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「フレンズ」英語攻略

DVD活用で日常生活での会話をマスター

フレンズ1-5(その1)

2014-08-21 11:54:43 | フレンズ1

シーズン1 第5話
The One With the East German Laundry Detergent (土曜の夜を一緒に)
原題は「東ドイツの洗剤が出てくる話」

男と女の違いについて語るみんな。
ジョーイ: Women can see breasts anytime they want. You just look down, and there they are.How you get any work done is beyond me.
(女は、いつでも胸が見られるだろ。下を見るだけで、そこにあるんだから。
どうやって仕事をこなすのか、理解不能だね。)
beyondは、「~を越えて、~のかなたに」という意味ですが、そこから派生して、「~の理解力が及ばない、~には解しかねる」という意味もあります。
この場合は、ジョーイの理解の範疇を超えてる、という意味です。
確かに、ジョーイなら、そわそわして、仕事が手につかないかも?

ジャニスという恋人となかなか別れられないと嘆くチャンドラー。
There's that awkward moment when you've handed her the note.
(ジャニスにメモを渡したときは、気まずい空気が流れたよ。)
ゲストのジャニス、このキャラクターは人気があるらしく、後から何度も登場します。
すごいインパクトのあるキャラですもんね。
日本語のメモは、memoでもいいかもしれませんが、noteという単語の方をよく見かけます。
noteだけでは日本語のノート(notebook)の意味にはなりませんから、ご注意を。
メモを取るは、take a note, take notesです。
awkwardとは、「やりにくい、やっかいな、気まずい」という、どうにも具合が悪い状況を指します。
ここではまだジャニスは登場しませんが、このawkwardという単語が、ジャニスとの関係を語る時の描写にドンピシャなので笑えます。

チャンドラーへアドバイスするジョーイ。
Be a man. Just stop calling. (男らしくしろよ。電話するのをやめればいいだけさ。)
なんとも「男らしい」別れ方です(笑)。

レイチェルもご機嫌斜め。
My father wants to give me a Mercedes convertible. (パパが私にベンツのオープンカーを買ってやるって言うのよ。)
ロス: That guy, he burns me up. (それは、僕でも頭にくるね。)
convertibleはconvert(変える、改造する)の形容詞。
変換機のことは日本語でもコンバーターって言いますよね。
convertibleは「たたみ込みのルーフ付きの自動車」のことです。
レイチェルは、そうやって物で釣ってまでして、自分を連れ戻そうとする親に腹を立てていますが、ロスは、娘を連れ戻すためなら、簡単にベンツを買ってくれるというリッチで過保護なお父さんに、カチンと来てるわけです。

別れたアンジェラがきれいになっている、声を掛けたらと言うフィービーに
ジョーイ: Okay, but not yet. I don't wanna seem too eager. (わかった。でもまだだ。もの欲しそうに見られたくない。)
eagerは「しきりに求めて、熱望して」。別れた女性がきれいになってたら、また声を掛けずにはいられないジョーイでした。

ジョーイ: One Mississippi, two Mississippi...three Mississippi. That seems cool. (1ミシシッピー、2ミシシッピー、3ミシシッピー。こんなもんでいいだろ。)
3まで数えて、声を掛けにいくジョーイ。
って、早すぎるだろ!
このOne Mississippi, two Mississippi...という数え方は、みんなでアメフトをするというエピソードにも出てきます。
どうしてMississippiなのかは知りませんが、アメリカでは、みんなこう数えるんでしょうか?
ちなみに、NHK「おかあさんといっしょ」に「まねっこピーナッツ」というコーナーがあり、ピーナッツの形をした人形と同じポーズを取るというゲームをします。
ポーズを決めてじっとする間に、このピーナッツ君が「ワン・ピーナッツ、ツー・ピーナッツ、スリー・ピーナッツ」と数えます。
これはきっとこのOne Mississippi, two Mississippiの変形なんだろうと、勝手に考えているのですが、NHKさん、どーですか?

