召集とは:上の者が下の者を呼び集めること
招集とは:立場に関係なく多くの人を集めたり、つながりのある人を集めたりする
ロシアの侵攻により、いまだに「総動員」体制下にあるウクライナ。
総動員令は侵攻開始当日の2022年2月24日に発令されています。徴兵の対象は18歳~60歳の男性で、出国も禁じられている状況です。侵攻直後には、ウクライナ国内では愛国主義的な風潮の高まりもあって入隊を志願者も多く、招集される事例は少なかったようですが、一般市民にも軍への招集令状が届くこともあるらしいです。
一方のロシア。
こちらもニュースなどで報道されているとおり。なりふり構わず招集令状が発行されているらしいです。一時期には動員対象となる男性の出国が禁じられたり(デモなどが起こっていました)、刑務所に収監されている方を招集したり,などのニュースもあります。また、ロシアが占領している地域の住民を対象に招集令状が発行されているということもあるようです。ちなみに、占領地域の住民を徴兵するのは国際条約違反なのですが、ロシアは「占領ではなく併合」という立場だと思います。
日本でも、第二次世界大戦(太平洋戦争)において、戦況の悪化や戦場の拡大で兵士が足りなくなってしまい、動員しなければならなくなったことがあります。
そこで兵士として招集するために一般市民に「召集令状」が発行されました。理由なく召集に応じなかった場合、罰金刑もしくは拘留に処せられ、拒否して逃げたりした場合、捕まるまで追われたようです。
たとえば旧;陸軍では、陸軍省が作成した動員計画に基づいて、連隊区司令部で対象者を指定して発行。発行された令状は最寄の警察署の金庫に密封保管され、動員令が発令されると警察官が市区役所・町村役場に持参し、役所役場の係員が応召者本人に(不在の場合はその家族に)直接手渡したそうです。
令状には「応召者氏名」「住所」「召集部隊名」「到着日時」などが書かれ、これは部隊までの交通切符代わりだったようです。また、受領証が付いており、受取人が受領日と時刻を分単位で記入、捺印の上で係員に渡したそうです。
TVなどで観たことがあるのですが、この令状が渡されるとき、「おめでとうございます」と言われたそうです。そして、「○○君!万歳!」と言われながら見送られなければなりません。
そんな時代だったのです。
ちなみに、召集令状は令状に使われていた紙が赤いので通称「赤紙」と呼ばれていました。ただ、戦争後期には物資不足が原因で染料が足りなくなり、ピンク色になっていたそうです。
ほかにも「白紙=徴用令状(戦争には行かないが軍需工場での勤務などのために召集)」、「青紙=徴用令状(白紙と同じではあるが、退職した方などの再就職命令)」などがあったようです。
なお、現代でも自衛隊における「招集命令書」というのがあります。
現在の日本国憲法下の自衛隊法では旧陸海軍と違い、国民皆兵ではないため無差別に選ばれた一般国民を召集することはできません。このため、予備自衛官や予備自衛官補の一般公募、技能公募と呼ばれる志願制度に基づいて出願し、採用試験に合格し、所定の訓練を終了した場合のみ、予備自衛官や予備自衛官補、および陸上自衛隊の即応予備自衛官として招集の対象となっています。
対象と成る事態ごとに命令書の色が違い、防衛出動にかかる「防衛招集命令書」は「淡紅」、国民保護などの「国民保護等招集命令書」は「淡黄」、治安出動に必要な「治安招集命令書」は「淡緑」、災害派遣にかかる「災害招集命令書」は「淡青」、平時の訓練に対して出される「訓練招集命令書」は「白」とされています。
このうち、防衛招集、国民保護等招集、治安招集の各命令書は一度も使われたことはなく、災害招集のみ2011年の東日本大震災で即応予備自衛官と予備自衛官に対して発動されたことがあります。
なお、私に届いた新型コロナウイルスワクチンの5回目接種の接種券の封筒ですが、なぜか今回は「赤封筒」でした。今まではすべて「緑色の封筒」だったのですけど。

これは私にワクチン接種に「招集」ということを意味しているのでしょうか・・・。中身は「白紙」でしたけど。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。
