goo blog サービス終了のお知らせ 

「フレンズ」英語攻略

DVD活用で日常生活での会話をマスター

フレンズ1-3(その2)

2014-08-16 11:51:31 | フレンズ1

友達の彼氏をけなす人たちを、ここではコヨーテに例えていますが、コヨーテの発音、正しくは「カヨーティ」、って感じです。
また機会を見て書こうと思ってますが、日本人の英語の発音の上達を阻んでいるのは、ローマ字読みしたカタカナ英語が氾濫してるせいだと思っています。
外国語を読みやすくカタカナで書いて、日本語として取り入れてしまう才能は、素晴らしいと思ってるんですけどね。
カラオケって、karaokeと英語になってますが、これも発音は、「キャラオウキィ」です。
日本語をローマ字で書いても、必ずしもその通り読んでもらえるわけではないのです。

まだ死んだ犬のチーチーのことで落ち込んでるロス。
ジョーイ: Let it go, Ross. (もう忘れろよ、ロス。)
ビートルズのLet It Beという歌がありますが、letは「・・・させてやる、・・・することを許す」という意味。
let it goなら、そのまま行かせてしまえ、つまり、物事にいつまでも捉われずに、時期が来たら、忘却するままに忘れろ、という感じでしょうか。

ロス: You didn't know Chi-Chi. (チーチーのこと、知らないくせに。)
どんなに可愛いか知らないだろう、僕の悲しみがわからないだろう、ということ。
ちょっと子供みたいなセリフです。

レイチェル: What bank is this? (どこの銀行よ、それ。)
日本語では、「どこの銀行よ。」となるのでwhereを使いたいところですが、where is this bank?とすると、その銀行の場所を尋ねることになってしまい、In Manhattan.などの答えになります。
レイチェルは、何という名前の銀行かを知りたがっているので、what bankになるわけです。

アランが真似(impression)をしたという、David Hasselhoff、「ナイトライダー」「ベイウォッチ」などのテレビ番組に主演した俳優です。
こういう外国の芸能人の名前などが出てくると、はっきり言って、私のような海外経験のないものにはつらい。
よほど有名な映画スターならわかりますが、今どき話題の人とかだとお手上げで、「アメリカに住んでたら、すごく笑えるんだろうなぁ。」と寂しくなってしまいます。
ですが、今はインターネットでいろいろ調べ物も出来る便利な時代だし、DVDもいっぱい出てるし、案外、どこかでフレンズに名前の出てきた俳優を目にする機会があるかもしれません。
ちょっと名前を頭の隅に置いといて、「なんかこの名前聞いたことあるなぁ。」とその実物を見る機会があった時に、思い出せるといいですね。

また、フレンズは、ゲスト俳優が豪華なので有名です。先日、トニー賞(アメリカ演劇界の権威ある賞)の授賞式をTVで放映してましたが、フレンズで見たことのある俳優さんがたくさん出てましたよ。

モニカの新恋人アランに対するみんなの評価、「顔をゆがめて笑う」とか、よく聞くとあまり誉めてないけど、要はそういうひとくせある、変わった人がみんなの好みらしい。
フレンズのメンバーも、実はちょっと変わった人が多いので、そういう人を求めるのかもしれません。
もし、モニカの彼が、性格もルックスも良い人なら、却ってこんなにみんなに好かれないのかも。
最初、あんまりみんなが褒めちぎるので、モニカも驚いていましたが、見ている私も、誉め殺しか何かかとちょっと不審に思っていたのです。
最後に何かオチでもあるのかと・・・。
ですが、本当にみんなはアランのことが好きだったようで・・・。

アランと出掛けた試合の結果、
We won! (勝ったぁ!)
勝ったー、と日本語では主語がありませんが、英語では必ず主語が必要です。
映画とかでは、時々主語が省略されてることもありますが、日本語に比べると、必ずと言っていいほど、主語は必要です。

アランの活躍ぶりを語るロス、
He was like a Bugs Bunny cartoon where Bugs plays every position. (アランはバッグス・バニーのアニメみたいに、全部のポジションでプレーしてる感じだったよ。)
日本ではアニメといいますが、アメリカではcartoonと呼ぶことが多いです。
日本のアニメは最近はanimeという単語で呼ばれます。

