JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

バリ絵画の歴史

2010年02月24日 | アジア

「カマサン」 とは、バリ島の南東部にある村の名前です。
その村に伝わる技法がひろがり、
ひとつのスタイルとして定着します。

それは、14世紀頃から始まり、20世紀のはじめまで続く
バリ絵画の古典的なスタイルです。





もともとは王宮の装飾画として発展したといわれ、
古代インドの叙事詩 「ラーマヤーナ」 などの
神話をテーマにしたものが多くみられます。

どこか影絵を連想させる表現法が特徴です。





後のバリ絵画に見られる遠近法はまだ用いられず、
平面的な構図のものが多く、モチーフにはバリ島の人にとっては
重要な儀礼、祭礼の暦などもみられます。

アートというより、
実用的な表記方法として
絵画が発展してきたことがよくわかります。



現代の画家も、カマサン期の画法で多くの作品を残しています。
それは、バリ絵画の中で 「カマサン スタイル」 という
ひとつのジャンルを築いています。

ネカ美術館では、これらバリ絵画の歴史を観ることが出来ます。
(2月23日のブログ参照 )

jfk-world

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Neka Art Museum | トップ | 過渡期 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア」カテゴリの最新記事