ってくれます。

号数はやはり、8.5号をお勧めします。

冬場でもシャワーの勢いがあって、ストレスありません。

ガス栓の交換はいわゆるゴムホースでつながれているガス栓は、

ねじ接続に交換が義務付けられています。



ガス器具の交換1

2014-12-11 | リフォームの概算
「ガス器具の交換」
と聞けば所轄のガス会社(東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスなど)
に頼まなければならない
と思っておられる方も多いのですが、

実はそうではありません。

ガス器具の交換は、その工事内容に該当する、
「日本ガス協会の免許」を持っていればできます。

○○ガスに頼んでも来る職人さんは、
結局、個人の下請けさんという場合もあります。

ですから、免許を持っておられる近所の職人さんに
お願いするのが一番安くできます。

ガスの免許を持っておられる職人さんは、
大抵、水道もいじれるため、
例えば、バランス釜を給湯器に交換する工事では、
ひとりですべてが完了します。

そうした職人さんであれば、内装、塗装、大工、左官、タイル
など他の工事にも詳しく、良心的でもあります。

ガス器具の交換工事は価格競争が激しく、
中には、ガス器具交換を窓口に、他のリフォームにも
営業を掛けてくる業者がいるため、

お年寄りで1人暮らしの方は狙われないように注意が必要です。

工事費用は給湯器やバランス釜、ガスコンロなどの単純な交換で、
1台あたり2万円が相場です。

取付費1万円キャンペーンなどと宣伝をしている業者でも、
機器のほうに上乗せされていることや、問合せを増やすための
誘い文句の場合がほとんどですので、お気を付けください。

ガス器具の交換に伴って、ガスコックやゴムホースなどの交換も
義務付けられていることがございますが、2万円の中でしてくれる
業者さんは比較的良心的と言えるでしょう。

台数が増えれば工事費用を安くしてくれる業者さんも良心的です。

ガス機器の交換工事はこの2万円が儲けといっても良いくらい
儲からない商売です。
ガス機器自体は仕入れと売値が同じと言われるほどで、
70%OFFで売っているお店もあるほどです。

○○ガスさんにとっては、一軒でも多く電気よりもガスを使ってもらいたいのか、
ガス機器の卸値を安くしているように思えます。

ちなみに・・・
ガス器具には銅管が多く含まれているため、
古い給湯器でもスクラップ屋さんにもっていけば、
2,000円前後で買い取ってくれるので、
交換する業者さんにとっては、いーお小遣い稼ぎになるそうです。








一式と、数量の境い目

2014-08-22 | リフォームの概算
数量か一式か
リフォーム工事の見積もりを作る際、細かい工事は一式とし、
ある程度まとまった工事は、数量×単価で計算します。

数量と一式の境目は、人件費と材料費が出るかどうかです。
数量が少なく、人件費と材料費が出なければ一式となり、
そうでなければ数量単価となります。

人件費の考え方は年収からの逆算で、年収を600万円で設定し、
月25日出勤とすれば、年間300日出勤ですので2万円が人件費です。

600万円というと高給取りと思えますが、確定申告しますので手取りではありません。
また、年間300日仕事があるという保証もないので、真面目に仕事をする職人にとっては、
職を維持するための必要な金額と言えるでしょう。

人件費には、諸経費を加える必要があります。
諸経費は現場までの往復のガソリン代、パーキング代、車の損料、道具の損料、
通信費用もありますので、1日3千円は見ておきたいところです。
そうすると、人件費は1日23,000円です。

次に1日当たりの作業量です。
これは6帖を基準と考えます。
6帖は床面積が約10㎡、壁の面積が約30㎡、天井の面積が約10㎡です。
大工さんの作業量としては、
床の下地とフローリング貼り1日10㎡。
壁の下地とボード貼り1日30㎡。
天井の下地とボード貼り1日10㎡。
廻縁、巾木、額縁、ドア枠造作1日。
1間の押入れの造作1日。
クロス貼りは壁と天井の貼替1日40㎡。
床のクッションフロア、カーペットなどの内装工事1日30㎡。
塗り壁等左官工事1日30㎡。
塗装工事1日30㎡。
便器交換半日。
ユニットバス組立3日。
キッチン組立3日
室内建具吊り込みは6か所まで1日。