チャンドラー: I, personally, could have a gallon of Alan. (1ガロンのアランがあってもいいくらいだよ。)
gallonは、液体の単位です。
アランとガロン(発音はギャランに近い)が韻を踏んでいます。

リジーというおばさんが、フィービーに
Hey, Weird Girl. (やあ、変な女。)
と呼びかけてます。
weird は学校英語ではあまり出てこないと思います。
変わったとか、変なというとstrangeを思い出すことが多いですが、ドラマではweirdがよく使われます。
「なんか奇妙だ、変な感じ。」というときも、That's weird.といいます。

Keep the change. (おつりは取っといて。)
旅行で使いたいフレーズ。
フィービーの銀行口座に勝手に振り込まれてたお金を、ジョーイがKeep it.と言ってましたが、そのkeepと同じです。

さて、次に、今回のキーワード、thumb(親指)が出てきます。
キーワードと言っても、英語タイトルに出てるわりには、別に今回のエピソードの中心ではないのですが、
(中心は間違いなくアランでしょう。)、
そこを「アランの話」としないところに、フレンズのタイトルのしゃれっ気というか、面白みを見い出したいところ。
最初、タイトルだけ見たら、「何だ? この話は?」と思わせるトボけたタイトルが魅力ですね。

リジーがおごってくれたジュースに、なんと親指が入ってた。
(製造過程で混入した!? いてててて・・・。)
それを形容して、
フィービー: ...like this tiny little hitchhiker. (小さなヒッチハイカーみたいだった。)
ヒッチハイカーは親指を立てて、車を止めるからです。

それに対するチャンドラーの答え、
Maybe it's a contest? Like "Collect all five." (それってコンテストじゃない? 「5本全部集めよう」、みたいな。)
シールを5枚集める、とか懸賞でありますが、
「5本って、親指から小指!?」
笑ってしまいました。

フレンズ1-3(その1)

2014-08-16 11:50:53 | フレンズ1

シーズン1 第3話
The One With the Thumb (モニカの彼はみんなのもの?)
原題は「親指の話」

最初から、男女関係の複雑なセリフが登場。
モニカ: "We should do this again," means: "You will never see me naked."
(「またこんな風にデートしようよ。」、っていうのは、「もう二度と俺の裸を見ることはないよ。」って意味よ。)

Since when? Since always. (いつから? ずっとだよ。)
since whenとは、いったいいつから~になっちゃたの?という意味で、普通は、現在完了形と共に使われます。

"dating" language(デート言葉)がここではたくさん出てきます。
やっぱり、どこの国の人でも、面と向かって言いにくいことってあるんですよね。

チャンドラーのセリフで、
I'll be dating leather-clad alcoholics...
という英語字幕がありますが、実際はleather-wearing alcoholicsと言っています。
cladは複合語で・・・を着た、という意味になるのですが(jeans-cladはジーンズ姿の、という意味)、ここでわざわざwearingをcladに置き換えているのは理由はよくわかりません。
ですが、このように、実は英語字幕とは、しゃべっているセリフと全く同じでないことが多い、ということを常に念頭に置いて、リスニングして下さい。
まず、Ohなどの感嘆詞、wellなどのセリフをつないでいる意味のないセリフなどは字幕からカットされていることが多いですが、When I was a boy,などのような短いセンテンスもカットされている場合もあります。
言い換えれば、英語字幕に書いてないセリフを聞き取れるようになった時、リスニング力はかなりのものになったとも言えるのでは?

そういうdating languageはCushions the blow.だとジョーイも言っていますが、
ここでのcushion(クッション)は他動詞で、衝撃などをやわらげる、という意味です。
イメージとしては、車のエアバックみたいな感じでしょうか。

ここで可哀相なのはロス。
dating languageを例えて、
チャンドラー: Like your parents putting your dog to sleep and saying it went off to live on a farm.(親がペットの犬を安楽死させたのを、どこかの牧場に送ったと言ってごまかすようなもんさ。)
sleepは安楽死させること。まさに「眠らせる」わけです。

