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カメラレポート5Dmk2 解像度:カメラ~レンズの関連性

2009年04月04日 | カメラレポート5Dmk2
カメラテストレポート 
5D2 超高解像度の活用~レンズとカメラの関連性テスト

5Dmk2は、5Dとほぼ同じ大きさと重量で超高画素数(21.1M)になりました。
モニターで等倍(100%)画像チェックをすると、ごく一部の高性能レンズしか使い物にならない感じです。
しかし、5D(12.6M)の等倍と同じ大きさ(78%)で見れば、どのレンズも問題無さそうに見えます。

[5D+最高性能レンズ]の解像度なら満足の場合、(多くの場合充分だと思います)
[5D2+高倍率中低解像度(便利)レンズ]で、
超高画素のパワーで5Dベスト以上の解像性能が得られれば、高感度性能の活用と共に、画期的に携帯性や利便性がアップ、シャッターチャンスが大きく広がるはずです。
同じく、スリープモードだった他のダメレンズも逆に目覚めるはずです。

検証テスト結果、判ったこと
・ 5D2+Tamron 28-300は、5D+高性能単焦点を大きく越える解像度(f200迄OK、f300はギリギリ)。
(中低解像度レンズ+高解像度カメラは、高解像度レンズ+中低解像度カメラと同等以上の解像度になり得る)
・ レンズの解像性能は、カメラの解像性能に余り関係無く影響する。
(中低解像度レンズは、中低解像度カメラの解像度を更に下げる)
・図中、解像線数%の二乗が総画素数%相当、線数71%=総画素数50%相当。

メモ:レンズなど
ここでは解像度だけに注目し、その他のレンズ性能は無視しましたが、低解像度レンズは色収差によるフリンジ、歪曲などの問題が有り、小絞りボケの効果や味などもまた別の問題です。

・Tamron 28-300は便利だが、高倍率の宿命で解像度?、5D2にはとてもダメと思っていた。
しかし小型軽量高倍率、手振れ補正効果は素晴らしく、生かせることはうれしい。
・ Macro100、70-200F4 IS、135 F2は、Canon最高レベルの高解像度レンズ。
将来の5000万画素?機にも対応可能と思われる。
 (図はカメラJpegでのデータだが、RAWではナイキスト周波数まで辛うじて解像しているので、ローパスフィルターのカットオフ点が上がれば、まだまだ解像するはず)
・ 24-105F4+5Dは中央部がピンずれ。カメラによってピントがバラバラ。5D2のLV AFではピント完璧。
・70-300 DOは、外れ個体だと思われる。中心部が凹んだ解像特性はおかしい。
それでも5D2+DOでは、5D+最高性能レンズよりも解像度が上回る。
・ ケンコー2X teleplus pro300+24-105は普通にAFも使えるが3個買って全部外れ(泣)(EF×2Ⅱは使えない)。
70-200F4+ EF2×Ⅱは普通AFが効かない(1Ds3はOK)が、LV AFで完璧、解像度劣化は少ない(親レンズ次第)。

・ AFの誤差によって解像特性は大きく変わる。(F8でも)
5D2のLVによるコントラストAFはほぼ完璧で、5Dとは解像特性カーブが違ってしまう。(5Dでは距離によるピン移動の問題も有り)

ー続くー