戸倉上山田温泉 のメインストリート。
このあたりから、
細い通りが縦横に伸びています。
それぞれの名前がおもしろい。
そこは、
いわゆる横丁 ・・・
何故か、
この種の通りには 柳 が似合う。
さて、
戸倉上山田温泉は湯治場ではなく、
善光寺参りの
『精進落しの湯』として
発展したそうです。
『精進落とし』 ・・・
こんな言葉は
日本語以外にはないでしょう。
試しに翻訳機にかけてみると、
End of abstinence period ・・・
がいちばんおもしろかった。
つまり、
『禁欲の果て』 ・・・
でも、ニュアンスは違いますね。
日本にはまた、
『ハレとケ』 という
独特の世界観があります。
(これはもう端的な英訳不可能)
極論すれば、支配者(貴族)と
被支配者(労働者)の二層からなる
欧米的な社会では、
支配者は常にハレ ・・・
被支配者は常にケ ・・・
という構図になります。
それに対して
横一線の社会である日本では、
非日常を楽しむために、
時に言い訳が必要になる ・・・
だから、『精進落とし』 ・・・
そして、『ハレとケ』という
概念が生まれたのでは ・・・
横丁を散策しながら、
ふとそんなことを思いました。
ところで、
新宿 ゴールデン街 や
思い出横丁 に代表されるように、
日本に来る外国人観光客の多くは、
横丁の猥雑さが大好きです。
温泉街の横丁が、
彼らであふれる日が
来るかも知れませんね。
The Band Perry
If I Die Young
ザ バンド ペリー は
アメリカのグループ。
ボーカルとベースは姉弟です。
楽曲も素敵ですが、
映像が実にきれいです。
JFK-World