外へ出ろっ!?

気分でタイトルが変わりますが、細長く運営しているブログ
けしてヒッキ―ではない事を明記w

働きマン

2006年10月13日 02時38分44秒 | お勧め紹介(小説、漫画、音楽etc)
CMで「空を見上げたのは何時ですか?」なんてフレーズが流れていたのを聞いて、何気なく空を見上げるようにしている最近です。
夜空を見上げると季節を感じます。
瞳を月に見据えてから何も考えないと、耳からは虫の声が聞こえ涼しい空気を吸い込んでいるのに気が付きました。
もう秋なんですね。

そんな余裕もなく、ひたすら仕事に没頭し続ける女編集者・松方弘子28歳。
それが働きマンの主人公です。
原作者は安野モヨコ・アニメ・漫画を見る方なら一度は聞いた事ある名前かと思います。
ないって人は出会ってないか、憶えてないだけ。

まぁどんな内容かと言うと、上記の
ひたすら仕事に没頭し続ける女働きマン
で全てが片付いちゃうんですが、これはとても現代を象徴する一つの例であります。

28歳・男よりも仕事をとる、彼氏はいるがデートもセックスもろくに出来ずに「仕事をやったと思って死にたい」と考えてる女です。でも、たまに振り返ると疑問を持てずにはいられないのも事実。

そして、もう一つ重要なキャラが22歳の田中邦男・新人編集者。
真逆で「仕事しかなかったと思って死にたくない」この男はそつなく仕事をこなして、やりたい事をやろうとする現代の若者の一例ですね。

この二人は凄く現代にフィットしてると思いませんか?
現代を舞台にした物語と言うのは意外に少ないものです。
少女漫画は現代だと思うでしょうが、少し違いますよね。恋愛が主体で障害は恋愛についてが殆どだと思います、時間がなくてセックスできないってのが問題にはならないかと。
その点、一話で久しぶりに合鍵で部屋に来た彼氏は帰ってみれば寝ちゃってるって事は少女漫画ではないですね。

何よりこの作品の良い所は一話完結です。
ですから、見逃しても気にせず見続ける事が出来る事。
ぜひ、仕事から帰って見たい作品ではないでしょうが、見てみて下さい。
そして今の自分と照らし合わせてみるのが面白いかもしれません。


「この主人公は彼氏がいるだけマシだ、私には誰もいないのに働き尽くめ……」
そんな事を思った貴方は「もっと働きマン」です。