JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Capitao 甲比丹 カピタン

2015年11月09日 | 国内旅

「カピタン 」 とは、ポルトガル語で 『長 』 を表します。



「カピタン部屋 」 と名付けられた
出島でひと際立派なこの建物は、



オランダ商館の商館長の住居です。



江戸幕府の役人をはじめ、
オランダから有益なものを手に入れるため、
全国の大名の使者がここを訪れ商談しました。



時に商談は大人数で行われたのでしょう。



ワインが振舞われたことが窺えます。



晩餐の様子も再現されています。



当時の日本人にはめずらしかったであろう
ガラス細工や洋食器 ・・・



この部屋では重要な客人をもてなしたのでしょう ・・・
豚の頭の丸焼きや、



野鴨の揚げもの ・・・
いずれも、
江戸時代の日本人には驚きの料理だったはずです。

注: 出島では、
   ボランティアガイドから詳しい話を聞くことが出来る。



晩餐の後は舞踏会 ・・・
いまは埋め立てられてしまいましたが、
当時はベランダのすぐ下が海でした。
(いちばん上の写真参照 )



歴史が好きだというイギリス人のゲスト ・・・
船の中で長崎の歴史をしっかりと予習してきたそうです。
少しだけどや顔 ・・・



クイーン メリー 2 のゲストは、
もう一ヶ所長崎の史跡を訪れました。

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2 コメント

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豚の頭 (nasaki)
2021-01-05 18:26:48
福建省から取り入れた砂糖であり、同じく清時代の中国人をもてなすための料理が登場したのですね。琉球・沖縄では豚食が庶民にも広がったのですが、長崎ではどうだったのでしょうか?
返信する
Unknown (JFK)
2021-01-05 19:01:52
nasaki さん、中華街ができる以前の長崎における中国文化の浸透具合は興味深いですね。
機会があれば調べてみたいと思います。
7.8年前に、2年にわたり琉球王朝文化の取材を行ったことがあります。祈りの際、供物には豚の頭がありました。
世界はワンダーランドですね。
返信する

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