「メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと決意した。」
今の小学生はこの本を読んだことがないのでしょうか?
太郎は12年近くの人生の中で、「国語の教科書にはなかった」と言っています。
有名な太宰治の1940 年の作品「走れメロス」の冒頭です。
内容は、自分の身代わりとなっている捕らえられている友人セリヌンティウスがいます。
暴君と言われているディオニス王との約束の時間までに帰ってこないと、そのセリヌンティウスが処刑されてしまう。
メロスが戻っても自らが処刑されるのではあるが・・・。
それでも、暴君ディオニス王の元へメロスがひたすら走るという物語です。
先日、会社の帰りに本屋によって、普段立ち寄らないコーナーに行ったら、「マンガで読む名作文庫」というのがたくさんありました。
懐かしく思い、「人間失格(太宰治)」、「藪の中・羅生門(芥川龍之介)」と一緒に買ったこの一冊です。
走れメロス・富嶽百景 (ホーム社漫画文庫) (MANGA BUNGOシリーズ) 価格:¥ 550(税込) 発売日:2010-07-01 |
ちょうど葡萄隊のちびっ子たちは夏休み。
文字ばっかりで、漢字も読めないような文庫本ではなく、マンガで読んで読書感想文というのはどうでしょう?
しかし、それは反則技でしょうか?
いや、待てよ。大体、読書感想文の宿題が出ているのでしょうか?