沖縄・奄美地方以外はまだ梅雨も明けていないのですが(今週末には関東甲信越の一部では梅雨明けになりそう)、日本全国的に最高気温30℃以上の真夏日、場所によっては35℃以上の猛暑日を観測する地点が続出しています。
東京では梅雨の真っ最中の2023年6月16日30.7℃から3日間真夏日が続き、6月29日には33.8℃を記録。世界が一番暑かった7月4日には京都で36.3℃(決して京都の気温が原因ではないでしょうけど)、さらに世界が一番暑かった記録を更新した7月7日には新潟で37.0℃(決して新潟の気温が原因ではないでしょうけど)の猛暑日になるなど暑さが続いています。

(2022年の夏のひまわり)
記録についてはキリがないので、この辺で終わりにしてほしいですけど。
2023年はペルー沖や太平洋中部赤道付近の海水温が例年よりも高くなる「エルニーニョ現象」が4年ぶりに発生し、通常であればエルニーニョ現象発生の年の日本は冷夏になるのですが、7月6日に気象庁はこの先の1ヶ月予報を発表し、前半の暑さが厳しく、7月12日ころからは、「10年に一度レベルの高温予想」が出ている状態です。
この時期の日本のトップニュースは、猛暑一択といってもいいくらいで、ニュースを観ている私もうんざりするくらいです。
そして、私が気になったのは扱いが小さいのですが、「正のインド洋ダイポールモード現象」が発生したというニュースです。
正のインド洋ダイポールモード現象とは、インド洋西部(日本から見て遠い地域)で海面水温が平年より高く、東部(日本から見て近い地域)は低くなる現象のことです。
この正のインド洋ダイポールモード現象が発生しますとインド洋上空の積乱雲の活動が平常時より不活発となり、フィリピン東海上では季節風(モンスーン)の西風が強くなり、太平洋高気圧の南縁を吹く貿易風の暖かく湿った空気によって、北太平洋西部で積乱雲の活動が活発となります。このため、上空のチベット高気圧が北東に張り出し、日本に高温をもたらす要因になるというのです。
暑さの2倍というか、暑さの2乗・・・。
そして、エルニーニョ現象と正のインド洋ダイポールモード現象が同時に発生した1997年と2015年は台風の発生数、日本への接近数、上陸数が平年より多くなり、2015年の場合には発生した台風27個のうち、「非常に強い」「猛烈な」台風は16個もありました。
台風1号(メーカラー) / 発生期間:1月14日~1月19日 / ピーク:975hPa
フィリピンでは事前に約11万人が避難したが[12]、台風によって各地で水害や土砂崩れが発生し、21日までに確認されている被災者は約11万人。そのほか家屋の全半壊271棟、死者3名、被害額は約8億3856万円
台風2号(ヒーゴス) / 発生期間:2月8日~2月11日 / ピーク:940hPa
統計開始以降、台風が存命しなかった期間(2月8日~2月14日)に発生した台風であり、2019年台風第2号によって猛烈な勢力が記録されるまでは、2月に存命した台風としては過去最大の勢力
台風3号(バービー) / 発生期間:3月11日~3月17日 / ピーク:990hPa
台風4号(メイサーク) / 発生期間:3月28日~4月5日 / ピーク:910hPa
3月に台風4号が発生するのは1965年以来50年ぶり。3月29日からの48時間で中心気圧が50hpa低下するなど急速に勢力を強め、3月31日21時には中心気圧910hpa、中心付近の最大風速60m/sの勢力で猛烈な台風となる。3月に猛烈に発達した台風は観測史上初
台風5号(ハイシェン) / 発生期間:4月4日~4月5日 / ピーク:998hPa
台風5号が4月4日に発生したのは、1950年の統計開始以来最も早い記録
台風6号(ノウル) / 発生期間:5月4日~5月12日 / ピーク:920hPa
5月に台風6号が発生したのは39年ぶり。5月10日9時には前日より発達し、中心気圧は920hpaの非常に強い台風となり、猛烈な勢力となる。12日には沖縄を暴風域に巻き込みながら北上し、九州の南で気圧が990hpaになっても最大風速が30m/sで暴風域を維持
台風7号(ドルフィン) / 発生期間:5月9日~5月21日 / ピーク:925hPa
過去最も早かった1971年5月19日より10日早く、最速の発生。19日から20日にかけて小笠原諸島に接近、父島などを一時暴風域に巻き込む
台風8号(クジラ) / 発生期間:6月21日~6月25日 / ピーク:985hPa