招集とは:立場に関係なく多くの人を集めたり、つながりのある人を集めたりする
ロシアの侵攻により、いまだに「総動員」体制下にあるウクライナ。
総動員令は侵攻開始当日の2022年2月24日に発令されています。徴兵の対象は18歳~60歳の男性で、出国も禁じられている状況です。侵攻直後には、ウクライナ国内では愛国主義的な風潮の高まりもあって入隊を志願者も多く、招集される事例は少なかったようですが、一般市民にも軍への招集令状が届くこともあるらしいです。
一方のロシア。
こちらもニュースなどで報道されているとおり。なりふり構わず招集令状が発行されているらしいです。一時期には動員対象となる男性の出国が禁じられたり(デモなどが起こっていました)、刑務所に収監されている方を招集したり,などのニュースもあります。また、ロシアが占領している地域の住民を対象に招集令状が発行されているということもあるようです。ちなみに、占領地域の住民を徴兵するのは国際条約違反なのですが、ロシアは「占領ではなく併合」という立場だと思います。
日本でも、第二次世界大戦(太平洋戦争)において、戦況の悪化や戦場の拡大で兵士が足りなくなってしまい、動員しなければならなくなったことがあります。
そこで兵士として招集するために一般市民に「召集令状」が発行されました。理由なく召集に応じなかった場合、罰金刑もしくは拘留に処せられ、拒否して逃げたりした場合、捕まるまで追われたようです。
たとえば旧;陸軍では、陸軍省が作成した動員計画に基づいて、連隊区司令部で対象者を指定して発行。発行された令状は最寄の警察署の金庫に密封保管され、動員令が発令されると警察官が市区役所・町村役場に持参し、役所役場の係員が応召者本人に(不在の場合はその家族に)直接手渡したそうです。
令状には「応召者氏名」「住所」「召集部隊名」「到着日時」などが書かれ、これは部隊までの交通切符代わりだったようです。また、受領証が付いており、受取人が受領日と時刻を分単位で記入、捺印の上で係員に渡したそうです。
TVなどで観たことがあるのですが、この令状が渡されるとき、「おめでとうございます」と言われたそうです。そして、「○○君!万歳!」と言われながら見送られなければなりません。
そんな時代だったのです。
ちなみに、召集令状は令状に使われていた紙が赤いので通称「赤紙」と呼ばれていました。ただ、戦争後期には物資不足が原因で染料が足りなくなり、ピンク色になっていたそうです。
ほかにも「白紙=徴用令状(戦争には行かないが軍需工場での勤務などのために召集)」、「青紙=徴用令状(白紙と同じではあるが、退職した方などの再就職命令)」などがあったようです。
なお、現代でも自衛隊における「招集命令書」というのがあります。
現在の日本国憲法下の自衛隊法では旧陸海軍と違い、国民皆兵ではないため無差別に選ばれた一般国民を召集することはできません。このため、予備自衛官や予備自衛官補の一般公募、技能公募と呼ばれる志願制度に基づいて出願し、採用試験に合格し、所定の訓練を終了した場合のみ、予備自衛官や予備自衛官補、および陸上自衛隊の即応予備自衛官として招集の対象となっています。
対象と成る事態ごとに命令書の色が違い、防衛出動にかかる「防衛招集命令書」は「淡紅」、国民保護などの「国民保護等招集命令書」は「淡黄」、治安出動に必要な「治安招集命令書」は「淡緑」、災害派遣にかかる「災害招集命令書」は「淡青」、平時の訓練に対して出される「訓練招集命令書」は「白」とされています。
このうち、防衛招集、国民保護等招集、治安招集の各命令書は一度も使われたことはなく、災害招集のみ2011年の東日本大震災で即応予備自衛官と予備自衛官に対して発動されたことがあります。
なお、私に届いた新型コロナウイルスワクチンの5回目接種の接種券の封筒ですが、なぜか今回は「赤封筒」でした。今まではすべて「緑色の封筒」だったのですけど。

これは私にワクチン接種に「招集」ということを意味しているのでしょうか・・・。中身は「白紙」でしたけど。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。