サンクトペテルブルグは芸術の都 ・・
なかでもクラシック音楽に関しては特筆すべき都です。
サンクトペテルブルグのほぼ中心にある 「国立楽器博物館」 ・・
18世紀半ばに建てられたバロック様式のこの美しい建物は、
元はシェレメチェフ家の宮殿でした。
シェレメチェフ家は、18世紀初頭 ピョートル大帝の時代に
武勲をたて活躍 して以来、20世紀初頭のロシア革命まで、
およそ200年にわたってロマノフ王朝有数の大貴族として
繁栄してきた名家です。
また、シェレメチェフ家は、有力なパトロンとして
ロシア クラシック音楽の発展を支えてきました。
そして、楽器コレクターとしても有名でした。
シェレメチェフ家の宮殿と膨大な数の楽器コレクションが、
いまは 「国立楽器博物館」 となっているのです。
ここでは、珍しい楽器を間近に見ることが出来ます。
バロック音楽を彩ったハープシコードなどは、
楽器そのものがひとつの芸術作品になっています。
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