とても残念なお知らせですが、
病気療養中の円子さん、
昨夜(5月19日1時40分)虹の橋を渡りました。
明日の10時半に火葬致します。
お骨は明日の昼過ぎに店に行き、
1か月ほど店で過ごさせる予定です。
頑張った円子さんにねぎらいの言葉をかけてやって下さい。
長い間可愛がって頂き、
本当にありがとうございました。
経過説明(長いです)
3月末頃より食欲なく、どよんとすることが多くなっており、
かかりつけの病院で、血液検査、エコーなどを致しましたが、
特に悪い箇所が見つからず、最後は神経系の病気が疑われるとの事で、
酪農学園の動物病院を紹介・予約して頂きました。
運悪く、4月末に予約したのですが、
連休及び予約がいっぱいで、5月17日の9時というのが最短でした。
その間は円子さんは我が家で過ごしておりました。
我が家でも途中、どよんとして動けなくなる事がありましたが、
薬が効いたのか、最後の頃は部屋の中を歩き回り、
段ボールの重なった箱に登り、部屋を抜け出して階段を下りて来るなど
元気な姿を見せておりました。
5月17日
9時に酪農学園大学付属の動物医療センターに行きました。
MRIを撮って頂きたかったのですが、事前検査という事で、
血液検査、レントゲン、神経の反射等の検査を1時間半ほどかけて行いました。
その結果は、どれも異常が見られず、
症状が出ている時にMRIを撮った方が良いとの事で、
薬を飲む間隔を開けていき、
症状が出はじめたらMRIを撮るという事になり、
いったん帰宅しました。
検査が終わり、動物医療センターの駐車場の車の中の円子さん。
この画像が、意識がある円子さんの最後の画像です。
この後、自宅に戻って部屋に入れ、
検査の為、前日の晩ご飯、当日の朝ご飯を抜いていたので、
ご飯を出すとまっしぐらにお皿に向かって行き、
ぱくぱくと食べていました。
この姿を確認してから、
かかりつけの病院に行き、投薬スケジュールをお聞きし、
薬を頂き、買い物をして14時40分に帰宅しました。
2階からどたんばたんと音がするので、
上がって見ると、円子、痙攣を起こしていて、
後ろ脚が動かず、前足で動き回っていましたが、
次第に全身に広がり、舌が紫色になったので、
病院に電話をしたところ、酪農学園の方が近いのではと言われ、
電話をすると、すぐに連れて来て下さいと言われ、
時間外でしたが、迎え入れて頂きました。
痙攣で暴れていた円子さん、病院に連れて行く為に
ブランケットで包む時に、痙攣は収まりましたが、
意識が無くなりました。
病院に入った時点で、熱が42度、心拍数が300、
カリウムの濃度が高く、かなり危険な状態でしたが、
体温を下げ、暴れている脳を鎮静させる為に全身麻酔をかけて、
いろいろな治療をして頂く為に、一晩お預けしました。
検査が一段落して、途中までの説明を受けた時のレントゲン写真です。
・右頭腹側に脳腫瘍が強く疑われる
髄膜腫の可能性が高い
・腫瘍の周りの脳が浮腫(水ぶくれ)を起こしている
・浮腫が脳を圧迫し、小脳ヘルニアを起こしている
5月18日
朝、7時半に担当医から電話を頂き、
依然意識は無いが、落ち着いて来たので、
まだ全身麻酔が効いているうちに
MRIを撮るとの連絡を頂き、
夕方6時に病院に行き、結果を伺う事になりました。
夕方、6時に病院に行くと、ICUに通され、
円子さんと会う事が出来ました。
ICUに入るという事は、かなり危ないケースが多く、
一夜越すのが難しい事も多い中で、
円子さん一晩よく頑張りましたと言われました。
意識はありませんが、目を動かしたり、
舌を出したり入れたりしていました。
担当の先生からお話を伺い、見せて頂いた
MRI画像です。
後ろ側正面から撮った画像で、腫瘍が確認されます。
朝撮ったMRIで見ると、
・浮腫の部分が小さくなっていない
・間脳の部分の浮腫が増え、ますます小脳を圧迫している
・症状は改善されておらず、依然厳しい状態である
・浮腫を取る薬やステロイドを入れているが、
薬の効果よりも症状が進んでいる
という事で、全身麻酔からは覚めているとの事でしたので、
我が家に連れて帰り過ごさせる事にしました。
病院で痙攣止めの点滴を最後に入れて頂き、
繋がっていたいろいろな管を抜き、帰れる状態にして頂きました。
その際にも、今度大きい痙攣があったら、
助かる可能性はないかもと言われ、覚悟の帰宅です。
今回は、酪農学園が我が家から近かったので、
痙攣を起こした時にすぐに受け入れて頂き、本当に有難かったです。
17日の午後の痙攣のままかかりつけの病院に向かっていたら、
どうなっていたかと思います。
いろいろと治療して頂いた酪農学園の動物医療センターの方々、
ありがとうございました。
自宅の私のベッドに寝かせた円子さんです。
目を開けたり閉じたりはしていますが、意識はありません。
舌が乾いていたので、シリンジで少しずつ舌を湿し、
口の横から入れると、飲み込んでくれました。
そのまま一緒に就寝しましたが、
夜中に動く気配がしたので、横を見ると、
口から胃に残っていた食べ物を吐き出し、
大きい声で2声鳴き、呼吸が止まりました。
1時40分です。
病院で入れて頂いていた痙攣止めが効いていたのか、
大きな痙攣がなく、口から残っていた食べ物を、
お尻から大量のしっこを出し、
すっきりして旅立ったように思えました。
苦しんだようには見えませんでした。
いろいろとご心配を頂き、
原因がわからなかったので、
はっきりとした説明が出来ずにおりませんでした事、
申し訳ありませんでした。
円子さん、頑張りました。
今日は1日我が家でゆっくりと休み、
明日の10時半にお空に登って行きます。
お骨は明日の昼過ぎに店に行き、
1か月ほど店で過ごさせる予定です。
頑張った円子さんにねぎらいの言葉をかけてやって下さい。