80系電車は、長距離輸送を電車に移行する上での立役者的存在である。一方、戦後の復興に合わせて登場したその時代にあったため、進化における形態の変化も著しい。ちょうど鉄道車両は軽量化、高性能化の道を歩んでいる時期で、80系もその一時代の中で進化が非常に大きい系列であったように思う。登場時は、そんじょそこいらの省線電車に毛が生えた程度であった正面3枚窓の顔も、2次車からは正面2枚窓になり、一世を風靡したいわゆる「湘南型」電車へと脱皮した。それからいくつかの進化の後、全金属車体、ノーシル、ノーヘッダーへと進化していった。その間、下回りにも変化が見られ、台車にも幾多の改良が施された時期である。全金属車体は、300番台を名乗り東海道線急行列車に使用された。その後、駆動方式にも進化があり、153系へと引き継がれて行き、ローカル運用、短編成かへと変化していった。戦後間もなく~高度成長期の初期を支えた車両であったように思う。また、自分自身の中で大きな存在感のあった車両である。今でも、カッコいい車両だ。
模型は、カトー製
クハ86-300
モハ80-300
サハ87-300
モハ80-300
サロ85-300
サハ87-300
モハ80-300
クハ86-300
2015.08.08 N-0073
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