中国海南省では20日から全域で豪雨となり、21日には1日の降水量が102mm、期間の総雨量は732mm。洪水が発生し、約7400ヘクタールの農地が影響。また、ベトナムでは北部で発生した洪水や土砂崩れによって9名の方が亡くなり、6名が行方不明。ベトナム全土で約70棟の家屋が全壊、382棟が被害を受け、600ヘクタールの農地が被害
台風9号(チャンホン) / 発生期間:6月30日~7月13日 / ピーク:935hPa
台風9号が6月に発生は1971年以来44年ぶり。3日15時ころ暴風域は消滅したものの、再発達し、4日21時には大型の台風となり、気圧は960hpaとなる。暖かく湿った空気で梅雨前線を刺激し、愛媛県松山市では1時間に48mmの大雨。9日21時、沖縄県に接近し、945hpaで非常に強い勢力となり、うるま市などでは40m/sを超す最大瞬間風速を観測
台風10号(リンファ) / 発生期間:7月2日~7月10日 / ピーク:980hPa
台風10号が7月2日に発生するのは過去3番目に早い
台風11号(ナンカー) / 発生期間:7月4日~7月19日 / ピーク:925hPa
台風11号としては過去2番目に早く発生。7日9時に非常に強い台風となり、16日23時ころに高知県室戸市付近に上陸し、瀬戸内海を通り17日6時ころに岡山県倉敷市付近に再上陸
台風12号(ハロラ) / 発生期間:7月13日~7月26日 / ピーク:955hPa
ハワイ諸島南西で発生し、トロピカルストームの勢力に達したため、国際名ハロラ(Halola)と命名。西に進んで日付変更線を越えて越境台風として気象庁観測対象となったことから、7月13日に台風番号を割り当てられた。18日には衰弱し、熱帯低気圧に変わったが、その後も南鳥島近海を西に進み、再発達して20日9時に台風に復活し、21日に強い台風となる。その後、北上し、25日に奄美地方などを暴風域に巻き込み、26日19時ころに長崎県佐世保市付近に上陸。越境台風が上陸するのは1997年台風第19号以来、観測史上2個目
台風13号(ソウデロア) / 発生期間:8月1日~8月11日 / ピーク:900hPa
2日12時からの24時間に中心気圧が45hpa以上低下するなど、急激に勢力を強める。4日には2015年最強の中心気圧900hpa、最大風速60m/sの猛烈な台風となる。6日には大型の台風となり、9日0時ころに台湾に上陸し、その後も西進して中国に再上陸
台風14号(モラヴェ) / 発生期間:8月7日~8月14日 / ピーク:985hPa
東京都小笠原村では8日の降り始めから10日にかけての総雨量が約300mmミリの「50年に1度」とされる記録的大雨になり、土砂災害警戒情報を発表。関東地方では10日に大気の状態が不安定になり、局地的な雷雨になった
台風15号(コーニー) / 発生期間:8月15日~8月26日 / ピーク:930hPa
16日15時からの24時間で中心気圧が45hpa低下し、17日15時には中心気圧935hpaの非常に強い台風となる。23日に勢力が弱まったが、24日に東シナ海上で再び非常に強い勢力となり、25日6時ころに熊本県荒尾市付近に上陸。沖縄県石垣市では最大瞬間風速71m/sを観測し、1941年の統計開始以来、最大を記録
台風16号(アッサニー) / 発生期間:8月15日~8月25日 / ピーク:925hPa
台風15号の影響により一回転し、複雑な動きをする台風となる。18日には非常に強い勢力、19日には大型の台風となる。台風が2つ同時に発生するのは2007年10月の台風16号と17号以来
台風17号(キロ) / 発生期間:9月1日~9月11日 / ピーク:950hPa
ハワイの南海上で発生したトロピカルストームに発達し、その後、ハリケーンの勢力に発達しながら西進し続け、9月1日に日付変更線を越えて台風第17号となる
台風18号(アータウ) / 発生期間:9月7日~9月9日 / ピーク:985hPa
9日10時過ぎに愛知県知多半島に上陸。関東地方に暖かい風をもたらして積乱雲を多発させて大雨が降り、10日12時には鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県と栃木県に大雨特別警報が発表された。その後も秋雨前線に影響して日本各地で大雨
台風19号(ヴァムコー) / 発生期間:9月14日~9月15日 / ピーク:998hPa
ベトナム、ラオス、カンボジアなどインドシナ半島各地で台風およびそれから変わった熱帯低気圧によって大雨
