藤木病院 院長ブログ

富山県の立山町にある藤木病院の院長ブログです。

曼荼羅華(まんだらけ)との出会い

2020-08-27 08:18:23 | 日記
猛暑が続きます。先週から夜顔が咲きだしました。真っ白な花です。夕方に開き朝にはしぼんでしまうので鑑賞できる時間はほんのわずかです。蕾も沢山出来ているのでしばらくは夜の楽しみが続きます。カラカラになった植物に夜水撒きをするのが最近の日課になってますが無心になれる貴重なひと時です。
さて以前道端で遭遇した白い花について、訂正があります。よくよく調べると、曼荼羅華(まんだらけ)、朝鮮朝顔、ということになりました。曼荼羅華は、華岡青洲が世界で初めて全身麻酔を成功させたときに使用された植物なのです。(朝鮮というのは、別に朝鮮由来ではなくて、外国由来を意味し、朝顔も、朝顔の花に似ているからとのことでつけられているのです。)そんなエピソードのある花にひょっこり出会ったのにも大変驚きました。何かロマンさえ感じています。有吉佐和子先生の「華岡青洲の妻」にこの曼荼羅華を用いて全身麻酔薬の開発を進めた経緯が書かれています。

闇夜に浮ぶ白く美しく芳香を放つ花。そんな妖艶な花が実は、強い毒性を持っているなんて。皆さんお気を付けて。
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 会いたい人に会えない夏

2020-08-08 08:50:42 | 日記
梅雨明けとともに、猛暑とともに蝉の大合唱がやってきました。
新型コロナ感染者も全国的に急増しており、県ごとに独自の「宣言」を出すところも出始めました。

もうすぐお盆で、普段なら、都会の若い人が故郷へ懐かしい顔を見せに大勢帰省するのでしょうが、今年の夏はちょっと異なる風景でしょう。
都会にいる子供、孫は年老いた親、祖父母に会いに帰りたいけれども、万が一自分が感染させるかもしれないからと、ぐっとこらえて「帰省しない」という選択をしているケースが多いのではないかと思います。
実際私の都会に住んでいる知人たちも(帰りたいけど帰れない、帰らない)という派です。
「オンライン帰省」という手段もでてきて、「リモートで会えるでしょ」という人もおられるかと思いますが、どこかの施設なりに入所していればそのようなデジタルの環境も整えてもらえる可能性も高いのですが、老親だけだと、スマホやパソコンの操作が無理な方も多いでしょう。そもそもスマホ、パソコンを持っていないという方も・・。
実際オンライン会議を何度か体験した私も、リアルには程遠い感は否めません。「ワンウエイタイプならあまり違和感はないかもしれませんが」
リアルに家族が会うことがこんなにも難しいことになるなんて、新年のころにはだれが想像したでしょう。家族団らんもままなりません。
しかしここはみんなが我慢です。日本医師会の中川新医師会長も「我慢のお盆」と言っておられます。

日本全国、家族と、大切な人と会えない人がどれほど多いことか。そんな夏は今年限りであってほしいと思います。
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アンサングシンデレラ~病院薬剤師

