
「ノーランジー ロック 」 には、いくつものシェルターがあります。

遠い昔アボリジニは、雨季には水没した大地を離れ、
岩山の高い場所に避難したのでしょう。
(9月2日のブログ参照 )

シェルターには、アボリジニが描いた壁画が残っています。

1960年代から、
これら壁画の調査・研究が行われるようになりましたが、
いまだ多くのことが謎に包まれたままです。

いつごろ描かれたものなのか ・・

何のために描かれたものなのか ・・

大切なことは外部に漏れないように守り続けてきたアボリジニ ・・
(8月25日のブログ参照 )

彼らは、大切なことを絵などに託して次の世代へ伝えてきました。

これらの壁画には、
きっと何か深い意味が込められているのでしょう。

『レントゲン画法 』 と呼ばれる壁画 ・・
人体の仕組みを説明するための絵なのかも知れません。

大きな魚の絵も見られます。
これは、漁や狩の方法を表したものかもしれません。

広大な大地に散らばって暮らしていたアボリジニが、
雨季に聖地と崇める岩山に集まり、
ここで様々な知恵や体験を共有したのでしょう。
そして、大切なことは絵にして、
また次の年ここに集まる仲間たちに
伝えていったのではないでしょうか。
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