「津軽海峡･冬景色」は、1977年1月1日リリースされた石川さゆりさんの15枚目のシングル楽曲です。三木たかしさんが作曲･編曲したメロディに阿久悠さんが作詞。この楽曲リリース時の石川さゆりさんは19歳でした。
1976年11月25日にリリースされたコンセプトアルバム「365日恋もよう」という、阿久悠さん、三木たかしさんによる12曲を1月～12月の歌で、少女が大人の女へと成長していく1年間を12曲で描いた同アルバムの最後を飾る12月の曲として制作されたものです。
1月 伊那の白梅
2月 雪まつり
3月 流しびな
4月 花供養
5月 日豊本線
6月 雨降り坂
7月 螢の宿
8月 瀬戸の花火
9月 私の心の赤とんぼ
10月 千本松原富士を見て
11月 横浜暮色
12月 津軽海峡･冬景色
最近はイントロ（前奏）のない楽曲が多くなっていますが、以前はイントロで盛り上がってくる楽曲も多く、この楽曲も大インパクトのイントロから始まっています。作編曲した三木たかしさんは、「冬の津軽海峡の厳しい寒さ、海の荒さをイメージ」してこの部分を作ったそうで、石川さゆりさんも、はじめて聴いたとき「何だこの曲は」と衝撃を受けたと語っています。
♬上野発の夜行列車 おりた時から
青森駅は、雪の中
北へ帰る人の群れは誰も無口で
海鳴りだけを聴いている
私も１人 連絡船に乗り
こごえそうな鴎見つめ 泣いていました
ああ津軽海峡冬景色
2021年の「第72回 紅白歌合戦」44回目の出場となる石川さゆりさんの歌唱曲は代表曲の1つ「津軽海峡･冬景色」です。1977年（第28回）初出場時も「津軽海峡･冬景色」を歌唱しており、2007年（第58回）「津軽海峡･冬景色」、2008年（第59回）「天城越え」以降は交互に歌われ、「天城越え」と並ぶ12回目の「津軽海峡･冬景色」です。
この楽曲を聴くと、ああ今年ももう終わるな（大トリになるかな～と思って書いていたのですが、ハズレでした）と･･･たとえるならば、日曜日の「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」を観るような気分になる方もいると思います。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。
よい年をお迎えください。
