凱旋門からなだらかな坂道のシャンゼリゼ通りを
2キロメートルほど下っていくと、大きな広場が現れます。
(6月11日のブログ参照 )
「Place de la Concorde コンコルド広場 」
パリでいちばん大きい広場です。
Ange-Jacques Gabriel
アンジュ ジャック・ガブリエル (1698年ー1782年 )
フランスの建築家
「コンコルド広場 」 は、
1755年、ガブリエルの設計によりつくられました。
Louis XV
ルイ15世 (1710年ー1774年 )
ブルボン朝最盛期の太陽王=ルイ14世の跡を継ぎ
フランスをさらに発展させた王。
ルイ15世の多大な庇護を受けていたガブリエルは、
広場にルイ15世の立派な騎馬像を配しました。
そのためこの広場は、
当初 『ルイ15世広場 』 と呼ばれていました。
ガブリエルが、
ルイ15世のためにつくった広場と言ってもいいでしょう。
その後広場はフランス革命の中心的な場所となり、
『革命広場 』 と呼ばれるようになりました。
(ルイ15世の騎馬像は革命の際破壊される )
Louis XVI
ルイ16世 (1754年ー1793年 )
ルイ15世に続く王 ・・ 急激な時代の変化 ・・皮肉な運命 ・・
『革命広場 (現コンコルド広場 ) 』 でギロチンによる刑死。
ちなみに、マリー・アントワネットもここで刑死。
(2012年4月26日のブログ参照 )
革命後の混乱の中、
広場は 『Concorde コンコルド 』 と名付けられました。
その意味は 『調和・協調 』 です。
(木村 伊兵衛の写真 )
1950年代、パリを撮影した木村 伊兵衛も
「コンコルド広場 」 の日常を数多く切り取っています。
(2012年5月2日のブログ参照 )
陽が暮れると、広場の中央に堂々と立つ 『オベリスク 』 が
ひと際その存在感を表します。
これは、
エジプトの 『ルクソール神殿 』 から運んできたものです。
ちなみに、このオベリスクは、
『クレオパトラの針 』 または 『ルクソール オベリスク 』
と呼ばれています。
jfk-world