胸を強調したドレスを着てるから、ジョーイの気をひいたんでしょ、とつれないアンジェラに、
ジョーイ: You don't say. (まさか。)
このニュアンスは、はっきり言って私にもよくわかりませんが、「まさか。本当? へえ。」という意味だとか。
私の解釈としては、「そんなこと本気で言ってないよな。そんなこと言うなよ。」みたいな感じかと思うのですが、誰か教えて下さい。

フレンズ1-4(その3)

2014-08-20 11:54:36 | フレンズ1

ジョージ・ステファノポロスを知らないレイチェルは、
レイチェル: Who's George Snuffleupagus? (ジョージ・スナッフルパガスって誰?)
フィービー: That's Big Bird's friend. (それは、ビッグバードの友達よ。)
レイチェルが間違った名前は、セサミストリートのキャラクターのAloysius Snuffleupagus (アイロシアス・スナッフルパガス)、通称スナッフィーです。
DIONが提供しているセサミBBのキャラクター紹介のページに写真も載っています。

モニカ: You know, the White House adviser, clinton's campaign guy. The one with the great hair, sexy smile, really cute butt.
(ほら、ホワイトハウスの顧問で、クリントン陣営の人よ。髪が素敵で、笑顔がセクシーで、お尻がすっごく可愛い人。)
レイチェル: Oh, him! The little guy. Oh, I love him!
(あぁ、あの小柄な彼ね。あの人大好き!)

ここで、英語タイトルにも登場している、今回の影の主役(?)、ジョージ・ステファノポロスさんについて簡単に説明します。
この人は実在の人物です。
クリントン政権で、deputy campaign manager(選挙事務所長代理[副所長?]) 、director of communications(広報責任者)として活躍。
その後、ABC Newsの特派員となり、現在では、ABC News This Weekという日曜朝の番組のAnchor(アンカー、ニュース番組の責任者兼キャスター)を2002年6月から担当しています。
日本では、BS1で、月曜日の昼2時15分から放送しているようです。
「ようです」と書いているのは、まだ自分の目で確認していないから。
確認しようと思っているうちに、このエピソードの投稿日が来てしまったので。
今度ちゃんと確認して、また報告しますね。
ABC Newsのホームページにステファノポロスさんの写真も載ってます。

ジョージが見えた、と騒ぐフィービーに
モニカ: Where? (どこどこ?)
フィービー: Where we've been looking all night.
(私達が一晩中見張ってるところでしょ。)
「どこどこ?」って反射的にそう言っちゃうだけなのに、それに真面目に答えてるフィービーがおかしい。

女性陣: Drop the towel. Drop the towel. Wow.
(タオル落として、タオル落として。ワーオ。)
生まれたままの姿を見てしまった三人のため息に笑えます。
しかし、実在の、それも政治畑の人間のことを、こんな風にリアルにドラマで描写して(いや、もちろん脚色は入ってると思うけど)、文句出ないんでしょうかねぇ。
また、日本に目を転じてみると、こんな人気ドラマに使われそうな、政治がらみの人っているかしらん。

治療後、顔に固定具のようなものを付けて出てきたロスに、
チャンドラー: I thought you were great in Silence of the Lambs.
(「羊たちの沈黙」に出演したら、結構いけるかもな。)
The Silence of the Lambsはご存知、映画「羊たちの沈黙」です。
ハンニバル・レクター博士が顔にああいうフェイスガード(マスク?)みたいなの付けてましたよね。

ケガまでして拾ったホッケーのパックを子供が持っているのを見て怒るロスですが、
子供: I found it. Finders keepers, losers weepers.
(僕が見つけたんだ。拾った者が持ち主で、落とした者は泣きをみる、だよ。)
このFinders keepers, losers weepers.はことわざ(のようなもの?)です。
Finders keepers.だけでも使います。

レイチェルがベランダから落としたクッション。ちゃんと下の人が届けてくれたようですが、個人的には、この人がJack from downstairs(下の階のジャック)ではないかと思っているのですが、どうでしょう?

電話に出たチャンドラー、レイチェルへの電話だと伝えると、
レイチェル: Okay. Will you take my place?
(わかったわ、私の代わりをしといてくれる?)
チャンドラー: All right. Yes, this is Rachel.
(わかった。はい、もしもしレイチェルですが・・・)
take someone's placeは「(人)の代わりをする、後任になる、交代する」という意味ですが、ゲームを代わってくれ、という意味だとわかっていながら、とぼけるチャンドラーです。

楽しげに遊ぶ仲間たちを見ながら、
レイチェル: I've got magic beans. (魔法の豆を手に入れたわ。)
なんとなく、これから楽しい毎日が過ごせそう、とレイチェルが感じた瞬間です。
これは第一話で、I just grabbed a spoon. (スプーンをつかんだ。[これから新しい恋を探そう。])といったロスに通じるものがありますね。

