斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

問題を提起するにも“やり方”があります

2021-04-08 04:45:00 | 社会部
JRに対して自身の車椅子(100kg相当)を事前予告なしに当日になって移動させろと無理難題を呈した某女性。Twitterで彼女のことを調べてみましたが、ちょっと一筋縄にはいかない性格の様で、過去にも同様の手段で悶着を起こしていた様ですね。

勿論、タイムラインの中には擁護する意見もありますが、残念ながら私は【1ミリも】擁護できません。特定の個人に対して暴言を書くことはしない様にしているのですが、ハッキリ言って『クズ』です。どうしようもない人間です。

とにかく彼女には謙虚さがありません。やって当たり前というのが基本姿勢です。それに加えて感謝の言葉すらないなんて、どれだけ社会が障害者に対して寛容だとしても許されることではありません。

特に許せないのは彼女が女子高校生のボランティアに対して料理の味付けを罵ったことです。これは何かしらの番組からの切り取りだと思いますが、タイムラインにも魚拓が貼ってあるので確認することができます。

どこまで事前の話し合いがあったのか判りませんが、ボランティアともなれば予告があったとしても相対するのは初めてであり、当然ですが味覚の事細かな事情なんて知る由もない訳です。そんな状況下で作った料理の味付けが悪いと罵るなんて絶対にやってはいけない筈です。職業としてのヘルパーだったとしても相手の味覚を知るには長期間の付き合いが必要なんですから尚更でしょう。

たとえ味付けが悪かったとしても、まず最初に料理をしてくれたことへの感謝の気持ちを口から出すべきです。そもそも相手はボランティアであり、その活動の一端として行った料理だけに標準的な味付けになっても致し方ないのですから、味付けに拘るならば最初から頼まなければ済んだことでしょう。

冒頭で触れたJRの件についても同じことで、まずは当日の依頼になって申し訳ないが協力して頂けないだろうかという言葉があって然るべきです。また、彼女と行動を共にしていた側が彼女よりも先に提案を言うべきことでもある筈です。

このJRの件については同行者の姿勢も許せませんね。おそらく家族だと思いますが、夫がメディア関係者とのことですから社会への配慮の大切さを身に沁みて知っている筈なのに、もし言葉として出さなかったのであれば社会の公器に携わる人間として失格でしょう。

確かに現代社会では障害者が安心して暮らす為の仕組みが足りていません。それに対して障害者の側から問題提起することが間違っているとも思いません。然し乍ら、それを行う為の最低限の姿勢や態度はあるのですから、今回の様な方法で何でも自分の思うが儘になるという態度では見向きもされなくなるでしょう。