台風20号(クロヴァン) / 発生期間:9月16日~9月21日 / ピーク:945hPa
17日3時に強い台風、21時には非常に強い台風になる。19日に若干勢力を弱めて東京都小笠原諸島の父島に接近し、大雨となり19日4時ころまでの1時間で約80mmを観測し、記録的短時間大雨情報を発表
台風21号(ドゥージェン) / 発生期間:9月23日~9月29日 / ピーク:925hPa
25日午後に強い台風へと勢力を強め、フィリピンでは25日に豪雨による鉄砲水が発生し、約13000人が被災、2名が行方不明。27日未明に非常に強い台風になる。28日15時41分に沖縄県与那国町で最大瞬間風速81.1m/sを観測。28日夜に台湾に上陸、29日にかけて台湾本島を横断し、台風では最大瞬間風速68.4m/sを観測。27日午前0時から29日午前7時までに宜蘭県914mmの大雨になり、亡くなった方が3名、負傷者346名。29日午前には中国に上陸
台風22号(ムジゲ) / 発生期間:10月2日~10月5日 / ピーク:950hPa
台風23号(チョーイワン) / 発生期間:10月2日~10月8日 / ピーク:965hPa
発生時点で強風域が半径750kmに達する発生時の大きさとしては史上2番目の大型台風。7日21時には温帯低気圧に変わりつつも超大型の台風となる。北海道根室地方の沿岸で高潮が発生し、根室市や野付郡別海町で建物の浸水などの被害が発生
台風24号(コップ) / 発生期間:10月13日~10月21日 / ピーク:925hPa
18日に非常に強い勢力でフィリピンに上陸
台風25号(チャンパー) / 発生期間:10月14日~10月25日 / ピーク:930hPa
16日に風速35m/sの強い台風、18日に風速45m/sの非常に強い台風になるが、その後、強い台風へ勢力を弱め、22日には再度非常に強い台風へと勢力を回復するという、複雑な育ち方
台風26号(インファ) / 発生期間:11月17日~11月27日 / ピーク:935hPa
台風27号(メーロー) / 発生期間:12月11日~12月17日 / ピーク:935hPa
2023年の夏は猛暑だけでなく、台風への備えもしておきたいですね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
東京では梅雨の真っ最中の2023年6月16日30.7℃から3日間真夏日が続き、6月29日には33.8℃を記録。世界が一番暑かった7月4日には京都で36.3℃(決して京都の気温が原因ではないでしょうけど)、さらに世界が一番暑かった記録を更新した7月7日には新潟で37.0℃(決して新潟の気温が原因ではないでしょうけど)の猛暑日になるなど暑さが続いています。

(2022年の夏のひまわり)
記録についてはキリがないので、この辺で終わりにしてほしいですけど。
2023年はペルー沖や太平洋中部赤道付近の海水温が例年よりも高くなる「エルニーニョ現象」が4年ぶりに発生し、通常であればエルニーニョ現象発生の年の日本は冷夏になるのですが、7月6日に気象庁はこの先の1ヶ月予報を発表し、前半の暑さが厳しく、7月12日ころからは、「10年に一度レベルの高温予想」が出ている状態です。
この時期の日本のトップニュースは、猛暑一択といってもいいくらいで、ニュースを観ている私もうんざりするくらいです。
そして、私が気になったのは扱いが小さいのですが、「正のインド洋ダイポールモード現象」が発生したというニュースです。
正のインド洋ダイポールモード現象とは、インド洋西部(日本から見て遠い地域)で海面水温が平年より高く、東部(日本から見て近い地域)は低くなる現象のことです。
この正のインド洋ダイポールモード現象が発生しますとインド洋上空の積乱雲の活動が平常時より不活発となり、フィリピン東海上では季節風(モンスーン)の西風が強くなり、太平洋高気圧の南縁を吹く貿易風の暖かく湿った空気によって、北太平洋西部で積乱雲の活動が活発となります。このため、上空のチベット高気圧が北東に張り出し、日本に高温をもたらす要因になるというのです。
暑さの2倍というか、暑さの2乗・・・。
そして、エルニーニョ現象と正のインド洋ダイポールモード現象が同時に発生した1997年と2015年は台風の発生数、日本への接近数、上陸数が平年より多くなり、2015年の場合には発生した台風27個のうち、「非常に強い」「猛烈な」台風は16個もありました。
