増築CUBE棟の竣工式を迎えて

かねてよりANNEXの南側に工事を進めておりましたCUBE棟が完成いたしました。
これもひとえに皆様のご協力のおかげでございます。
心配されていたお天気もまずまずで、立冬というには暖かな日和になりました。
舟橋貴之立山町長を始めとして多くの方々にお忙しい中、竣工式にご臨席を賜りましてこの場をお借りして御礼申し上げます。
このCUBE棟1階は企業主導型保育園「エミーズナーサリー」がメインとなっています。
働くお母さんに優しい企業として、育休明けのお母さん、小さなお子さんを持つお母さんを応援したいと思い保育園を計画いたしました。
医療介護の世界は女性がとても多い職場です。女性が出産後もキャリアを中断せずに安心して働ける環境を整えることが大切です。
この保育園は院内から繋がっているので、お昼休みにも簡単にお子さんの顔を見ることもできます。当院は現在も子宝率が1，6と県平均よりも高いのですが、この保育園ができることによりもっと子供を産みたいと思ってもらえたら幸いです。
園内は床暖房でふんわりと温かく、おいしそうなマカロンカラーで彩られています。お子さんやお母さんがワクワクするような保育園になっています。また保育園には人工芝広場や園庭「すくすくスクエア」があり、それに沿ってリハビリテーション用の遊歩道（けやきの小径）を設けました。
お天気の良い日には歩行練習する高齢者と園庭で遊ぶ子供たちが触れ合うことができます。この遊歩道は隣接するサービス付き高齢者住宅「プレシャスケアたてやま」の庭にも続いており、住人との交流も可能になります。
リハビリをしている利用者さんも子供たちが来るのを心待ちにしているようで「いつから開園ですか」と聞かれることも少なくありません。
高齢者は子供たちから元気、あふれる生命力をもらい、子供たちは高齢者から慈愛をもらうことができます。多世代交流の場所となります。
この企業主導型保育園は地域枠も設けてあり職員以外のお子さんも入園することが可能です。
そして2階には症例検討会等研修室ソフィアがあります。日々進歩する医療看護の研鑽を積むためのスペースです。わたくしたち医療人は患者さんに高品質な医療看護サービスを提供し続ける責務を担っています。

これからも地域医療に貢献し、地域を医療介護の2つの車輪で支えて、皆様に愛され、必要とされる法人でありたいと願っております。
今後ともよろしくお願いいたします。