センス【sense】
1.物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な―がある」「―のよくない服装」「バッティング―」
2.判断力。思慮。良識。「社会人としての―を問われる」
スポーツで「センスがいい」と言われる選手は、綺麗なフォームだったり、バランスの良い動きだったり、得てして動きに無駄がなく、器用に見えるような選手が多いです。このセンスとは、身体が大きいとか、筋力に優れているとか、足が速いとかという、身体的な特長とは違うものとして使われています。
たまに「センスは生れつきなもの」と思われているかも知れませんが、「センスを磨く」という言葉があるように、後からでも身に付けることが出来るものだと考えます。
でも、同じ指導者から同じ指導を受け、同じ練習をした選手全員が、同じセンスが身に付く訳ではありませんよね。
身体的な特徴、メンタル面、ケガなどの有無などの違いはあると思います。
となりますと、「なんだ。結局は生まれながらのものだ」と結論付けられてしまうかも知れませんけど。
確かに生まれ持ったモノはあると思います。でも、一番大切なのはそれを活かせるかどうかでしょう。
活かせなければ、いくらセンスが良くても、何の意味も持ちませんから。
また、後から身に付けること。後天的センスとでも言えばいいでしょうか。
これはある程度の経験、体験が基になると考えます。その積み重ねがセンスを磨いていくものだと考えます。
例えば、自分のフォームのバラツキを微妙に感じとり、それが短い間に修正出来るようであれば、センスが良い選手だと言われるようなものだと考えます。
北海道日本ハムファイターズに上沢直之選手がいます。昨シーズン一軍デビューして8勝8敗を挙げ、今シーズンも先発ローテーションとして期待される選手です。
小学校はサッカーをやっていて、野球を始めたのは中学校から。しかも、三年間は控えピッチャーであり、専大松戸高校で才能が開花し、2012年ドラフト6位で入団したという経歴です。野球経験は実質8年間です。
チーム関係者は「天性のセンスの持ち主」と言っているとのことで、チーム方針として一軍定着に五年という期間を設定している育成プログラムに対して、三年間で一軍ローテーション入りしたのは、先天的なセンスがあったからに違いありません。
ただ、今年はキャンプから不調。広島東洋カープとの練習試合では二回2安打2失点と打ち込まれ、「上手くいかない。真っ直ぐをテーマにしていたんですが、自分がもともと投げていた球質じゃない」「歯車が合っていない。すごく気持ち悪い。このフォームで投げたくない」と深刻に悩んでいるようです。
偉そうなことを言ってはいけないでしょうけど、ここなのでしょうね。経験が短い分、微妙な感覚をどう修正すればいいのか、引き出しが少ないのではないかなと。要は後天的なセンスが、まだ物足りていないのでしょう。
ここは経験、体験を積んでいくしかないのかな。でも、それは身に付けられるものですから、時間的な限りはあるでしょうけど、しっかりと学んでいくことが必要かと考えます。
さて、スポーツ以外においても、一年の中でセンスを問われる日が男には三日ほどあります。
一つは誕生日プレゼント、もう一つはクリスマスプレゼント、そしてホワイトデーの“お返し”です。
でも、人生悟ってくれば、この三日間は必要なくなりますから。
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まっくろくろすけ

eco坊主
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