2020-07-31 16:54:43 | 日記
この春は新型コロナウイルス禍で、撮影ができず4月スタートのドラマが延期になったものが多いですね。
そのなかでかなり前から私が楽しみにしていたものが1つあります。「アンサングシンデレラ」というドラマです。それがようやく始まりました。
ヒロインは石原さとみさん演ずる病院薬剤師。薬剤師という職業は多くの人が知っていますが、病院薬剤師の仕事の内容は?と聞かれてきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
「アンサング(unsung)」→歌われない知られざる、、讃えられない、という意味です。
病院薬剤師さんは、今日病院業務においてはとても重要な役割を担っているんですが、人数も少なくその業務内容が少し黒子的なため皆さんに認識されにくい面が大いにあるのです。(病院には薬剤師だけでなくまだあまりしられていない専門職も多くいますが・・)
薬剤師さんは言うまでもなく薬のプロフェッショナルです。病院薬剤師の仕事は大きく分けて2つあります。1つはおなじみの調剤業務。病院では主に入院患者さんが使用する薬剤の調剤です。通常の内服薬、外用薬のほか、注射薬、化学療法で使用する薬剤を混合したり多岐にわたります。市中の薬局では扱わない最新の薬剤に触れることも少なくありません。2つ目は病棟業務です。入院中の患者様に服薬指導を行います。患者様から既往歴、副作用歴、服薬状況を聴き取り今後使用する薬剤について説明します。治療開始後はきちんと服用できているか、確認し医師や看護師などに情報を提供します。カルテや検査データを見て薬剤の効果や副作用の判定もできます。退院時の際には薬の管理指導や生活面でのアドバイスもします。患者さんに寄り添った業務内容です。
このほかに、医療現場の環境改善、緩和ケアNST,感染制御などチーム医療の1員としてとして病院内での活動も幅広くあります。医療職はもとより事務職ともかかわり様々な専門性の知識を取り入れることができます。
本当にやりがいのある職業です。
世界的にみて薬剤師人口は、日本はトップクラスにもかかわらず現状は病院薬剤師は不足しています。
このドラマを見て病院薬剤師の業務に興味を持ち、目指す人が増えることを切に望みます。
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接遇セミナーを受けました

2020-07-15 17:07:49 | 日記
大雨による甚大な災害に見舞われた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
ヤフーの防災警報に立山町と富山市を地域登録をしているのですが、最近は頻繁にアラームが鳴っています。
幸い、大きな災害にはなっていませんが、映像で被災地の様子を見ると他人事とは思えません。

7月9日にc-plan 代表小佐野美智子様を講師に迎えて、接遇セミナーを講習しました。
本来は4月にイオ呈していたものですが、新型コロナウイルス感染拡大予防のため延期していたものです。
遠隔セミナーという手段もあったのですが、やはり1度当院のリアルな日常を観察してもらったうえで、指導していただきました。
医師がすべて揃うこともなかなかハードルも高く、1時間というタイトなスケジュールで、先生にかなりご無理をお願いしました。

最後には医師たちからも質問も上がり、有意義なセミナーだったと思いました。これからの診療に役立つことを信じます。
小佐野先生有難うございました!

最近の私のニューノーマル。日曜日の夕方はちょこっとDIY.
オーニング(日よけ)を張り替え、その出来栄えにかなりの自己満足。
またプチガーデナーよろしく苗を植えて、日々、その成長に一喜一憂しています。子育ての感覚でしょうか。
何を植えたかといいますと、「夜顔」です。
あるとき偶然道で出会い、スマホで「夜、白い大きな花」と検索しました。
大雨予報が出ると軒下に入れたりとかなりの過保護ぶりです。
早く咲かんことを!
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新型コロナウイルスと災害

2020-06-15 08:59:28 | 日記
真夏日が続いたと思ったら急に梅雨入りです。
新型コロナウイルス感染者の増加も何となく落ち着いてきている感じがしますが、予断は許されません。

これから日本は大雨による水害、台風による災害が発生しやすい季節になります。
地震については最近全国各地で震度4レベルが多発しています。
災害大国日本なので、多くの方は災害発生時に持ち出すリュック等を用意しておられると思います。
しかし今一度災害バッグの中身を再確認すべきです。
以前の災害バッグはあまり感染症に対して留意してなかった人が多いのではないでしょうか。withコロナの時代は、避難所での感染症にも十分注意が必要です。
私自身もリュックを開けてみるとマスクや手指消毒液、使い捨て手袋などが入っていませんでした。
また従来の避難所はいわゆる3密な空間です。人との距離を保つのが困難です。感染が拡大し、医療資源にも負担をかけてしまうかもしれません。
とにかく避難所へ逃げたほうがいいのか否か。避難所では感染リスクも大きくなります。そこの見極めが難しいですね。
自宅のほうが安全ならば〈在宅避難〉という選択もありなのが、withコロナの時代です。
在宅避難の時は2階など上の階への「垂直避難」です。
ぜひ災害リュックの再確認を!
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