野球小僧

ごめんねごめんね~ / U字工事

「ごめんねごめんね~」は、U字工事は福田薫さん(左、ツッコミ担当)と益子卓郎さん(右、ボケ担当)の2人からなる漫才コンビの漫才のオチにつながる益子さんのセリフです。

共に栃木県出身で、地元の高校の同級生だった2人によるコンビで、栃木弁による漫才を行います。地元栃木の特産品や名物、栃木と近隣県との関係に絡めたネタや田舎あるあるにちなんだネタが主流です。

益:だって栃木はね、強いんですから大丈夫ですよ
福:そのよくわかんない自信はどこから来るんだ?まず
益:栃木にはね元関東っていう、でっけーブランドがあんだよ
福:お前、それ言ってて恥ずかしくねえんか?
益:いや、元関東っていったら元メジャーリーガーっつってるようなもんだかんな、お前
福:いや、栃木は北関東なんだから野球でいったら台湾リーグみてえなもんだろそれ
益:何言ってんの?お前
福:お互い「何言ってんの?」のやり合いじゃまずいだろ。東北のいいところあるでしょ?
益:何がすごい・・・栃木は負けませんよ、お前よ
福:青森だったら・・・
益:青森何よ?
福:有名な「ねぶた祭り」があっぺ
益:栃木には日本三大祭りの1つ、「栃木かんぴょう祭り」があっぺな、お前、コラ、お前
福:いつから三大祭りになったんだよ
益:子どもたちがかんぴょうのつかみ取りでにぎわうんだかんな、お前
福:止まってるかんぴょうをつかみ取りして何が面白えんだ、あれ?
益:面白えべや
福:秋田だったら・・・
益:秋田は何よ?
福:伝説の「なまはげ」がいっぺや
益:お前、栃木には伝説の「ガッツ石松」がいっぺな、お前コラ
福:一緒にすんな、お前
益:一緒だんべやお前。部類はお前
福:大先輩だろう。それに岩手だったらね・・・
益:岩手何よ?
福:「岩手めんこいテレビ」っていう立派なテレビ局があんのがすごいね
益:そしたら栃木には、お前「とちぎテレビ」があっぺな、お前よ
福:でもちょっと負けてっぺや
益:お前「とちテレ」なめんな、お前
福:その略し方やめろ
益:「とちぎテレビ」はな、毎日毎日夜の9時55分からな、その日亡くなった方の名前をひたすら読み上げる。お前「おくやみ」っていう番組が。お前、視聴率ランキング第3位だかんな、お前
福:なんでそれみんな見てんだよ。福島だったらね・・・
益:福島何よ?
福:人気の麺がいっぱいあっぺや
益:麺何があんの?お前よ
福:喜多方ラーメンとか白河ラーメンとか
益:そしたら栃木だって福島に負けないような世界につうじるすばらしい麺があっぺな、お前
福:何があんだよ?
益:ごめんねごめんね~
福:全然だろ。いいかげんにしろ。ありがとうございました

さて、2020年のお盆前には都市圏のみならず地方都市でも日本中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、それにともなって地方では、感染された方に対する強烈なバッシングだけでなく、都市圏から帰省した方への嫌がらせなどという事態まで起きてしまいました。

以前にも書いたことがありますが、感染した方への差別があれば、感染を隠そうとする方も増えます。そうなれば重症化する方も出かねませんし、感染を隠すことでさらなる感染拡大を招く可能性もあると考えます。さらなる危機に発展しかねないと考えられるのですが・・・。

大阪大、慶應義塾大や広島修道大などの研究グループでは、2020年3月~4月に、日本、米国、英国、中国、イタリアで400~500人規模で意識調査を行い、「新型コロナウイルスに感染する人は、自業自得だと思うか?」の質問に対し、「そう思う」(「強くそう思う」「まあまあそう思う」「少しそう思う」の合計。以下同)と答えた人の割合が、日本が突出して高かったという結果だと発表しています。

日本:11.5%、欧米3ヶ国:1%~2%、中国:4.83%

さらに、7月~8月に再度、日本、米国、英国で1000~1200人規模で別の方々を対象にして再調査を行っています。その結果も、同じような傾向でした。ただし、数字には大きな違いが出ています。

