何年か前にヨーロッパのどこかでもターミナルに住む人々の映画があったっけなぁなんて思い出したり。
その映画はなんだかんだで見ていないので話がどうなのかは知らないけれどさ。
さてこのターミナル。
トムハンクスということで、彼の熟練の演技が見ものでございます。
「くさい演技」と言われればそれまでですが、やはり彼でなくてはと思わせる最初の頃のターミナル生活や、いろいろなエピソード。英語が話せないっていう設定なんだけれど、もし自分が海外に行った時、いきなり入国拒否されてどこかに連れて行かれて通訳もいなくて・・なんて状況、想像しただけでも怖すぎ。
普通はずるしてターミナルから出て行ってしまうんだけれど彼は真面目で誠実なものだから生真面目にターミナルで待つことに。
そんな彼、ビクター・ナボルスキーの周りの人々も最初は彼に警戒してて冷たかったんだけれどもだんだん彼と親しくなっていき、とある事件が起るんだけれども彼の優しさと機転で丸く治めてしまったことから一変して空港職員(掃除販売関係)の人々に受け入れられていくのです。警備局長代理以外は。
この警備局長代理が局長になる為にビクターがとてもわずらわしくて、なんとか彼を追い払おうと嫌味な作戦をいろいろ敢行するんだよね。
まあこの彼が意地悪するからよりビクターがよりよく見えていくんだろうけれども。
そして彼のマドンナになるキャサリン・ゼダ・ジョーンズ。
彼女がまた素敵、素敵なんだよねー。
映画シカゴの彼女の印象がとても強くて拭えないんじゃないかなぁなんて思っていたけれどイヤイヤイヤイヤ、とても素敵でチャーミングなスチュワーデスででも男運がすこぶる悪い彼女。
そんな傷ついた彼女と少しずつ仲良くなって。
まあそんな彼のターミナル9ヶ月の生活後、とある約束の為にようやくターミナルのドア一枚向こうにあるニューヨークにいけることとなるのですが。
映画の王道という感じの映画です。
ただ、なにもかもハッピーではないのですが、それがまたいいのです。
気負わず、ゆったり見られるいい映画だと思うのです。
ターミナル 公式ページ