フレンズ1-4(その2)

2014-08-19 11:54:27 | フレンズ1

モニカ: We thought since Phoebe's staying over we'd have a slumber party.
(フィービーがお泊りするから、パジャマパーティーをやろうと思って。)
slumberとは、「うたた寝, まどろみ」、slumber partyとは、「10代の少女たちが、パジャマ姿で一夜を語り明かすパーティー」のことです。
修学旅行のまくら投げみたいなものか(ちょっと違う?)
まあ、夜になってみんな集まると、恋愛話とかしたがるのは、どこの国でも同じようですね。
辞書には「10代の少女」と限定してありますが、フレンズのメンバーはこの時は20代の設定ですし、アリーmy Loveでもアリーが同居人のレネとパジャマパーティーもどきをやっていたようにも思います。
(アリーの場合は、レネと一緒に暮らしているし、いつも仕事、恋愛、悩みについて語り合っているので、毎日がパジャマパーティーのようなもんですが。)

夜通し遊ぶためにグッズを集めてありますが、Twisterは、日本のおもちゃ屋さんでも見かけます。
スピナー(ルーレットみたいなもの)を回して、指定された色の上に手や足を置く、というゲームです。倒れたら負け。
Operation(手術ゲーム)は実物見たことないのですが、
フィービー: But I lost the tweezers so we can't operate. But we can prep the guy. (でも、ピンセットなくしたから手術は出来ないわ。だけど、手術の準備段階まではできるわよ。)
prepは、prepare(準備する)の短縮形。「(患者に)[手術の]用意をさせる」という意味もあります。
ここでは、服を脱がせる、という意味のようですね。(ん、もう、フィービーのエッチ!)
tweezersはピンセットのことですが、複数形なのは2本の棒(?)で一つのピンセットだから。
日本人にしたら、「二股になって初めてピンセットとして機能するのに、何でいちいち複数形にしないといけないの?」と思うんですけど(思いません?)、
trousers(ズボン)、scissors(ハサミ)なども全て複数形の形で使います。

レイチェルへVISAカードの人から電話があり、
モニカ: There's been unusual activity on your account. (あなたのカード使用実績が普通じゃない、って言ってるわ。)
レイチェル: But I haven't used my card in weeks. (でも、もう何週間もカード使ってないのよ。)
モニカ: That is the unusual activitiy. (それが「普通じゃない」のよ。)
レイチェルは以前、一体どれくらいカードを使ってたんでしょうか。
みんなに"Cut! Cut!"と言われてハサミで切ったカード、たくさんありましたもんねぇ。

「私は何もかも捨ててしまった。」と嘆くレイチェルに、
フィービー: You are just like Jack. (レイチェルはジャックに似てるわ。)
レイチェル: Jack from downstairs? (下の階のジャックのこと?)
フィービー: No, Jack and the Beanstalk. (いいえ、「ジャックと豆の木」のジャックよ。)
モニカ: Ah, the other Jack. (あぁ、もう一人のジャックね。)
このモニカのセリフには、「突然、ジャックと言われて、「ジャックと豆の木」のジャックだとわかる人はいないでしょ。」というイヤミが少し込められているように感じます。
フィービーに言わせると、ジャックは牛をあきらめた代わりに、魔法の豆(magic beans)を手に入れた、だから、レイチェルもきっと何か手に入るといいたいようです。

ロスは顔面にホッケーのパックが当たり、ERに向かいますが、
ERの受付のおばさんは電話中。
It says to call if you're not completely satisfied with this candy bar. (「このチョコバーにご満足いただけない場合には、お電話下さい。」って書いてあるわよ。)
このcandy barは、チョコレートベースの棒状のお菓子のこと。アメリカではチョコレートもキャラメルもすべてキャンディーと呼びます。
日本語のキャンディーは「アメ」ですが。
ちなみに、日本のパッケージには、「製品にお気づきの点がございましたら、以下の番号にお電話を・・・」という文言はよく書いてありますが、
アメリカでは、このおばさんの言ってるようなことが本当に書いてあるんでしょうか?
まぁ、書いてあっても、みんながこのおばさんのように電話するとは限りませんけど。

レイチェルを励ますはずが、自分たちにも将来の計画などないことに気づいて落ち込むモニカとフィービー。
モニカ: Do you have a plan? (フィービーは将来の計画ある?)
フィービー: I don't even have a "pla." (計画の「け」の字もないわ。)
ここは、英語字幕があるからわかりますが、"pla"を聞き取るのは難しいかも。