ロスはまだ気づかず、
That's funny. Because our parents actually did send our dog off to live on a farm.(それは面白いことを言うね。だって、僕の親は本当に犬を牧場に送ったんだよ。)
妹のモニカも気づいていたのに、ロスだけがそれを本当に信じていたようです。

Hello! (おいおい、もしもし。)
日本語で電話の「もしもし」は英語でhelloですが、日本でもとぼけたことを言う人に、「もしもし?(あんた大丈夫?)」みたいなニュアンスで使うことがあるから、似てるかも。

役作りのために煙草を吸うジョーイ。その吸い方がなっちゃいないので、
チャンドラー: I think this is probably why Dimon smokes in his cell alone.
(こんな風だから、ディモンは牢で一人で煙草を吸いたいわけだな。)
人に見られると恥ずかしいくらい、煙草を吸うのが下手だ、という意味。

オーダーを運んできてみんなに配ったレイチェル、
Good for me! (でかした、レイチェル!)
これは、Good for you. (あなたよくやったわ。その調子。)という相手への誉め言葉を自分に向けて使っています
でも、実は、みんなは注文と違うものを黙って受け取っただけで、こっそり後で交換しているのです。

500ドルが勝手に自分の口座に振り込まれていたのであわてるフィービー。
Keep it! (とっとけよ。)というジョーイに、
フィービー: It's not mine. If I kept it, it would be like stealing. (私のじゃないわ。もし自分のものにしたら、盗んだみたいになるわ。)
レイチェル: Yeah, but if you spent it, it would be like shopping! (でも、それを使ったら、ショッピングみたいになるわ。)
ショッピング大好きレイチェルらしいツッコミです。

それでもフィービーは納得しません。
もし素敵な靴を履いても、足音が
'Not mine. Not mine. Not mine.' (私のじゃない、私のじゃない。)
と聞こえる、と言い、
嬉しくてスキップしても、
'Not-not mine, Not-not mine.' (わたしっのじゃ、なーい、わたしっのじゃ、なーい。)と聞こえると言って、いやがります。
このnot mineとnot-not mineのリズムは英語独特のリズミカルなもので、これを日本語に訳すのはかなり難しいのでは?

モニカ: We're with you. We got it. (同感よ。わかったわ。)
このwithは、同意見で、~に賛成して、という意味です。反対語はagainst。
同意する、というとagree withが浮かびますが、be withでも良いのです。
「あなたと同じ側にいる。あなた側の人間だ。」のうようなニュアンスかと。
get itは、理解する、分かる、了解する、納得する、という意味です。getはいろんな意味がありますが、何かを掴んでモノにするという感じです。(ポケモン、ゲットだぜ。みたいな)

煙草を吸うチャンドラーにOh, gross!
grossとは、実に不快な、胸の悪くなるような、ゾッとする、不潔な、という意味です。
いやーな感じがした時に使います。

フィービー: You've been so good, for three years! (3年間も禁煙して頑張ったのに。)
チャンドラー: And this is my reward. (だから、これが自分へのご褒美なんだよ。)
これを聞いて、「禁煙なんて簡単だよ。俺なんかこれまで100回も禁煙したぜ。」というジョークを思い出しましたが・・・。

フレンズ1-2(その2)

2014-08-15 11:50:07 | フレンズ1

キャロルが妊娠してることを知り、アワアワしてるモニカに、
ロス: Do that for two hours, you might be where I am right about now. (そういう状態が2時間続くと、今の僕の状態になるよ。)
where I am = 今自分がいる所、状況、心境。
もうパニクってる状態は過ぎ去り、呆然としているということです。

ぐちゃぐちゃになったラザニアを食べるジョーイ。ジョーイは食いしん坊という設定で、今後もこういうシーンがちょくちょくあります。

モニカの母: What’s that curry taste? (このカレー味は何?)
モニカ: Curry. (カレーよ。)
この会話で、モニカと親がギクシャクしてるのがわかります。
ロスは猫かわいがりされてるのに、モニカはダメな子とレッテルを貼られてます。
最初、この話を見た時になんかいやーな感じがしたのですが、こういう独特の設定が、大切なんでしょうかねぇ。
個人的には、「?」マークがつくところですが。

イヤミは延々続きます。
We're having spaghetti. That's easy. (今夜はスパゲティね。それは簡単だこと。)
なんか姑さんみたいなセリフ。

