藤野手芸倶楽部

着物をリメークして出来上がった作品を紹介します。

小物から大作まで

2021-08-23 21:18:59 | 日記


第3回 FSC 定例会が行われました。

5名のメンバーが集まり、役割分担を話し合いました。

ダブルキャストの広報担当松山が、今月の報告をします。

とは言っても、遅刻して早退という有様でしたので、皆様のフォローをよろしく。

Fさん作 絞りの帯揚げから、竹の持ち  バッグを制作。

夏のお出かけに、とても涼しげです。




同じく Fさんのお弁当箱入れ。

愛妻弁当を包むシックな色合いの袋で、ランチタイムが待ち遠しくなりますね。

旦那様への愛情あふれる作品が続きます。

Hさんの大作です。ゼンマイで染めた紬の着物が、旦那様の高級甚平に変身しました。

色合いは左の写真で、着用姿は右の写真でご覧ください。

なんとお洒落なのでしょう。

来年こそ、一緒に花火見物できるといいですね。

お次もおしゃれなパンツと帽子で、雨コートからの変身です。次の帽子と共にMさんの作品です。

秋のパリの街角をお散歩したくなるようなファッションです。

  

アップリケと裏地には、鳥獣人物戯画が描かれています。

裏地に凝るのは、粋の極みですね。

小物紹介に移ります。

    

   

同じ夏の紗の着物地から作った広報担当二人による試作品。ブックカバーは使い勝手が命なので、試作を続けます。

肌さわりがとても良く、完成版で読書タイムが増えそう。

       

先月のMさん作お祝い用スタイの男児版です。

初宮参り、お食い初めなどお祝いの席で映えますね。

紗の帯を、夏の壁飾りにリメイクしてみました。(M作)

 

最後に、前回の例会で披露した大正時代のお針箱を紹介させていただきます。私の祖母がお嫁入りの時に持ってきて、母も大事に使い続けていたものです。この会の事を話したら、母が押し入れから出してきました。東京大空襲の時は防空壕にまで持って入ったとのこと。

母からの受け継ぎ物を大切に使うというのは、この会の趣旨にも沿っているので、御目文字させていただきます。軋む引き出しを彫刻刀で削って使えるようにしてみました。

昭和の絹糸や針にも、女性の手仕事の面影を見ることができて、針箱も喜んでいることと思います。