ピザの注文が間違っていて嘆くレイチェル
We ordered a fat-free crust with extra cheese!
(注文したのは、脂肪分を含まないクラスト(皮)のチーズ増量よ!)
太るのを気にして、クラストはfat-freeにしているのに、チーズ増量じゃ、意味ないじゃん、って感じ。

間違ったピザ配達人は
Bonehead! Bonehead! (俺って、バカ、バカ!)
boneheadとは、まさにbone+headで、「頭の中が骨だけで脳のない人、ばか者」という意味です。
それにしてもすごい単語。

ピザが、G. ステファノポロスという人の注文と入れ替わっていると知って、
モニカ: Was this a small Mediterranean guy with curiously intelligent good looks? (その人って、小柄な地中海風の男性で、知的でハンサム?)
フィービー: Was he wearing a stunning blue suit? And a power tie? (素敵な青のスーツ着てた? 赤いネクタイだった?)
配達人: No, pretty much just a towel. (いいえ、だいたいタオル1枚ですけど。)
モニカ: Oh, God! (あぁ、もうダメ。)
the Mediterranean Seaは「地中海」です。
ステファノポロスさんは名前からして、ギリシャ系の人なのかしら?
もともとstunは「・・・を圧倒する、気絶(失神)させる」という意味で、stun gunという電気ショック銃は有名ですね。
ここから、stunningは「気絶するくらい素敵」という意味になるのです。
power tieという言葉は、名前からして、「自分をより魅力的に(強力に)見せるネクタイ」という意味のようですね。
「キメ下着」ならぬ、「キメネクタイ」という感じでしょうか?

フレンズ1-4(その1)

2014-08-18 11:52:30 | フレンズ1

シーズン1 第4話
The One With George Stephanopoulos (レイチェルの憂鬱)
原題は「ジョージ・ステファノポロスの出てくる話」

もし全能になれたら何をしたいかの話をしていて、
フィービー: I would want world peace, no more hunger, good things for the rain forest. And bigger boobs. (望むことは、世界の平和、飢餓がなくなること、熱帯雨林に良い環境になること。それから、もっとおっきい胸ね。)
boobsとは、「(女性の)胸、おっぱい」。breastsとか他にも表現がありますが、フレンズではboobsがよく使われます。

チャンドラーは、
If I were omnipotent for a day, I'd make myself omnipotent forever. (もし全能になれるなら、自分を永久に全能であるようにしておくね。)
レイチェル: There's always one guy "If I had a wish, I'd wish for three more wishes." (「もし一つ願いがかなうなら、その願いを3倍にしてって願うね。」とかいう男って、どこにでもいるのよねぇ。」
チャンドラーの願いも、レイチェルのあきれた意見も、日本でもよくありがちなシチュエーションですね。
願いを3つかなえてやると言われて、何にしようか迷っているうちに、部外者がつまらない願いを言ってしまい(ラーメン食べたい、とか)、それであっという間に3つの願いがなくなってしまった、というギャグもよくあるパターンかと。
(はっきり覚えてないけど、うる星やつらでそんな話があったような?)

モニカがジョーイに、
What would you do if you were omnipotent? (もし全能になれたら、何をする?)
ジョーイは深刻な顔で、
Probably kill myself. If little Joey's dead, then I got no reason to live. (多分、自殺するよ。もし、僕のムスコが死んじゃったら、生きている理由がないから。)
ロス: Joey, omnipotent. (ジョーイ、「全能」って言ったんだけど。)
ジョーイ: You are? (お前が不能なの?)
このやりとりは、ちょっぴりエッチで、なかなか面白いけど、日本語訳にするのは非常に難しい。
ジョーイだけ何か勘違いしてるようですが、これはomnipotent「全能」という単語を、まずimpotent(性的に不能)と勘違いしています。
それで、もう生きている甲斐もないとか、プレイボーイのジョーイらしいことを言うのですが、
さらにその間違いを指摘したロスのセリフ、
Joey, omnipotent. (ジョーイ、omnipotent(全能)だよ。)と教えたのを、今度は、
Joey, I'm impotent. (ジョーイ、僕が不能なんだよ。)
とさらに聞き間違ったので、
You are (impotent)? (お前、不能なのか?)
と聞き返しているのです。
ロスはジョーイにomnipotentという単語を教えるときに、ゆっくり発音していますが、
アムニパテントが、アイムインパテントに聞こえた、というわけ。
ロスは、脚本上、ジョーイが聞き間違えたのがわかるように、ゆっくりまぎらわしく発音してるようです。

