球場などに企業名や商品名をつけるネーミングライツ(命名権)ですが、1990年代後半くらいから一般的になり、いまではいろいろなところで自然に目につきます。
ただ、どうしても企業名が途中で変わったり、買収されたり、契約を途中で解除したりした場合、せっかくネーミングライツによる球場名などが定着して、それが馴染んで愛着がでてきたところで、「あれ?」となったりします。
たとえば、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地「楽天生命パーク宮城」は、2005年から3年契約で人材派遣会社・フルキャストが宮城県から宮城球場のネーミングライツを取得し、「フルキャストスタジアム宮城」と名付けたのですが、2007年にフルキャストは労働派遣法違反により東京労働局から業務停止命令を受け、「(宮城)県や県民に迷惑をかけた」ということで期間満了せずに契約解消となり、2008年からは「楽天Koboスタジアム宮城」にネーミングライツによって変更になりました。
また、千葉ロッテマリーンズの本拠地「ZOZOマリンスタジアム」は、2011年から通販番組運営会社・QVCにより、「QVCマリンフィールド」となっていましたが、2016年に契約任期満了前に解除。そのあと、株式会社スタートトゥデイ(現;株式会社ZOZO)により、現在の球場名になりました。2019年にヤフー株式会社(現;Zホールディングス株式会社)に買収されますが、契約について「やめる理由はない」とし、2026年の契約期間終了まで変更はなさそうです。
さて、ほぼ定期的に球場名が変わるのが、埼玉西武ライオンズの本拠地です。
ライオンズが埼玉県所沢市への移転1年目となった1979年以降の本拠地球場名は、よく変わっています。
西武ライオンズ球場:1979年~1997年
西武ドーム:1998年~2004年
インボイスSEIBUドーム:2005年~06年
グッドウィルドーム:2007年
西武ドーム:2008~2014年
西武プリンスドーム:2015年~2016年
メットライフドーム:2017年~2021年
そして、メットライフとの契約が満了し、新たに通信販売会社・ベルーナ(埼玉県上尾市)とネーミングライツ契約を結び、2022年3月1日から球場名を「ベルーナドーム」に変更されます。
ベルーナドーム:2022年~2027年
ちなみに、最寄り駅の西武鉄道狭山線ならびに山口線「レオライナー」の終点駅の「西武球場前駅」は変更ありませんが、この駅も過去にネーミングライツとは別の理由で駅名が変わっています。
村山公園駅:1929年~1933年
村山貯水池際駅:1933年~1941年
村山駅:1941年~1951年
狭山湖駅:1951年~1979年
西武球場前駅:1979年~
ちなみに、次にこの球場を訪問する機会があった場合、私の車のナビで目的地「ベルーナドーム」は設定できないままであろう。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。