こんな世界新記録はいらないけど。
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が2024年7月23日に速報値として、2024年7月21日の世界平均気温が、1940年以降の観測史上最高となる17.15℃だったと発表。これまで最高だった2024年7月21日の17.09℃と2日連続で上回り、現在の世界新記録です。
その伏線として、気候変動とエルニーニョ現象の影響で、月単位での世界平均気温が2024年6月まで13ヶ月連続で最高を更新し続けていたことも一因でしょうか。
このまま右肩上がりで気温上昇していきますと、今後、数ヶ月間、数年間で新たに記録更新されることになるでしょう(2024年7月24日時点ですので、これが公開された日には更新されているかも)。
さて、そんな猛暑日が続くなかで、そもそも「人間は何℃まで暑さに耐えられるのだろう?」という疑問。
これを研究しているのが米国ペンシルベニア州立大研究チーム。
2010年の発表では、「湿球温度35℃」が人間の耐えられる上限であると結論づけられていました。この湿球温度を超えると、人体は安定した深部体温を維持するため、身体の表面から汗を蒸発させて、体温を下げることができなくなるとされています。
なお、湿球温度35℃とは、「湿度100%で35℃」あるいは、「湿度50%で46℃」に相当するとのこと。ちなみに、この結論は実験室の環境下で行われたテストで導き出されたものだというので、テストに参加した方は大変だったでしょう。
その後、2022年3月に発表された被験者の体内の中心温度を調べる研究では、これよりも低いことが示されました。
その結果は、「湿球温度30~31℃」。
湿球温度とは、水分が蒸発するときに奪われる熱と下がった分だけ周囲から補給される熱が等しくなる温度のこと。
このまま右肩上がりで気温上昇していきますと、今後、数ヶ月間、数年間で新たに記録更新されることになるでしょう(2024年7月24日時点ですので、これが公開された日には更新されているかも)。
さて、そんな猛暑日が続くなかで、そもそも「人間は何℃まで暑さに耐えられるのだろう?」という疑問。
これを研究しているのが米国ペンシルベニア州立大研究チーム。
2010年の発表では、「湿球温度35℃」が人間の耐えられる上限であると結論づけられていました。この湿球温度を超えると、人体は安定した深部体温を維持するため、身体の表面から汗を蒸発させて、体温を下げることができなくなるとされています。
なお、湿球温度35℃とは、「湿度100%で35℃」あるいは、「湿度50%で46℃」に相当するとのこと。ちなみに、この結論は実験室の環境下で行われたテストで導き出されたものだというので、テストに参加した方は大変だったでしょう。
その後、2022年3月に発表された被験者の体内の中心温度を調べる研究では、これよりも低いことが示されました。
その結果は、「湿球温度30~31℃」。
湿球温度とは、水分が蒸発するときに奪われる熱と下がった分だけ周囲から補給される熱が等しくなる温度のこと。
湿球温度35℃を一般的な乾球温度に換算すると、湿度が100%、つまり肌から汗が蒸発しない状態なら35℃、湿度が50%なら約46℃。
計算してみたら、記憶が飛びそうな結果に・・・。
湿球温度30~31℃を一般的な乾球温度に換算しますと、湿度が100%、つまり肌から汗が蒸発しない状態なら30~31℃、湿度が50%なら約40~41℃。
(湿球は氷結していない状態。大気圧は 1013.25hPa。乾球温度および湿球温度の算出は多項式となるため、ニュートン法により算出)
(2020年8月17日)
要するに、昨日の「2050年ころには気温が47℃を超える日が続くと考えているとのこと」ということは、2050年ころには外出禁止が法律化しているかも知れませんね。
いますぐ、法律化してほしいですけど。
なお、研究チームは「高温時にも人体を安全に保つ方法」として、「十分な水分補給を行うこと」および「少しでも涼しさを保てる場所を探すこと」を挙げています。
ただ、それだけですが、みなさま、どうぞ安全にお過ごしください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。