雲南の写真 etc.元陽、紅土地 、シャングリラ、麗江、他

雲南の景観に魅せられて通い始めました。
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太湖散歩&1Ds Ⅲ、Ⅱ屋外試写/比較

2008年01月30日 | カメラレポート
雲南の写真のレベルアップを目指して1Ds markⅢを入手以来20日間、無錫は連続悪天候でした。
この間、解像度チャートやらの室内試写ばかりで一寸うんざりしていました。

1月24日朝、ふと外を見たら何と青空が!
仕事をほっぽり出して試写に太湖へ、でも午後から曇りだして軽装に寒風がびゅんびゅん、かなり我慢しましたが、半端で帰ってきました。

最初の関心はこのカメラの解像感を場面ごとに早く把握したいという事です。

その後4日間、記録的豪雪(当地としては)、急遽忙しい日々になりました。

以下、1DsⅡと1DsⅢの屋外での比較です。
比較の為12Mに統一リサイズ、pixel 100%で切取り。

画像:解像感比較1.~松(妙に大きな葉です)
1DsⅢ21.1M、1DsⅡ16.7M、26%(以上?)の差が出ました。
先の、宿舎窓から街路樹撮影での比較と同じ感じでした。

レンズ:EF 70-200 F4L F4 IS
 中心部の解像度はF5.6がピーク、中心部は開放とF5.6が互角、
 Macro 100 にほとんど負けない、ズームでは最高のレンズだと思います。
   

解像感比較2.鹿頂山

2008年01月30日 | カメラレポート
鹿頂山は「無錫旅情」に出てきますね。昔は鹿がはねていたとか。

26%の画素数差は極めて微妙な差とも見えます。

比較の為12Mに統一リサイズ、pixel 100%で切取り。
レンズ:EF Macro 100 F4(最新版)
近接ばかりでなく、遠距離でも最高の解像度です。

解像感比較3 雑木

2008年01月30日 | カメラレポート
モヤモヤした枝の重なりの解像感はどうか?
結果は、期待に反して有意差無しでした。

他にも色々比較しましたが、似たような結果でした。

比較の為12Mに統一リサイズ、pixel 100%で切取り。
レンズ:EF 100 macro F5.6

上海で1Ds mkⅢをゲット!~返品~交換~テスト

2008年01月10日 | カメラレポート
私はカメラ高画素大歓迎、ポスターサイズプリント指向で、少し前迄は大判カメラの領域に、135サイズの機動力で踏み込む事が出来るなんて、夢に見た世界、楽しんでいます。
心配だったレンズも、これからの高画素化にまだまだ付いて行けると思われ、楽しみです

1DsⅢ? 5DⅡ? D3x? と悩み中のところ、上海で1DsⅢを1台発見、日本で予約すれば入手は夏かも、との情報もあり、衝動買い、不具合で交換のトラブルの後、早速現有1DsⅡと並べてテストも始めました。
以下、ⅡからⅢへの進歩の期待項目について、初期の感想や疑問点を記します。

解像度、解像感
場面によって異なります。実写はこれからですが、初期比較画像のみ掲示します。
・解像度:画素数26%up分が正直に反映されているという結果です。
・遠景の森や木の葉のモヤモヤ等は大きな改善で、大判の独壇場に更に肉薄、これにはワクワクです。
・遠景建物等の直線的な部分は全く差が判らない。
1DsⅡから画素数26%upでは判らず、5D→1DsⅡの32%upも差は不明確、5D→1DsⅢの65%upなら明瞭な差です。D3との74%差は未確認ながら、比較にならないでしょうね。
 比較の為、画像は12Mに統一リサイズ、pixel等倍切取り、シャープネスは微調整しました。  

レタッチ耐性(簡単なテスト結果)
中国特有?の晴れることの無い霞み、「霞み取り」の強引レタッチ(トーンカーブおっ立て等)が必須、ここで階調が粘る、レタッチ耐性強化が欲しいです。
・結果:1DsⅡとほぼ変わらず。暗部の階調など、A/D14bit化の効果も今のところ実感できず、低感度でのノイズレベルもほぼ変わらないように見えます。

シャープネス
・1DsⅡに比べてⅢはレタッチでのシャープの掛かり方が柔らかくて良い感じ、大きなアドバンテージだと思います。

購入経過
・上海で購入~返品・交換事件
私は無錫駐在ですが、何でも有る上海のカメラ店を発見、「まさか1DsⅢは無いだろう?」と聞いたら「1台有るよ」、
値段は高め(事情あって公開は勘弁願います)だったけれど、既に喉から手が出ていたので、上海の友人に急遽借金して即購入しました。
帰宅後、早速テストに入ったところ、ライブビューが変な状態、フォーカスフレームが画面中央の時のみ、画面が消えてしまいます。
フレームをずらすとOKです。
OKとは言っても、ISO100にして悪寒の走るノイズの巣窟を覗いてしまいました。(これってノイズ処理前画像?)
ファームウエアを上書き、設定全解除をしても変わらないので、上海のキャノン修理センターに持ち込み、予想外の好対応にびっくり、同センターの1DsⅢと並べて診断、「故障証明書」を作ってくれて、当日交換に成功しました。筆談交渉に大汗!