At least she had the chance to leave a man at the alter. (少なくともレイチェルは、祭壇に花婿を置いてくることもできたんだし。)
モニカはそんなことすらできてない、というイヤミ。

さすがにモニカもカチンときて、
What's that supposed to mean. (それってどういう意味よ?)
モニカの母: Nothing. It's an expression. (別に。単なる言い回しよ。)

ついに両親に真実を語るロス。
Here's the deal. (よく聞いてよ。いいかい。)
これは大事な話を始める前に言うセリフ。

And you knew about this? (それであなたはそのことを知ってたの? (知ってて黙ってたの?))
結局、非難されてしまうのはモニカなのでした。

セントラルパーク(喫茶店)のトイレから出てきたロス、電気が消えて真っ暗なので、
How long was I in there? (どのくらい僕トイレにこもってた?)

レイチェル: Got any advice? As someone who’s recently been dumped. (何かアドバイスある? 最近捨てられた立場から。)
dumpというのは、ダンプカーのダンプ(英語ではdump truckと言う)で、ゴミをどさりと下ろすことを言います。
そこから派生して、放り出す、見捨てるという意味にもなります。
アリーmy Loveでは、アリーが自分が振られるさまを想像して、ダンプカーの荷台から大きなゴミ箱に放り込まれるというシーンがありましたが、これはどちらもdumpだからです。
この「振られる」dumpは恋愛ドラマには欠かせない単語で、よく出てきます。

ベイビーの名前は、祖母の名前を貰ってミニーにするというキャロルに、
ロス: Still, you say "Minnie," you hear "Mouse." (それでも、ミニーといえば、マウスだろう。)

振ったはずのバリーが元気なのを見て、かえって動揺するレイチェル。
髪やお化粧を直す乙女心は、万国共通ですね。

レイチェル: You hate sticking your finger in your eye. (目の中に指を入れるのを、いやがってたのに。)
バリー: Not for her. (彼女のためなら怖くない。)
それを聞いて観客は笑いますが、Oh! というため息も漏れてます。
アメリカのドラマは笑い声だけでなく、ドラマティック、ロマンティックなセリフを言ったシーンに、ビビッドに反応し、うっとりとため息をついたり、歓声を上げたり、口笛を吹いたりする観客の声が入ります。
これを聞くだけでもアメリカのエンターテインメントを感じますね。
日本では、テレビショッピングで値段を言った時に、こういう歓声を聞きますが・・・。

ベイビーの超音波映像を見せられたチャンドラーは、
I think it's about to attack the Enterprise. (エンタープライズを攻撃しようとしてる?)
エンタープライズとは、スタートレックに出てくる宇宙船の名前です。

(実は、私はスタートレックのファンでもあり、TNG(The Next Generation 新スタートレック)のピカード艦長とデータ少佐のファンなんです。
フレンズもスタートレックも好きって、ちょっと珍しいかな?)

つまり、この映像の主を宇宙人だと言いたいわけ。赤ちゃんの超音波映像を見ると、エイリアンみたいだと思う親は多いですね。
(私もそうでした・・・。って、ごめんよ、我が子。)

花嫁付添人なのに、バリーと新婚旅行先のアルバ島へ行ったミンディと電話中、
レイチェル: I hope they have his old hairline and your old nose! (赤ちゃんがバリーの本当の生え際と、あなたの本当の鼻の形に似たらいいわね!)
このold、つまり昔の、整形前の、という意味。
バリーが植毛をしていることはレイチェルとの会話に出ていました。
フレンズを見ているとよく整形の話が出てくるのですが、アメリカではそんなにポピュラーなんでしょうか? やっぱり。

フレンズ1-2(その1)

2014-08-14 15:55:40 | フレンズ1

シーズン1 第2話
The One With the Sonogram at the End (ロスの大事件)
原題は「最後に超音波映像がある話」

ex-wifeというのは前妻。ex-boyfriend 元カレ、などにも使います。
ex-wifeのキャロルの一言
I'm pregnant. (私、妊娠したの。)
こういう「衝撃の告白」というのを、英語で聞き取れた時は、感動です。日本語で「私、ニンシンしたかも。」とかいうシーンを聞くと、ビクっとしますよねぇ。これから、波乱が待ち受けてるみたいな。
それを、日本語字幕無しで、ビクっとできるようになれば、その言葉はもう自分のものになった、英語を英語のまま理解できた、ということになるのです。
「pregnant = 妊娠している、か・・・。えーっ!?」とワンクッション置いている間は、まだまだ間に日本語が挟まって理解している状態なのです。

