日本のプロ野球のキャンプが後半を迎えるのと入れ替わりに、海の向こうのMLBのスプリング・キャンプが始まりました。
日本では、まるで消費税の値上げの日のように2月1日に一斉にキャンプインします。
海の向こうでは日本と違い、ピッチャーとキャッチャーのバッテリー組が先にキャンプインして、次に野手陣が合流するシステムです。例えばニューヨーク・ヤンキースではバッテリーが2月21日、野手は26日です。
また、日本は練習時間が長いです。極端な言い方をすれば、NHKの「おはよう日本」の始まりから「ニュースウォッチ9」の終わりまでという感じです。
MLBはほぼ午前中に終わります。また、練習メニューは実にコンパクトで10分程度のサイクルでメニューをこなしていきます。
ニュースなどで観ていますと、日本ではキャンプの最初の方では身体作りメニューがあったりします。逆にMLBでは全体でしか出来ないようなメニューだけに徹したりしています。
逆に個人練習の時間は長いのです。身体作りや技術向上などは、あくまでも自分で考えて実施しなければならない世界なのです。
今年のキャンプの初めころに「全体練習はナンセンス」だと仁志敏久さん(元読売ジャイアンツ)が日本のキャンプの在り方に注文を付けたことがあります。
私もプロに対して、キャンプ前半の身体作り期間に対して、この意見は賛成です。
プロにはベテランから、バリバリの中堅、そして高校卒業したての若手などいろんな選手がいます。体つきも体力もいろいろ。そこへ画一な練習メニューを行って、それで充分な選手もいれば、物足りない選手もいるでしょう。さらには、体力的に追いつけない選手もいます。これは大きなケガの元になります。付いて来れないなら・・・という考えもあるでしょうけど。
もう少し判りやすい例で表現しますと、50歳の選手と18歳の選手が同じ食事メニュー・量で良いのかと。まだまだ、身体を成長させるための食事と、身体を維持するための食事。メニューは必然的に異なりますよね。それと同じです。
MLBでは自分自身で何が足りないのかを考え、個人練習の中で行う。
どちらが良いのか、それぞれの歴史、文化があるので決められません。
ただ、数年後には日本のキャンプもMLB流になって行くように思います。
追記。
MLBのキャンプは家族同伴です。練習後は家族で過ごすことが多いそうです。
Y.D選手の将来の家族も来ていますね。
これで、今年も気合が入ることでしょう。
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まっくろくろすけ

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