台風1号(メーカラー) / 発生期間:1月14日~1月19日 / ピーク:975hPa
フィリピンでは事前に約11万人が避難したが[12]、台風によって各地で水害や土砂崩れが発生し、21日までに確認されている被災者は約11万人。そのほか家屋の全半壊271棟、死者3名、被害額は約8億3856万円
台風2号(ヒーゴス) / 発生期間:2月8日~2月11日 / ピーク:940hPa
統計開始以降、台風が存命しなかった期間(2月8日~2月14日)に発生した台風であり、2019年台風第2号によって猛烈な勢力が記録されるまでは、2月に存命した台風としては過去最大の勢力
台風3号(バービー) / 発生期間:3月11日~3月17日 / ピーク:990hPa
台風4号(メイサーク) / 発生期間:3月28日~4月5日 / ピーク:910hPa
3月に台風4号が発生するのは1965年以来50年ぶり。3月29日からの48時間で中心気圧が50hpa低下するなど急速に勢力を強め、3月31日21時には中心気圧910hpa、中心付近の最大風速60m/sの勢力で猛烈な台風となる。3月に猛烈に発達した台風は観測史上初
台風5号(ハイシェン) / 発生期間:4月4日~4月5日 / ピーク:998hPa
台風5号が4月4日に発生したのは、1950年の統計開始以来最も早い記録
台風6号(ノウル) / 発生期間:5月4日~5月12日 / ピーク:920hPa
5月に台風6号が発生したのは39年ぶり。5月10日9時には前日より発達し、中心気圧は920hpaの非常に強い台風となり、猛烈な勢力となる。12日には沖縄を暴風域に巻き込みながら北上し、九州の南で気圧が990hpaになっても最大風速が30m/sで暴風域を維持
台風7号(ドルフィン) / 発生期間:5月9日~5月21日 / ピーク:925hPa
過去最も早かった1971年5月19日より10日早く、最速の発生。19日から20日にかけて小笠原諸島に接近、父島などを一時暴風域に巻き込む
台風8号(クジラ) / 発生期間:6月21日~6月25日 / ピーク:985hPa
中国海南省では20日から全域で豪雨となり、21日には1日の降水量が102mm、期間の総雨量は732mm。洪水が発生し、約7400ヘクタールの農地が影響。また、ベトナムでは北部で発生した洪水や土砂崩れによって9名の方が亡くなり、6名が行方不明。ベトナム全土で約70棟の家屋が全壊、382棟が被害を受け、600ヘクタールの農地が被害
台風9号(チャンホン) / 発生期間:6月30日~7月13日 / ピーク:935hPa
台風9号が6月に発生は1971年以来44年ぶり。3日15時ころ暴風域は消滅したものの、再発達し、4日21時には大型の台風となり、気圧は960hpaとなる。暖かく湿った空気で梅雨前線を刺激し、愛媛県松山市では1時間に48mmの大雨。9日21時、沖縄県に接近し、945hpaで非常に強い勢力となり、うるま市などでは40m/sを超す最大瞬間風速を観測
台風10号(リンファ) / 発生期間:7月2日~7月10日 / ピーク:980hPa
台風10号が7月2日に発生するのは過去3番目に早い
台風11号(ナンカー) / 発生期間:7月4日~7月19日 / ピーク:925hPa
台風11号としては過去2番目に早く発生。7日9時に非常に強い台風となり、16日23時ころに高知県室戸市付近に上陸し、瀬戸内海を通り17日6時ころに岡山県倉敷市付近に再上陸
台風12号(ハロラ) / 発生期間:7月13日~7月26日 / ピーク:955hPa
ハワイ諸島南西で発生し、トロピカルストームの勢力に達したため、国際名ハロラ(Halola)と命名。西に進んで日付変更線を越えて越境台風として気象庁観測対象となったことから、7月13日に台風番号を割り当てられた。18日には衰弱し、熱帯低気圧に変わったが、その後も南鳥島近海を西に進み、再発達して20日9時に台風に復活し、21日に強い台風となる。その後、北上し、25日に奄美地方などを暴風域に巻き込み、26日19時ころに長崎県佐世保市付近に上陸。越境台風が上陸するのは1997年台風第19号以来、観測史上2個目
台風13号(ソウデロア) / 発生期間:8月1日~8月11日 / ピーク:900hPa
2日12時からの24時間に中心気圧が45hpa以上低下するなど、急激に勢力を強める。4日には2015年最強の中心気圧900hpa、最大風速60m/sの猛烈な台風となる。6日には大型の台風となり、9日0時ころに台湾に上陸し、その後も西進して中国に再上陸
