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「フレンズ」英語攻略

DVD活用で日常生活での会話をマスター

フレンズ1-3(その1)

2014-08-16 11:50:53 | フレンズ1

シーズン1 第3話
The One With the Thumb (モニカの彼はみんなのもの?)
原題は「親指の話」

最初から、男女関係の複雑なセリフが登場。
モニカ: "We should do this again," means: "You will never see me naked."
(「またこんな風にデートしようよ。」、っていうのは、「もう二度と俺の裸を見ることはないよ。」って意味よ。)

Since when? Since always. (いつから? ずっとだよ。)
since whenとは、いったいいつから~になっちゃたの?という意味で、普通は、現在完了形と共に使われます。

"dating" language(デート言葉)がここではたくさん出てきます。
やっぱり、どこの国の人でも、面と向かって言いにくいことってあるんですよね。

チャンドラーのセリフで、
I'll be dating leather-clad alcoholics...
という英語字幕がありますが、実際はleather-wearing alcoholicsと言っています。
cladは複合語で・・・を着た、という意味になるのですが(jeans-cladはジーンズ姿の、という意味)、ここでわざわざwearingをcladに置き換えているのは理由はよくわかりません。
ですが、このように、実は英語字幕とは、しゃべっているセリフと全く同じでないことが多い、ということを常に念頭に置いて、リスニングして下さい。
まず、Ohなどの感嘆詞、wellなどのセリフをつないでいる意味のないセリフなどは字幕からカットされていることが多いですが、When I was a boy,などのような短いセンテンスもカットされている場合もあります。
言い換えれば、英語字幕に書いてないセリフを聞き取れるようになった時、リスニング力はかなりのものになったとも言えるのでは?

そういうdating languageはCushions the blow.だとジョーイも言っていますが、
ここでのcushion(クッション)は他動詞で、衝撃などをやわらげる、という意味です。
イメージとしては、車のエアバックみたいな感じでしょうか。

ここで可哀相なのはロス。
dating languageを例えて、
チャンドラー: Like your parents putting your dog to sleep and saying it went off to live on a farm.(親がペットの犬を安楽死させたのを、どこかの牧場に送ったと言ってごまかすようなもんさ。)
sleepは安楽死させること。まさに「眠らせる」わけです。

ロスはまだ気づかず、
That's funny. Because our parents actually did send our dog off to live on a farm.(それは面白いことを言うね。だって、僕の親は本当に犬を牧場に送ったんだよ。)
妹のモニカも気づいていたのに、ロスだけがそれを本当に信じていたようです。

Hello! (おいおい、もしもし。)
日本語で電話の「もしもし」は英語でhelloですが、日本でもとぼけたことを言う人に、「もしもし?(あんた大丈夫?)」みたいなニュアンスで使うことがあるから、似てるかも。

役作りのために煙草を吸うジョーイ。その吸い方がなっちゃいないので、
チャンドラー: I think this is probably why Dimon smokes in his cell alone.
(こんな風だから、ディモンは牢で一人で煙草を吸いたいわけだな。)
人に見られると恥ずかしいくらい、煙草を吸うのが下手だ、という意味。

オーダーを運んできてみんなに配ったレイチェル、
Good for me! (でかした、レイチェル!)
これは、Good for you. (あなたよくやったわ。その調子。)という相手への誉め言葉を自分に向けて使っています
でも、実は、みんなは注文と違うものを黙って受け取っただけで、こっそり後で交換しているのです。

500ドルが勝手に自分の口座に振り込まれていたのであわてるフィービー。
Keep it! (とっとけよ。)というジョーイに、
フィービー: It's not mine. If I kept it, it would be like stealing. (私のじゃないわ。もし自分のものにしたら、盗んだみたいになるわ。)
レイチェル: Yeah, but if you spent it, it would be like shopping! (でも、それを使ったら、ショッピングみたいになるわ。)
ショッピング大好きレイチェルらしいツッコミです。

それでもフィービーは納得しません。
もし素敵な靴を履いても、足音が
'Not mine. Not mine. Not mine.' (私のじゃない、私のじゃない。)
と聞こえる、と言い、
嬉しくてスキップしても、
'Not-not mine, Not-not mine.' (わたしっのじゃ、なーい、わたしっのじゃ、なーい。)と聞こえると言って、いやがります。
このnot mineとnot-not mineのリズムは英語独特のリズミカルなもので、これを日本語に訳すのはかなり難しいのでは?

モニカ: We're with you. We got it. (同感よ。わかったわ。)
このwithは、同意見で、~に賛成して、という意味です。反対語はagainst。
同意する、というとagree withが浮かびますが、be withでも良いのです。
「あなたと同じ側にいる。あなた側の人間だ。」のうようなニュアンスかと。
get itは、理解する、分かる、了解する、納得する、という意味です。getはいろんな意味がありますが、何かを掴んでモノにするという感じです。(ポケモン、ゲットだぜ。みたいな)

煙草を吸うチャンドラーにOh, gross!
grossとは、実に不快な、胸の悪くなるような、ゾッとする、不潔な、という意味です。
いやーな感じがした時に使います。

フィービー: You've been so good, for three years! (3年間も禁煙して頑張ったのに。)
チャンドラー: And this is my reward. (だから、これが自分へのご褒美なんだよ。)
これを聞いて、「禁煙なんて簡単だよ。俺なんかこれまで100回も禁煙したぜ。」というジョークを思い出しましたが・・・。