JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

Ale Beer エール ビール

2011年04月03日 | ヨーロッパ

イギリスといえば
『スコッチ ウイスキー』 というイメージがありますが、
パブではビールがよく飲まれています。



実際に、
イギリスのビールの消費量は日本のおよそ2倍です。



19世紀のイギリスでは、
家庭でもビールをつくるほど地ビールづくりが盛んで、
そのビールを提供する場所として
パブが発達したともいわれています。



現在イギリスのパブの数は5万店以上 ・・



そのパブを中心にした
『CAMRA 』 と呼ばれるおもしろい消費者運動があります。

『CAMRA 』 とは 『Campaign For Real Ale 』 の略です。



『Ale エール 』 というのは醸造方法のひとつです。
ビールは、
『ラガー ビール 』 と 『エール ビール 』 に大別できます。

簡単にいうと、
『ラガー ビール 』 は低温 (約10度 ) 発酵 ・・
冷蔵庫の発明により大量生産が可能となったビールです。
それに対して 『エール ビール 』 は
常温 (約20度 ) 発酵 ・・
古典的な醸造方法によるビールといえるでしょう。
伝統的な 『エール ビール 』 を守ろうという消費者運動が
『Campaign For Real Ale = CAMRA 』 なのです。



1970年代に発足した 『CAMRA 』 ・・
年会費を払ってメンバーになり、
この運動に参加している人は数万人 ・・
大手ビール メーカーの動向に大きな影響を与える存在です。

保守と伝統は譲らない ・・
イギリス人気質のひとつの現れでしょうか ・・

jfk-world



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