台風14号(モラヴェ) / 発生期間:8月7日~8月14日 / ピーク:985hPa
東京都小笠原村では8日の降り始めから10日にかけての総雨量が約300mmミリの「50年に1度」とされる記録的大雨になり、土砂災害警戒情報を発表。関東地方では10日に大気の状態が不安定になり、局地的な雷雨になった
台風15号(コーニー) / 発生期間:8月15日~8月26日 / ピーク:930hPa
16日15時からの24時間で中心気圧が45hpa低下し、17日15時には中心気圧935hpaの非常に強い台風となる。23日に勢力が弱まったが、24日に東シナ海上で再び非常に強い勢力となり、25日6時ころに熊本県荒尾市付近に上陸。沖縄県石垣市では最大瞬間風速71m/sを観測し、1941年の統計開始以来、最大を記録
台風16号(アッサニー) / 発生期間:8月15日~8月25日 / ピーク:925hPa
台風15号の影響により一回転し、複雑な動きをする台風となる。18日には非常に強い勢力、19日には大型の台風となる。台風が2つ同時に発生するのは2007年10月の台風16号と17号以来
台風17号(キロ) / 発生期間:9月1日~9月11日 / ピーク:950hPa
ハワイの南海上で発生したトロピカルストームに発達し、その後、ハリケーンの勢力に発達しながら西進し続け、9月1日に日付変更線を越えて台風第17号となる
台風18号(アータウ) / 発生期間:9月7日~9月9日 / ピーク:985hPa
9日10時過ぎに愛知県知多半島に上陸。関東地方に暖かい風をもたらして積乱雲を多発させて大雨が降り、10日12時には鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県と栃木県に大雨特別警報が発表された。その後も秋雨前線に影響して日本各地で大雨
台風19号(ヴァムコー) / 発生期間:9月14日~9月15日 / ピーク:998hPa
ベトナム、ラオス、カンボジアなどインドシナ半島各地で台風およびそれから変わった熱帯低気圧によって大雨
台風20号(クロヴァン) / 発生期間:9月16日~9月21日 / ピーク:945hPa
17日3時に強い台風、21時には非常に強い台風になる。19日に若干勢力を弱めて東京都小笠原諸島の父島に接近し、大雨となり19日4時ころまでの1時間で約80mmを観測し、記録的短時間大雨情報を発表
台風21号(ドゥージェン) / 発生期間:9月23日~9月29日 / ピーク:925hPa
25日午後に強い台風へと勢力を強め、フィリピンでは25日に豪雨による鉄砲水が発生し、約13000人が被災、2名が行方不明。27日未明に非常に強い台風になる。28日15時41分に沖縄県与那国町で最大瞬間風速81.1m/sを観測。28日夜に台湾に上陸、29日にかけて台湾本島を横断し、台風では最大瞬間風速68.4m/sを観測。27日午前0時から29日午前7時までに宜蘭県914mmの大雨になり、亡くなった方が3名、負傷者346名。29日午前には中国に上陸
台風22号(ムジゲ) / 発生期間:10月2日~10月5日 / ピーク:950hPa
台風23号(チョーイワン) / 発生期間:10月2日~10月8日 / ピーク:965hPa
発生時点で強風域が半径750kmに達する発生時の大きさとしては史上2番目の大型台風。7日21時には温帯低気圧に変わりつつも超大型の台風となる。北海道根室地方の沿岸で高潮が発生し、根室市や野付郡別海町で建物の浸水などの被害が発生
台風24号(コップ) / 発生期間:10月13日~10月21日 / ピーク:925hPa
18日に非常に強い勢力でフィリピンに上陸
台風25号(チャンパー) / 発生期間:10月14日~10月25日 / ピーク:930hPa
16日に風速35m/sの強い台風、18日に風速45m/sの非常に強い台風になるが、その後、強い台風へ勢力を弱め、22日には再度非常に強い台風へと勢力を回復するという、複雑な育ち方
台風26号(インファ) / 発生期間:11月17日~11月27日 / ピーク:935hPa
台風27号(メーロー) / 発生期間:12月11日~12月17日 / ピーク:935hPa
2023年の夏は猛暑だけでなく、台風への備えもしておきたいですね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。