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斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

結局、弱い者いじめをして憂さ晴らしをする訳です

2017-11-16 23:45:00 | 社会部
暴言や土下座強要、7割経験=悪質クレーム、厚労省に対策要請―労組

断っておきますが、これが日本人すべての態度ではありません。ただ、これだけの現実が数字となって表れている以上、かなり日本が荒んでいることが伺えます。疲弊した日々を30年近くも続けているのですから、こうなってしまうのも当然の成り行きでしょうか。

所謂“バブル経済”が崩壊してから、日本は未だに立ち直ることができていません。過去にも幾度となく不況に陥ることがありましたが、それらの殆どが海外から起因するものであり、それさえ解決すれば元に戻れた訳です。

ところが、バブル経済の崩壊は日本が単独で引き起こしたものであり、それを解決し乗り越えるのは我々自身なのです。それなのに我々は未だに解決することも乗り越えることもできていないのです。一億人以上も国民がいるというのに、それ相当な学問を学び知識は備えている筈なのに、この難関を突破できないのです。普通に考えれば、これは非常に恥ずかしいことだと思います。

何かしなければならないのに何もできない。思い通りにならない。そんな鬱積した気持ちを発散させるとなれば、自然と【弱い立場】をターゲットにする訳です。弱い相手に鬱憤を晴らして表向きの均衡を保っているに過ぎないのです。

当然の事ながら、それは単に鬱憤を国民同士で盥回しにしているだけなのですから、誰かから受けた鬱憤は次なる弱い立場に向けて晴らされ、それを受けた側は更に弱い立場へと鬱憤を晴らす訳です。そして最後の最後に抱えきれなくなった人が命を絶つことで終わったと見せかけているだけなのです。

こんな現実がある限り、いじめなんてなくなりません。

大人たちが平然と弱い立場に鬱憤晴らしをしている以上、それを止めない限り絶対になくなりません