それまで『津山三十人殺し』の都井睦雄(とい・むつお)が保持していた単独犯に於ける最多被害者数を越えた最悪の事件になりました。5000RT:【速報】京都アニメーション放火事件、死者34人にhttps://t.co/FxZmue63q3
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 19, 2019
京都府警が、新たに男性1人の死亡が確認されたと発表。死者は計34人になった。
犯人の名前も公表されましたが、現時点で重篤な状態であるとのことで、もしかしたら被疑者死亡で逃げ切られてしまうかもしれません。たとえ命が保たれたとしても裁判に至るまでには数年を要するでしょう。
犯人が仕出かしたことは到底許されるものではありませんが、ここで犯人を叩いても、裁判で死刑判決が出ても、その刑が執行されたとしても、それは無残に殺害された人たちに対しての弔いになるかもしれませんが、根本的な問題の解決には至りません。
この事件の背景にあるものは我々が作り出す社会の歪みです。この歪みを直さない限り、同じ様な、否、もっと酷い事件は必ず起きます。
どれだけ個人が虚勢を張っても最後は社会に負けます。絶対に勝てません。
個々が社会の理不尽さによる憂さを晴らす為に社会に喧嘩を売った場合、社会は幾らでも買ってくれますが、社会も馬鹿ではないので売られた喧嘩を必ず何らかの形で返してきます。
まだ売られた喧嘩が売った側にストレートに返るのであれば社会の厳しさを実感できるでしょうが、社会が厄介なのはストレートに返さないところなのです。売られた喧嘩が隣人に返ることもあれば、まったく違う人に返ることもある訳です。
今回の事件の背景が日を追う毎に明らかになってくるでしょうが、犯人が回復して裁判の過程で何らかの発言があったとしても、その奥底にあるものを探るのは至難の業になりますし、その上辺だけを掬って同じ様な立場や環境にいる人たちに牙を向けても新たな犯人が生まれるだけで無意味です。
我々がしなければならないのは、社会に喧嘩を売らないことと、その社会自体に歪みがあるならば少しずつでも直していくことでしょう。これは世界の大概の国々で常に行われていることです。政治に関心を持つ、選挙の投票には必ず赴く、自分たちの声を聞いてくれる政治家を育てていくべきでしょう。
ヒーローもスーパーマンも【架空の存在】であり何処にもいないんです。待っていても現れないものなんです。リアルの社会で生きる我々自身が変えていくしかないんです😞 。