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【読了】「漁港の肉子ちゃん」 西 加奈子

2015年10月24日 11時45分02秒 | 読了
漁港の焼肉屋で働く太っていて、不細工で妙に明るい「肉子ちゃん」は、住み込みで、まったく似ていない娘の「キクりん」と二人暮らしだ。
その娘のキクりんの視点で、ちょっと思春期に向かって成長をしていく様子が書かれている。

肉子ちゃんは本当に純粋なんで、男に騙され、やっぱり男に騙され、そして男に騙される。そして、流れて北国の漁港に流れ着く。そしてやはり男に騙される。そして変なマグカップを持っている。
キクりんは小5女子で、やっぱり小5女子は小5女子で色々あって、ちょっと思春期で、もやもやする。

そういった中で、いろんな大人たちがいろんな人生で生きていることをしっていく。

本当にラスト80ページは「この本に出会えてよかった」と思える内容で、読了後、肉子ちゃんをギュッとハグしたいと思った。でも勘違いされたら困るのでやめておこう。

西加奈子は二冊目で、前はきいろい象だったのだが、(当時のレビューはこちら→http://kinilog.jp/item/359624)
この西ワールドは心地がいい感じがしてきた。
友人が「サラバ!」がよかったと聞いたので、読んでみようかと思う。


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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気になりました (みっちゃんみちみちU+1F3B5)
2015-11-12 14:33:17
面白そうU+2757
読んでみたくなりましたU+2728
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