どのような単価設定にするかは会社によって様々ですが、量をこなす職人が損しないように、
一般的な作業量で考えます。

1日の作業と言っても、行き帰りの時間や、工事前の準備、養生、工事後の掃除など、
見えない作業時間も含めて設定すると、自然に丁寧な仕事になります。

この段階では、一般的な使用材料とし、無垢のフローリング貼りであるとか、
布クロス貼りなどはオプションです。

見積もりは、玄関、廊下、トイレ、洗面・脱衣、浴室、キッチン、洋室、和室、収納、
といったように、部屋ごとに考え、問い合わせの多い工事を
いくつか作っておけばOKです。

例えば、玄関であれば
玄関収納交換工事
玄関土間張替工事
玄関ドア交換工事
などが多い工事でしょうか。

見積もりに含める商品単価は平均価格帯とします。
また、インターホン交換の場合はいくら、照明器具交換はいくら、
というように、玄関に絡む工事をいくつか作っておくと有効です。

更に、近似商品についても知っておかれるとより一層幅が出ます。

部屋ごとの見積もりは1か月くらいあればできるでしょう。
完成後は、商品の入替え、金額の見直に備えて、専任の担当者が、
メーカーごとの商品比較や、商品の特徴を常に把握しておけば、
慌てることなく差し替えられます。

見積もりができたら、実施原価出しをします。
この作業は値引きの設定と受注に関わる非常に重要な作業です。

リフォームの見積もりでは、内容を大ざっぱにしすぎると誤解を招いてしまうため、
詳細に工事手順を見積もりに反映させて作ります。

ところが、詳細に工事手順を見積もりに反映すればするほど、高額な見積になってしまいます。

そこで、実施原価出しをします。

実施原価出しは、1人の職人が手掛ける複数の工事項目をまとめる作業で、
実施原価を出して、限界値引きを把握します。

実際に発注して原価割れが発生したとしても、その都度修正を加えれば、
今以上に確かな数字になりますし、年間の利益から考えれば、大きな損失にはならないはずです。

リフォーム工事はライバル会社も多く、安い単価の割には、高いサービスを求められる現実があります。
信頼される工事店となって一人でも多くの方を守って頂きたいものです。

リフォームの適正価格

2014-08-22 | リフォームの概算
住宅リフォームの見積書の考え方。

住宅リフォームの見積もりは、お客様のお問い合わせから、
現地を確認した上で見積もりを作成します。

一度でもリフォームに携わったことがある方であれば、
この現地確認と、見積もり作成が面倒だと思ったことがあると思います。

良心的な会社になればなるほど、必ず現地を確認して、
その都度見積もりを作りますが、
見積もりの単価の設定は毎回悩まされます。

例えば、「手すりの取付工事を見積もってほしい」という問合せでも、
見積もるために現地を訪れ、手すりの材質、形状、色彩、取り付け場所、
箇所、長さ、工事日時などの要望を聞き取り、
加えて、手すり取り付け面の材質や、下地の有無、下地の種類、
搬入経路や施工スペースに至るまで、
工事に関わる様々な条件を確認してはじめて見積もりを作ることができます。

一方、リフォーム工事をパック料金で設定している会社もありますが、
これは、集客することが目的で、肝心のパック料金に含まれる工事内容は浅く、
商談中にどんどん追加となる事や、職人さんの日当に合わない工事内容になれば、
手抜き工事の原因にもなりかねません。

