
故玩館 の階段は、

築130年の古民家とは思えない
モダンアートのような空間。

そして、2階のこの部屋には
故玩がいっぱい ・・・

これは人形の顔。

こちらは男性。

よく見ると、

一体ずつ微妙に表情が違います。

片や、

ままごとの道具 ・・・

極小ですが、轆轤を使って
木を削っているそうです。

おもしろいのは、

この『自動蝿生捕器』

餌や匂いでおびき寄せ
生きた蝿を捕まえる ・・・
その蝿は飼っている鳥などの餌に。

おもむろに、
杉原先生がこれを取り出して
『何かわかりますか?』 ・・・ と。

わかるも何も、洗濯板!
実は私の人生最初の記憶は
洗濯板です。
洗濯している母親に背負われて、
私は肩越しに洗濯板を見ていました。
突然母親が前かがみなった瞬間、
私はたらいの中にダイブ!
一瞬その時の光景が
よみがえりました。

先生は、次から次へと故玩について
説明してくださいました。

畑仕事で爪を護る鉄製の爪カバー。

箱から取り出して
見せてくださったのは、

塵紙切取器 座敷用 ・・・
いまでいうティッシュケースですね。

戦時中の灯火制限下の電灯 ・・・
(光が下方にだけ)

手動の木製マッサージ器 ・・・

葡萄酒(ワイン)の栓 ・・・

動きのあるカラクリも ・・・

取るに足らないものでも
一生懸命つくる ・・・
どこかで誰かが喜んでくれるなら。

綿々と受け継がれてきた
挑戦と創意工夫の精神 ・・・
素晴らしきかな人間!

杉原先生もたぶん同じ思いでは ・・・
先生の表情がだんだん少年に。
Heart
Alone
ハートは、1970年代に大活躍した
アメリカの姉妹バンド。
2016年、ロンドン
ロイヤルアルバートホールでの
ライブより。
JFK-World
世界観が広がります!
故玩館は、とても興味深いところでした。