ふくしまキッズin京都

京都プログラムの活動報告や参加者との情報共有などを行います

田歌舎スタッフ 新田 哲也(テツ・てっちゃん)

2016-07-12 10:12:14 | 2016春京都P文集

キッズたち、京都プログラムは楽しんでもらえましたか?

たくさんの大切な思い出ができたなら、それが楽しいことでもつらいことでも、かけがいのない宝物なんだと思います。

テツは1週間、失敗も成功もたくさんして、宝物たくさん見つけました。

今年2016年は32歳テツにとって特別な年です。とても幸せなことに結婚しました。

3/26(土)は、淡路島イザナギ神宮にて、神前式、3/27(日)は香川県高松市で披露宴、3/28(月)は親戚回り、3/29(火)は早朝、神戸から美山に向かい、ふくしまキッズに合流しました。

幸せと大きな仕事を終えた安堵の気持ち、お酒やご馳走で荒れた胃、緊張と慣れない着物。

心身ともにクタクタに疲れた状況で、テツのふくしまキッズ2016春 が始まりました。

今回のふくしまキッズもフリープラン、子ども達がしたいこと、しなくてはならないこと、自分たちで計画を練って(大人たちと相談して)一日を作っていきます。

テツの担当は朝昼晩の食事係、こんな食材があるよ、野菜はこう切ったらいいよ。こんな味付けはどうかな?アドバイザーの役目です。



京都プログラム田歌舎では、食事をとても大事にしています。

食事をサポートするテツのポジション大役です。うまく勤まるか、不安でいっぱいでした。

それも、ただ買ってきた食材を料理するだけではありません。食材を確保するのは、畑で収穫や鶏を捌くところから。

火も、朝6時半に起きておこし、羽釜でご飯とお味噌汁をつくる。

自分たちで薪を用意して、火をおこし、管理します。大人でも油断をしていると失敗してしまう、難しいことです。それを小学生、中学生がやってしまうのです。すごいことです。

そして晩ごはんも手をぬきませんでした。献立も自分たちで考えて、中には二日前から仕込みを行ったりすることもありました。



不安に思っていたテツですが、こんなにおいしく、完成度の高いものができるんだな、と感動しました。なんとかなるもんだな、と不安はどこかへ吹き飛んでいきました。

この食事をつくることで、たくさんの生きていくための技術や知識が身につきました。

包丁研ぎに挑戦してもらったキッズもいるし、チーズを作ったり、マヨネーズも作りました。ハムを作ったり、野生の切り方を本で研究して、やってみるということもできました。

それは本当に役に立つ技術だし、1点の曇りもないだと思います。

そういったものをキッズたちが経験してくれたことが、テツは嬉しいです。



そして、それ以上に嬉しいと思ったことは、みなが料理をつくる大変さを経験したということです。

いつも、お父さん、お母さん、お店の人が作ってくれるご飯が、いかに手間と気持ちが込められているか。食べるだけで生まれていたありがとうの気持ちが、もっと大きなありがとうという気持ちに、変わったのではないでしょうか。

これからもふくしまキッズは続きます。そして、料理にきりはありません。次はもっと良い食事ができるよう、テツも修行しておきます。また、みんなに会えることを楽しみにしていますね。

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