ですから、リフォームの見積もりはどうしても、一度現地を確認し、
その都度見積もりを作る。というのが基本となります。

見積を作る上で気を付けなければならないのが単価設定です。

工事の条件に合せての単価設定や、項目ごとに利益率を増減する単価設定は、
一見、良心的で、素直な見積もりなのですが、
見積もり提示後に利益を取っていた項目を中止、変更された場合、
適正な利益が確保できなくなる可能性があります。

それを防ぐためには、各工事項目が単独工事になったとしても、
きちんと利益が出る単価に設定し、工事内容が変更された時は、
最終値引きで調整すると、このような問題はなくなります。

例えば、フローリング貼り工事の見積もり提出後、
フローリングが支給されることになっても、
フローリング貼りの手間代で、適正な利益が確保できるように単価を設定しておくのです。

リピーターになったお客様に対しても有効です。
例えば、賃貸マンションのオーナー様から、101号室のワンルームのクロス貼替工事の依頼があって、
現地の調査をし、総額8万円の見積をして、無事工事を終え、入金も完了しました。

しばらく経って101号室と同じ102号室の工事依頼があった時は、
前回の経験を踏まえ、他の部屋の工事の依頼も期待し、値引きをどうするか考えるだけで済みます。

前回提示した8万円の見積もりをベースに、各工事単価を少しずつ下げて7万5千円にするのではなく、
前回提示した各工事単価はそのままで、最終5千円値引きとしたほうが、値引きの意図が伝わります。

このように、同じお客様から同じ工事内容の見積もりを、同じ人が見積もっても,
時と場合によって金額が変わる。これがリフォーム工事に於ける見積もりの特徴と言えます。

現場の状況を踏まえて値引きを変える、これが正しい見積もりなのです。

各工事の単価が高いと全体が高いと思われがちですが、最終的には総額で判断されます。

そこで大切なのは単価設定です。
リフォームのよくあるパターンを部屋ごとに見積もり、まずは、総合的な単価設定をします。
例えば、家全体のリフォームの見積もりで、トイレのクッションフロアの貼替単価と、
単独工事の貼替単価を比べて高いほうに合わせる。ということです。

単独工事の単価を家全体の工事の単価に置き換えれば、当然高くなりますので、
家全体の見積もりを作る際は、最終値引きで適正な金額にすれば、
お客様も、職人さんも、納得できます。

リフォーム費用の相場2

2014-08-07 | リフォームの概算
リフォームの見積もりは

「○○㎡」「○○枚」「○○ヶ所」

というように拾い出された数量を表記する場合と

「1式」

という数量でない表記があります。

「1式」と表記されてしまうと、

「1式」工事には何が含まれているのかが分かりません。

どのような材料がいくつ必要なのかを隠しているようにも思えます。

そこで、
「数量」と「1式」の違いについてお伝えします。

●まず、「数量」は明確です。

ビニールクロスの貼替が10㎡とか、
フローリング貼りが20㎡とか、

その面積や、数を数えれば分かります。
ある意味ごまかせません。

また、相場の単価もありますので、相見積を取れば、
相場かどうかも分かりますので良心的な見積と言えます。

次に「1式」ですが、
これは、リフォームの見積によく使われる数量です。

「1式」の中身はこうです。

材料費+人件費+諸費用

なのですが、

数量と相場単価を掛けた時、日当に満たない場合に、

「1式」

と表現します。

例えば、
ビニールクロス貼りの1㎡あたりの相場単価は1,200円ですが、
10㎡のクロス貼替工事を見積もると、
1,200円×10㎡=12,000円
となり、

日当である20,000円を割り込んでしまうため、

1,200円×10㎡=12,000円
ではなく、
一式20,000円 とします。

1日も掛からない仕事なのに、
1日分の日当を払わないと、
工事しません。ということです。

そういう性格の工事であることは、
職人さんもよくわかっておりますので、
値引いてくれることもよくあることなのですが(^^♪

ということで、
「1式」
の表記は、
日当に満たない工事の時に使われる表記と
お考え下さい。