霞み取り強引レタッチ

2008年01月10日 | カメラレポート
強引レタッチ
中国はどこへ行っても空気が不透明、霞っぽく、風景写真は撮ったままでは全く使い物になりません。
撮影旅行は最低1週間ないと、霞みが弱い日を捕まえられないです。
サンプル写真
07年5月の雲南紅土地、「レタッチ前」の画像が最良の日でした。
これを後からレタッチ加工、「レタッチ後」のように「洗濯」します。
強引なレタッチは、元々乏しい階調を無理やり引き伸ばすので階調とびを招き、汚い画像
になりやすいです。
カメラの特性、潜在能力が問われます。
1DsⅢはA/Dコンバータが14ビット化され、階調情報が俄然豊かになったはず、もっと強いレタッチに耐えられるはずですが、1DsⅡと比較しての改善はまだ確認に至らず、一寸あきらめ気分です。


1Ds mkⅢ ライブビューショック

2008年01月09日 | カメラレポート
新搭載のライブビュー(LV)撮影機能は、大きな期待でした。
あわせて従来の悩み、シャッターショックブレ軽減の期待をしました。
今迄不可能だった精密MFが可能に、そのまま撮影可能のはずでした。
テスト結果
・LVでのピント合わせ:究極のMF、期待通り快適です。
・LV撮影ショック:通常のミラーアップ撮影よりもショックブレが少ないかも、を期待、しかし結果は正反対、通常のミラーアップ撮影(シャッターショックのみ)のおよそ10倍、ミラーショックに匹敵するショックです。
不思議なことに、通常のミラーショック・シャッターショックは縦方向にブレるのが、「LVショック」は横方向にブレるのです。
シャッターは縦走り、しかしシャッタープロテクター?は横走り?でも何でこんなに大きなショックが?

これでは精密ピント合わせも台無しです。
~対策はLV撮影をやらないこと?動作シーケンス変更、ファームウエアの特注?

シャッターショック
・Ⅱより僅かに大きくなったようです。静音モードも関係無さそうです。
Ⅲでシャッター音が変わり、シャッターショックの改善結果かと期待したのですが。

掲示画像:各種カメラショックによるブレのサンプル
解像度チャートで、ブレ方向、ブレの強さを判定。
テストは結果を見やすくする為、f560、ss1/13~15、故意に三脚のエレベーターを上げました。
Gitzo GT2540 EF100-400+EX1.4=f560
画面中心部を切取り 斜体文字は解像本/mm 200,4000は水平方向線数
「ストロボ撮影」のみEF70-200F4f135F8(すごい解像度!)

kakaku.kom1DsⅢ掲示板に質問投稿しました。
結果、皆さんに色々なご教示や意見を頂き、結末が見えてきました。
要するに対策は無さそう、という事です。

以下、最終投稿のコピーです
お陰様で、大分色々判って、すっきりしてきました。
まとめ:ここ迄は確認或いは想像出来るようになりました。
・ライブビュー中はシャッターチャージは終わっているというバカな勘違いをしていましたが、実際は、レリーズ後シャッターチャージなので、反動は当然だと判りました。(但し、ミラーはアップしたまま)
・そして想像に反して、多分チャージモータは縦軸、当然、横方向の反動が発生。
・LV撮影の露光時はメカシャッターが走る。
・しかし、40Dのライブビュー撮影は、シャッター全開のまま、センサーコントロールによる純電子シャッターで露光するので反動ゼロ。

残る疑問は、
・シャッター、ミラーの動作は1DsⅢでも40Dと同じに出来るはず。
・違いはただ一つ、センサーコントロールによる純電子シャッター動作が出来る、出来ない、或いはやる、やらない、だけだと思いますが?
・センサーシャッター撮影の画質への影響、フラグシップ機としては躊躇するものがあるのでしょうか?

私がカメラメカニズムの不勉強もあり、いまだにすっきりしないのですが、
当面これ以上の進展は難しそうですので、いったんまとめさせて頂きたいと思います。
LV撮影に限らず、高画素画質を謳歌する為に、如何にブレを無くすか、そちらを大いに情報交換したいですね。
また何か情報が有りましたら是非ご教示お願いします。

皆さん、本当に有難うございました!



カメラショック

2007年09月01日 | カメラレポート
突然ですが、風景撮影時の悩み、カメラショックのテストデータです。
ミラーとシャッターの作動の振動で、どうしてもブレが発生します。

・ミラーショック:ミラーアップ常用で完全防止可能。
 手持ちではファインダー真っ暗ですが、私は使います。
・シャッターショック:防止不可能、超低速か超高速シャッター使用で逃げる。
 中速シャッターの対策は重い三脚(5Kg以上)だけです。
 でも山歩きは不可能です。

風景撮影にカメラ高速性能は不要なので、「ソフト作動モード」が欲しいなあ。