指定席ならばいつ行っても席が確保されているため、球場の開場時間に合わせて行動すればいいのでスケジュールが楽なのです。一方、自由席は安くていいのですが、いい場所で観ようと思うと朝早くから並ばなくてはいけません。これは野球を観るだけではなくて、新幹線なども同じシステムです。球場によっては全席指定もあり、新幹線でものぞみは全席指定みたいなものです。
しかし、消費税と物価は上がりますが、給料は増えず、お小遣いも増えない現代社会。お財布との相談も必要ですし、自由席に座った分、ビールを一杯自分にサービスという考え方もあるでしょう。
2016年球場ガイドとして、12球場で一番安く観戦できるチケット情報をご用意いたしました(非ファンクラブ、大人、当日料金)。
西武プリンスドーム / 埼玉西武ライオンズ
外野自由席; 1900円
外野自由席とありますが、席はありません。基本、芝生です。自然を満喫いたしましょう。一部試合を除いて、平日は内野自由席もあり2500円です。外野自由席が前売1800円に対し、内野自由席は前売2000円。席のお得感は内野自由席、試合の応援感は外野自由席。どちらにするかはそれぞれ自由。
阪神甲子園球場 / 阪神タイガース
外野席; 1900円 (土日祝・巨人戦は2200円)
ここも全席指定です。外野指定席は何よりですが、ビジターファンにとってはビジター専用応援席を確保しなければ、タイガースファンに包囲されてしまう過酷な状況になります。なお、このレフトビジター専用応援席は対戦相手によって広さが変わり、ドラゴンズ、ベイスターズ、スワローズ、ライオンズはわずが1000席ほどしか用意されません。
横浜スタジアム / 横浜DeNAベイスターズ
外野立ち見; 1900円
全席指定ですが、外野に立ち見席があります。これが、なんと1900円。次に安い外野指定席は2100円ですから、値差200円で立ちっぱなしか、座りっぱなしか。それに内野にも立ち見席がありますが、これが3100円。内野指定席Cも3100円。どうなのでしょ?
京セラドーム大阪 / オリックスバファローズ
外野自由席; 1800円 (土日祝・特定試合・巨人戦を除く)
上段外野指定席; 1600円 (ジャイアンツ戦)
なんと、ジャイアンツ戦に限り、自由席よりも指定席の方が安い(5月31日～6月2日)。基本的には平日1800円(前売り1600円)の自由席が最も安く、土日祝は1900円(前売り1800円)。
Zoom-Zoomマツダスタジアム / 広島東洋カープ
内野自由席; 1700円
外野席に自由席設定はありませんが、内野2階に自由席が設定されています。外野のパフォーマンス指定席は1900円。どちらを選ぶかはそのときの気分で良いでしょう。
QVCマリンフィールド / 千葉ロッテマリーンズ
外野応援席(自由席); 1500円 (バリュー)
ヤフオクドームと同じバリュー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ試合の5段階設定で、ゴールドまでは外野応援席(自由席)があります。価格設定は1500円、2000円、2200円、2400円(前売は200円引き)となっています。
ナゴヤドーム / 中日ドラゴンズ
パノラマB(外野指定席); 1500円
公式戦は全席指定になります。一般的に言う外野指定席は1900円ですが、外野の5階に相当するパノラマB席が一番安くなっています。
札幌ドーム / 北海道日本ハムファイターズ
外野自由エリア; 1400円 (バリュー)
プラチナ試合でも2000円(前売り1800円)で、横浜スタジアムよりもお得感があります。プラチナ試合・全席指定以外の場合は内野自由席もあります。
神宮球場 / 東京ヤクルトスワローズ
外野自由席; 1300円 (バリュー) / 1800円 (ベーシック) (※巨人戦、阪神戦などの一部は外野自由席なし)
月に1～2回行われるバリューデーの外野自由席は1300円です。しかも、セ・リーグで外野自由席があるのは神宮球場だけです。これでホームランボールがたくさん飛んでくるのですから、コストパフォーマンスは大でしょう。
東京ドーム / 読売ジャイアンツ
立ち見; 1000円 (一部の試合で300円増)
公式戦は全席指定。立見席を自由席と言っていいのか判りませんが、外野の応援席と同じムードで楽しめます。また、内野側にも立ち見ゾーンはあるものの、立ち見エリアには幾重にも人が重なります。立ち見最前列を確保するためには、朝6時ころから並ぶ必要があります(経験者)。
ヤフオクドーム / 福岡ソフトバンクホークス
ホークス応援席、外野指定席、外野自由席、ビジター応援席; 1000円 (バリュー)
内野立見B、ホークス応援立見、外野立見; 1000円 (バリュー、ブロンズ)
平日開催のバリュー試合は外野すべてが1000円。また、新設された内野立見B。ここにはヒップバーと小テーブルが付く立見環境になっているそうです。さらにお得なのは各試合200～250席、ソフトバンク携帯電話を利用している人に向けて一試合最大4枚(最大6試合)まで内野A指定席(3000～5300円)を980円で購入出来る「熱トクキャンペーン」を実施するそうです。
Koboスタ宮城 / 東北楽天ゴールデンイーグルス
外野芝生自由エリア; 500円 (バリュー、シルバー)
ワンコインです。おそらく、ビールの方が高くつくでしょう。ゴールド以上の試合では1400円、1700円、2400円の設定ですから、驚きの価格と言っていいでしょう。なお、バックスクリーン左後方に観覧車などを設置した「楽天山パーク」が整備されていて、楽天山パークに入場すれば4月21日まではプレオープンで300円で外野自由席に入れるそうです。
パ・リーグは曜日や対戦相手によってチケットの価格が変わるフレックス設定になっています。そのため、閑散期の平日などは格安チケットが販売されます。また、一部試合を除いて自由席が設定されているのも特徴ですね。
さてと、野球場へでも行ってきますかな。 
