シーズン1 第10話 The One With the Monkey (大晦日の約束)
原題は「お猿の話」
ロスはマルセルという猿を連れてきます。
レイチェル: He is precious! (その子、かわいい!)
preciousは、「貴重な」という意味ですが、「かわいい」という意味もあります。
ロス: My friend Bethel rescued him from some lab. (僕の友達のベセルが研究所から助け出したんだ。)
フィービー: That is so cruel. Why? Why would a parent name their child Bethel?
(それって残酷だわ。どうして、親が自分の子供にベセルなんて名前をつけるのかしら?)
残酷だというから、てっきり猿を動物実験に使うことを非難するのかと思いきや、ベセルという名前をつけたことを残酷だと言っているのでした。
しかし、それほど妙な名前なんでしょうか?
bethelは、「ベテル、霊場、礼拝堂」という意味があり、またIndiana州にBethelという地名もあるようですが・・・。
マルセルを飼うのは、前妻のキャロルが出て行ってから寂しいからなんだ、というロスに
モニカ: Why don't you just get a roommate? (ルームメイトを探したらどう?)
ロス: I don't know. You reach a certain age, having a roommate is just kind of pathe...
(どうかな。ある程度の年齢になったら、ルームメイトと住むなんて、ちょっと、みじ・・・)
[「みじめ」と言いかけるが、みんなが気分を害しかけたので・・・]
ロス: Sorry, that's "pathet," which is Sanskrit for "cool way to live."
(ごめん、その「ミジ・・・」っていうのは、サンスクリットで「カッコイイ生き方」っていう意味なんだ。)
patheticには「哀れを誘う、痛ましい、みじめな」という意味です。
この形容詞の元になった名詞のpathosは「哀愁、ペーソス」、「情念、パトス」という意味になります。
ロスはいい年になってルームメイトと住むのはみじめだと言おうとしたのですが、レイチェルとモニカ、ジョーイとチャンドラーがそれぞれ一緒の部屋でルームメイトとして暮らしているのです。
そのことを非難するとマズいと悟ったロスは、とっさに「サンスクリット語ネタ」で誤魔化したわけです。
サンスクリット語なら、きっと誰にもわからないだろうと思うのは、日本人でも同じですね。
サンタのバイトの仕事がゲットできなかったジョーイ。
ジョーイ: Some fat guy's sleeping with the store manager. (あの太っちょが、店長と寝てるんだな。)
He's not even jolly. It's all political. (あいつは陽気でも何でもないんだ。ただの策略家だ。)
jollyは「楽しい、愉快な、陽気な」という意味。
サンタクロースやクリスマスのイメージですね。
ところが、サンタという陽気で明るいイメージのバイトにも、陰ではドロドロした争奪戦が繰り広げられているようで。
サンタの手伝いの役しかもらえず、怒るジョーイ
ジョーイ: It's just such a slap in the face, you know?
(それって、侮辱だと思わないか?)
slapとは「(平手で)ピシャリと打つこと」なので、slap in the faceは直訳すると「顔をピシャリとたたかれること」、つまり、「侮辱」という意味になります。
大晦日に恋人がいるのはレイチェルだけ、ところが
レイチェル: For your information, Paolo's gonna be in Rome this New Year's.
(ご参考までに、パウロはこの新年はローマにいる予定なの。)
for your informationは「ご参考までに」という意味で、略してFYIとも書きます。
チャンドラー: I say this year, no dates, we make a pact. (今年の年末は、恋人はなしで過ごす、っていうデートなしっていう協定を結ぼう。)
pactは「協定、条約」です。a nonaggression pactは「不可侵条約」です。
promiseに比べると、ちょっと堅い感じがしますが。
フィービーのライブ、クリスマスに合わせた歌らしいのですが、これがまた・・・(笑)。
ざっと日本語訳だけ、書いておきます。
「石炭の目の人形[雪だるま]を作った。微笑みがうっとりするくらい。ママが台所で自殺してたなんて、どうして私が知ることができただろうか・・・」
とか歌いながら、手に持った鈴を振って、la,la,laと高らかに歌い上げるフィービー。
「ママの遺灰が、ママのまつ毛までもが、小さな黄色いビンの中で眠ってる・・・」
ashes(灰、遺灰)とeyelashes(まつ毛)が韻を踏んでます。
jarは広い口の瓶のことです。ジャムが入ってる瓶などがそうです。
日本語のジャー(魔法瓶)という意味は、英語にはありません。