英語のセリフとは関係ありませんが、今回はジェスチャーで表すギャグが多いです。
原始人の手を持ったままハグする、驚いた時のロスのポーズが後ろの人形とそっくり、とか。
ちょっとベタな感じもしますが、この辺で笑えるところは万国共通かな、とホッとします。

紙くずを捨ててることを非難されたチャンドラー、言い訳しているうちにモニカが激怒しているのに気づいて、
So I balled it up and now I wish I was dead. (で、紙を丸めて・・・今、俺、死にたい。)
モニカの怒りが伝わります。
ちなみに、I wish I was dead. は学校文法でよく習うI wish I were a bird.(私が鳥だったらなぁ。) と同じ、実現不可能なことを表す「仮定法過去」です。
私も落ち込んでいやな時は、時々、I wish I was dead. と、ブツブツ言ってます。(本心じゃないけど、もう何もかもいやだー、みたいな時にぴったり)

チャンドラー: Ugly Naked Guy got a ThighMaster. (裸のブ男がサイマスター買ったぞ。)
サイマスター、単語から太腿を鍛える器具だろうとは思いましたが、実際に存在するものでした。ホームエクササイズで使う器具です。
このUgly Naked Guyは向いのビルに住んでいる人で、時々窓から見えるので、話に何度か登場します。
名前だけで本人はきっと登場しないだろうと思っていたら、ずっと後のエピソードで、おなかを出して寝ている姿を拝見できました。

レイチェル:Has anybody seen my engagement ring? (誰か私の婚約指輪見なかった?)
フィービー:Yeah, it's beautiful! (見たわよ、きれいね。)
これはフィービーのボケぶりが炸裂したセリフ。レイチェルの慌てぶり、指をさすってるそぶりから、つけてたはずの指輪をなくしたのは明白なのに、単純な質問と捕らえて、丁寧に答えてるフィービーに笑えます。
こういうギャグは、「ちょっと席はずすから、カバン見ててね。」「見てたよ、誰かが持って逃げていったよ。」のような古典的ギャグに通じます。

指輪を探しながら、
ジョーイ:When did you have it last? (最後につけてたのはいつ?)
フィービー:Doy! Probably right before she lost it. (ばかねぇ、なくす直前でしょ?)
これも、フィービーらしい返答です。

ラザニアの中に埋まっている指輪を探す前の決死の一言。
チャンドラー: Boys! We're going in! (潜入するぞ!)
映画マトリックスで、ネオやモーフィアスがマトリックスの中に入る時も確かこう言っていたはず。随分雰囲気違いますが・・・。



このエピソードの、レイチェルが婚約指輪を探しているシーン。
レイチェル: I know I had it when I was in the kitchen with...
チャンドラー: Dinah?
というやり取りがあるのですが、この Dinah についての説明を、フレンズ1-21(その6) のコメント欄に書いています。
興味のある方は覗いてみて下さい。

DVDの音声と字幕(その1)

2014-08-14 12:49:29 | フレンズ1



今回は「英語学習が目的の場合、DVDの音声と字幕をどうすれば良いか」についてです。
これについては、私がフレンズを見始めた時からやっている方法をご説明します。
ちなみに、この方法はかなり「くどい」方法です。
お忙しい方については、それを「はしょる」方法について、説明したいと思いますが、
まずは、一番オーソドックスと思われるアプローチを。
ざっと段階を説明すると、以下のようになります。
1. 英語音声、字幕なし
2. 英語音声、英語字幕
3. 英語音声、日本語字幕
4. 日本語音声、英語字幕
5. 英語字幕、英語音声
げっ! 五段階も!?
一応、それぞれ理由と意義はあるんです。
順番に説明していきますが、説明が長くなったので、うんざりした方は、速読して下さい(笑)。
自分のくどい説明を読んでみて、自分がかなりくどい人間なんだと再認識して、ちょっとへこんでます(笑)。