家からセントラルパークまで何歩か計ってるジョーイに
チャンドラー: You got way too much free time, man. (お前、暇な時間ありすぎるんじゃないか。)
wayと言えば道のwayを思い出しますが、ここでのwayは、「ずっと、はるかに」、と副詞・前置詞を強める働きがあります。
too(非常に)とくっついて、way too「あまりに、はるかに、すごく」という意味でよく使われます。

hockeyという単語、日本語ではホッケーといいますが、英語ではハキーって感じに聞こえますね。

10月20日だと知ってパニクるロスに、
チャンドラー: Eleven days before Halloween? All the good costumes are gone? (ハロウィーンの11日前だから、もうレンタル屋には良い衣裳が残ってない、って心配してるのか?)
ハロウィーンには子供たちは仮装して、"Trick or treat!"(お菓子くれないといたずらするぞ。)と言って、近所の家を回りお菓子を貰います。
後にフレンズでもハロウィーンのエピソードが出てきます。

お給料日で喜ぶレイチェル
My first paycheck! Look at the window! There's my name! Hi, me! (私の最初の給料よ! この窓を見て! 私の名前が載ってるわ。はーい、ワタシ!)
paycheckとは給料支払小切手のこと。
アメリカでは、普通、小切手(check)で給料が支払われます。
給料日のことはpay dayと言い、2週間ごとにpay dayがあります。

フィービー: I remember when I got my first paycheck. There was a cave-in in a mine, and eight people were killed. (私も初めてのお給料のこと覚えてるわ。鉱山で落盤事故があって、8人も死んだのよ。)
モニカ: You worked in a mine? (フィービーって、鉱山で働いてたの?)
フィービー: No, I worked a t a Dairy Queen. Why? (いいえ、デイリー・クイーンで働いてたけど。何で?)
「何で?」って聞き返されても、給料日に落盤事故があったっていったら、職場での事故かと思うでしょ、という。
フィービーはただ単にその日にあったニュースを語っているだけなのでした。

給料が少ないとボヤくレイチェル、最初はこんなもんだと慰めるみんなですが、
ロス: By the way, great service today.(ところで、今日は、サービス良かったよな。)
とみんながチップをあげます。
やっぱり、カンパしたくなるほど、レイチェルのお給料は少なかったということで・・・。

レイチェルの友達(ちょっとオハイソな人たち)がセントラルパークに来て、レイチェルと再会を喜び合います。
手をバタバタ、キャーキャーという甲高い声を挙げて大騒ぎする様子を見て、
モニカ: I swear I've seen birds do this on Wild Kingdom. (私、「野生の王国」って番組で鳥があんな風にしてるの、見たわ。)
「野生の王国」と言えば、昔、TBS系で金曜日夜7:30から放送していた30分のドキュメンタリー番組だったと思います。(わっ、歳がバレる!)
モニカが言及してるところを見ると、もともとはアメリカの番組で、それを日本語に吹き替えて放送してたんでしょうか。

レイチェル: Tell me all the dirt. (いろんなゴシップ聞かせて。)
dirtは「汚れ、土、ごみ」という意味ですが(形容詞はdirty「汚い」)、「うわさ話、ゴシップ、スキャンダル」という意味もあります。
また、dirtyには、「汚い」以外に、「エッチな、みだらな」という意味もあり、フレンズでも時々使われています。

フレンズ1-3(その3)

2014-08-17 11:52:29 | フレンズ1

みんなに煙草を吸っていることを非難されたチャンドラー、
Big deal! (そんな大騒ぎするほどのことじゃない!)
big dealは「重大なこと」という意味で、Big deal!だと、「すごいね、大したもんだ。」という意味なのですが、それを反語的に、また皮肉っぽく使うこともできます。
チャンドラーは反語的に、「どうってことはない。」という意味で使っています。
反語的に使う場面では、
Big deal! = No big deal! という意味になるのです。(不思議ですね。言葉って難しい。)
日本語にすると、「へいへい、おっしゃる通り、大変なことですねぇ。」と騒ぎ立てる人たちに対して、そんなに騒ぐなよ、と抗議している感じかと。
What’s the big deal? 「それがどうしたの?」という表現もあります。