日本:17.24%、米国:4.90%、英国:1.36%

この調査結果から、日本では感染してしまったことを「本人の責任」と考えている意識が強いからか、このような状況が繰り返されることが、なんとなくわかります。

感染症というものは、そもそも誰にでも可能性はあると思いますし、依然として新型コロナウイルスはわかっていないことも多く、これだけ感染経路不明の方が多い状況です。今ではほとんどの方が感染防止対策を行っており、よほど不埒な行動をしていない限り、偶然感染しても不思議ではありません。感染された方は被害者であるはずです。そもそも、日本では「悪いことに遭ったのは、その人が悪いはず」という風潮が見受けられます。何か事件があった時にでも、被害に遭った原因を被害者に求めるようなことが見られたりしますので、現在の状況も同じようなことからだろうと思えたりします。ただ、一方でスポーツ選手や芸能人などの方が感染したことが公表されると、(一部の芸能人の方を除いて)心配したり、応援するようなインターネット上のコメントや報道が見受けられるのも事実です。

この差は、自分の身近に危機が迫っていないからなのかもしれません。ニュースなどで自分の日常とかけ離れた場所や状況の場合、何も感じないことが多いかも知れませんが、一転して自分の身の回りにで起こりうる可能性があると感じた場合、恐怖と不安に襲われることがあると思います。恐怖というものは、自分の身体に危機がせまっているときに強く感じます。不安は、未来に終わりが見えない時に発生します。恐怖も不安も、誰しも持っている感情ですが、過剰になってしまうと考えがまとまらなくなり、ときに人を誤った行動へと導いてしまうのではないでしょうか。

それでも、日本人みんながみんな嫌がっているわけではないと思いますし、間違った行動に導いてしまっているのは、新型コロナウイルスの所為だと思っています。誰もが悪い人じゃないと信じています。むしろ、人々に危険を伝えたいという善意から「よかれ」と思って、声を上げていると考えたいです。

ですから、仕事で迷惑をかけたとか、心配をかけたことに対して、「ごめんなさい」ということは別に構わない思えます。でも、遊びまくってかかったり、感染しているにも関わらず、ほかの人に移してしまうような迷惑行為をしたというのならばともかく、あまりむやみに謝るのは、みんなにごめんなさいというのは、違うのかなと思います。遊んでいたからかかるわけではないですしね。真面目に仕事をしていてもかかるし、ちゃんと感染予防したってかかると思うので、本当に誰がかかるか分からないですよね。かかっている人に罪はないと思います。

今後、私たちがとるべき行動は、自分だけよければいいという気持ちではなくて、社会全体で新型コロナウイルスがなくなるように考えて、日常を過ごしていくことに時間とエネルギーを使ったらいいかなと思います。

さてさて、U字工事の一世を風靡した「ごめんねごめんね~」ですが、生みの親は大学進学後に10年近く工場でバイトしていた時の後輩からのパクリだそうです。お酒を飲んでる時に後輩とちょっとケンカになって、「なんだ、おめえこら!」「じゃあいいよ、おれが悪いや。ごめんねごめんね~」っていうやりとりがあり、それが「おもしれえな~」って、心に残っていて、ライブで漫才やった時にやってみたらウケて、これが「ごめんねごめんね~」が生まれたきっかけだそうです。

「ごめんねごめんね~」くらいの軽さでいえるような日が、一日でも早く来ることを願っています。

■外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、「3つの密」の回避を心掛けましょう。
■新型コロナウイルス感染対応を呼び掛けている場所やお店などがある場合は、指示にしたがいましょう。
■お出かけの際は、各施設、イベントの公式ホームページで最新の情報を確認しましょう。

私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
ろくさん、こんばんは。

そのお気持ちはわかるような気がします。よくわからないものに対しての不安は誰しも同じことですしね。

思いやりの心を使う、優しさは、忘れずにいたいと思います。
まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

簡単そうなことが、この世の中では一番難しいことなのかも知れませんね。

ただ、大事なことはわかっているはずなのですけどね。

何か、世の中がギスギスしていて、新型コロナウィルスは人の心にまで、害を及ぼしていますよね。
roku2007
おはようございます。その通りですよね!!こちらは田舎なので県外に出て来たと聞くと、感染しているのが前提でもう非難です。それが仕事であろうが、遊びであろうが全く関係なしにです。私の心の中にも見え隠れ!!。
ダメですね。思いやりの心を忘れないようにしないといけませんね。
eco坊主
おはようございます。

>今後、私たちがとるべき行動は、自分だけよければいいという気持ちではなくて、社会全体で新型コロナウイルスがなくなるように考えて、日常を過ごしていくことに時間とエネルギーを使ったらいいかなと思います。
↑正にその通り!!!
私が駄文をコメする必要はありません!

悪いのは新型コロナウィルスですから~


感謝の気持ち忘れず事実を見つめて冷静な言動・おもいやりの心で人と接します。
ここにお越しの皆様もどうかお気をつけください。
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