1. 「ネタバレ禁止」状態で、「英語音声、字幕なし」
まずは、英語のドラマを見ているんだ、ということで、ネイティブが見ているように見ることです。
フレンズは30分番組(CM抜きのDVDでは正味23分くらいしかありません)ですから、まあ全然わからないとしても、耐えられるレベルかと。
これが2時間近い映画だと、最初に「字幕なし」をお薦めしにくいんですが。
映画でも、初見の場合、私はチャプターごとにフレンズと同じような見方をして勉強してます。
ネタバレ禁止状態で、というのは、そのドラマのトピックを、出来れば知らないままで見た方が望ましい、ということです。
というのは、よく話題の映画で「結末は誰にも話さないで下さい。」という宣伝文句がありますが、それは、内容を知ってしまうと、それだけ感動や驚きが減るから、ですよね。
同様に、ドラマを見るに当たり、そのドラマをどれだけワクワクしながら見れるか、が、そのドラマにどのくらい集中できるか、につながるのです。
キーワードがわからなくて、話の筋が全く読めないということもあり得るのですが、逆にキーワードがわかって筋が理解できた時の感動はひとしおです。

ドラマには動きがありますので、セリフが聞き取れなくても、ある程度は話の流れがわかるものです。
さらに、日本語の情報をカットして、想像力を働かせ、内容を推測する訓練にもなります。
実際問題、他人が話している内容を聞いている時、人はある程度想像力を働かせながら話を理解しています。
相手が話し下手だったら、多少自分で言葉を補って理解しますし、知らない単語が出てきても、いちいち聞き返さず、文脈から意味を判断しようとしますよね。
人間というものは、辞書で調べたみたいにはっきり意味を知らなくても、それが使えるようになるものです。

うちの息子は、最近、「ばり」という言葉がマイブームらしくて、
「ばり暑いし。」(=すごく、暑い。という意味らしい)
とかブツブツ言ってます。
その「ばり」って何? 語尾の「し」って何??
と驚く母(私)。
若者が使っているらしい「ばり」という言葉を、多分お友達が使ってたのでしょう。
本人は、「"ばり"ってどういう意味?」とか友達に聞くことなく、友達が使ってるニュアンスから、だいたいの意味を察したのだと思います。
で、まぁ、カッコイイと思ったのか、最近、頻繁に使うようになったわけで。
ところで、「ばり」って誰が流行らせたんですか? 語源は何? バリバリ?
そういえば、すごく美味しいもののことを「ばりうま」とか言うけど。
ばり、は方言だと聞いたこともありますが。

「ばり」の話はともかく、
ここで私が言いたいのは、単語の全てがわからなくても、ある程度会話は出来る、理解できる、ということです。
そして、単語の意味というものは、使っている事例から推測することで、よりはっきり意味を把握できる、ということ。
知らない単語ばかりの英語でも、知ってる単語から類推したり、セリフをしゃべってる人の表情やしぐさから判断したり、そういうことで、何となくわかってくるようになるものなんだと。

リスニングテストとは違って、状況が目に見えるということは、たくさんの情報を与えられることになります。
それではリスニングの練習にならないかというと、そうではない。
実際は、音だけで判断することの方が少ないわけですからね。(電話くらい?)
そうやって、類推する訓練は、実生活でも必要なことですから。

正直言って、私も最初にDVDでフレンズを見た時は、簡単な挨拶などは聞き取れても、長い文章になるとわけがわからず、時々知ってる単語だけが頭に残る程度、でした。
でも、英語に慣れることがまずは大切。英語のリズム、抑揚、セリフの掛け合いなど、その音声にまずは慣れていくことから始めたいですね。
その状態で、最初は2回見てました。(時間がない方はとりあえずは1回だけでもこのやり方で、ぼーっと見てみてください。)
何か大事なキーワードがあるらしいのに、その意味がわからない時は話が見えないことも多いです。
その場合はあきらめて、次の段階に行きましょう。
やっぱりわからないものは、何回聞いてもわからないものです(笑)。

長くなりすぎたので、第二段階は次回。
To be continued...