ジョーイは指の関節をポキポキならす、ロスは大げさに発音する、モニカは笑う時に鼻を鳴らす、フィービーは髪の毛を噛む、レイチェルはオーダーされたものを覚えられない、と相手の欠点をあげつらうチャンドラー。
ロスの発音は、この後も彼の特徴として残りますが、他のクセはこの場限りのもの。
後のエピソードには出てきません。
話を面白くするために、そのエピソードのみの設定を作っただけ、のようです。
もしくは、あんまり評判がよくなかったとか、面白くなかったということで、却下されたのかもしれません。

煙草を手放そうとしなかったチャンドラーですが、アランが電話で説得すると、簡単に煙草をやめてしまいます。
ロス: If only he were a woman. 「アランが女だったらなぁ。」
レイチェルまで、一瞬、「そうよねぇ。」という表情を浮かべますが、お互いに言ってることが変だと気づいて、顔を見合わせて気まずくなります。
女だったらチャンドラーと付き合うとか? もしかしてロスも惚れるとか? ひげを生やしてるアランが女性になった姿を想像して?
きまずい想像の原因は何でしょうか?
if onlyは「~しさえすれば、~ならよいが、~してほしいものだ」。
後ろは仮定法過去が続きます。(実現不可能な話をしているので。)

テレビを見ているチャンドラー、
Lamb Chop(ラムチョップ)という靴下人形に文句を言います。
How old is that sock? If I had a sock on my hand for 30 years, it'd be talking too. (あの靴下、一体何歳だよ? もし俺が靴下を30年間も手にはめてたら、俺の靴下もしゃべり出すよ。)
えらく芸歴の長い人形のようですね。

銀行口座に勝手にお金は入るわ、ジュースに入ってた親指のお詫びとして会社からお金は貰うわ、そして、
フィービー: And on my way over here I stepped in gum. What is up with the universe? (それに、ここに来る途中、ガムを踏んだのよ。一体この宇宙はどうなってんの?)
ガムの話をされて、みんな「何を驚けばいいの?」という顔をして、ポカーンとしています。
ガムを踏んだことから、宇宙にまで話が行くところが、フィービーらしいですが。

話があるというモニカに、
ジョーイ: What's going on? (一体何事だよ。)
What's going on?は「どうしたの? 何事だ? どうなってるんだ?」という意味。
これはよく出てくるセリフです。
状況が飲み込めない時とか、アクション映画でどえらいことが起こった時に、ヒロインがヒーローに「ねぇ、どうしちゃったの? 何があったの?」という風に使います。

みんなに告白しようとするモニカですが、フィービーのチャチャが入ります。
モニカ: We have to talk. (話さないといけないことがあるの。)
フィービー: Wait, I'm getting a deja vu. No, I'm not. (待って、今、デジャブを感じたわ。ううん、やっぱり違う。)
モニカ: ...We have to talk. (<気を取り直して>・・・話さないといけないことがあるの。)
フィービー: There it is! (ほら、それよ。)
deja vu(デジャブ)とは日本語にもなっていますが、既視感、つまり、実際には経験していないのに、経験したことがあるように感じることです。
フィービーは人の話の腰を折っておいて、また同じセリフで話し始めたモニカに、やっぱりデジャブだわ、と言っているのです。

モニカ: I've decided to break up with Alan. (私、アランと別れることに決めたわ。)
break up withは、「(恋人などの関係が)壊れる、別れる」という意味です。
この時のみんなの驚いた表情(ちょっとわざとらしいけど)。
別れる当事者でもないのに・・・みんながアランをどれほど気に入っていたかがわかります。

ロス: Is there somebody else? (誰か他にいるのか?)
もちろん、他に「好きな」人という意味ですが、これだけでもわかります。

アランに別れを告げるモニカ。
アランは残念だけど、実はホッとしたと言います。
アラン: I had a great time with you. I just can't stand your friends. (君とは楽しかったよ。ただ、君の友達には耐えられなくて。)
結局、みんなはアランに嫌われていたんですね、かわいそー。

アランとボートに乗ったのはCentral Park(セントラルパーク)。
ニューヨークにある大きくて有名な公園です。
いつもみんながたむろしている、喫茶店のセントラルパーク(Central Perk)は、この公園の名前をもじっています。
パーク(perk)の綴りが違っており、perkとは、「パーコレーター(コーヒー沸かし器、コーヒーろ過器)で(コーヒーを)いれる」という意味のpercolate の短縮形です。