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「フレンズ」英語攻略

DVD活用で日常生活での会話をマスター

フレンズ1-4(その1)

2014-08-18 11:52:30 | フレンズ1

シーズン1 第4話
The One With George Stephanopoulos (レイチェルの憂鬱)
原題は「ジョージ・ステファノポロスの出てくる話」

もし全能になれたら何をしたいかの話をしていて、
フィービー: I would want world peace, no more hunger, good things for the rain forest. And bigger boobs. (望むことは、世界の平和、飢餓がなくなること、熱帯雨林に良い環境になること。それから、もっとおっきい胸ね。)
boobsとは、「(女性の)胸、おっぱい」。breastsとか他にも表現がありますが、フレンズではboobsがよく使われます。

チャンドラーは、
If I were omnipotent for a day, I'd make myself omnipotent forever. (もし全能になれるなら、自分を永久に全能であるようにしておくね。)
レイチェル: There's always one guy "If I had a wish, I'd wish for three more wishes." (「もし一つ願いがかなうなら、その願いを3倍にしてって願うね。」とかいう男って、どこにでもいるのよねぇ。」
チャンドラーの願いも、レイチェルのあきれた意見も、日本でもよくありがちなシチュエーションですね。
願いを3つかなえてやると言われて、何にしようか迷っているうちに、部外者がつまらない願いを言ってしまい(ラーメン食べたい、とか)、それであっという間に3つの願いがなくなってしまった、というギャグもよくあるパターンかと。
(はっきり覚えてないけど、うる星やつらでそんな話があったような?)

モニカがジョーイに、
What would you do if you were omnipotent? (もし全能になれたら、何をする?)
ジョーイは深刻な顔で、
Probably kill myself. If little Joey's dead, then I got no reason to live. (多分、自殺するよ。もし、僕のムスコが死んじゃったら、生きている理由がないから。)
ロス: Joey, omnipotent. (ジョーイ、「全能」って言ったんだけど。)
ジョーイ: You are? (お前が不能なの?)
このやりとりは、ちょっぴりエッチで、なかなか面白いけど、日本語訳にするのは非常に難しい。
ジョーイだけ何か勘違いしてるようですが、これはomnipotent「全能」という単語を、まずimpotent(性的に不能)と勘違いしています。
それで、もう生きている甲斐もないとか、プレイボーイのジョーイらしいことを言うのですが、
さらにその間違いを指摘したロスのセリフ、
Joey, omnipotent. (ジョーイ、omnipotent(全能)だよ。)と教えたのを、今度は、
Joey, I'm impotent. (ジョーイ、僕が不能なんだよ。)
とさらに聞き間違ったので、
You are (impotent)? (お前、不能なのか?)
と聞き返しているのです。
ロスはジョーイにomnipotentという単語を教えるときに、ゆっくり発音していますが、
アムニパテントが、アイムインパテントに聞こえた、というわけ。
ロスは、脚本上、ジョーイが聞き間違えたのがわかるように、ゆっくりまぎらわしく発音してるようです。

家からセントラルパークまで何歩か計ってるジョーイに
チャンドラー: You got way too much free time, man. (お前、暇な時間ありすぎるんじゃないか。)
wayと言えば道のwayを思い出しますが、ここでのwayは、「ずっと、はるかに」、と副詞・前置詞を強める働きがあります。
too(非常に)とくっついて、way too「あまりに、はるかに、すごく」という意味でよく使われます。

hockeyという単語、日本語ではホッケーといいますが、英語ではハキーって感じに聞こえますね。

10月20日だと知ってパニクるロスに、
チャンドラー: Eleven days before Halloween? All the good costumes are gone? (ハロウィーンの11日前だから、もうレンタル屋には良い衣裳が残ってない、って心配してるのか?)
ハロウィーンには子供たちは仮装して、"Trick or treat!"(お菓子くれないといたずらするぞ。)と言って、近所の家を回りお菓子を貰います。
後にフレンズでもハロウィーンのエピソードが出てきます。

お給料日で喜ぶレイチェル
My first paycheck! Look at the window! There's my name! Hi, me! (私の最初の給料よ! この窓を見て! 私の名前が載ってるわ。はーい、ワタシ!)
paycheckとは給料支払小切手のこと。
アメリカでは、普通、小切手(check)で給料が支払われます。
給料日のことはpay dayと言い、2週間ごとにpay dayがあります。

フィービー: I remember when I got my first paycheck. There was a cave-in in a mine, and eight people were killed. (私も初めてのお給料のこと覚えてるわ。鉱山で落盤事故があって、8人も死んだのよ。)
モニカ: You worked in a mine? (フィービーって、鉱山で働いてたの?)
フィービー: No, I worked a t a Dairy Queen. Why? (いいえ、デイリー・クイーンで働いてたけど。何で?)
「何で?」って聞き返されても、給料日に落盤事故があったっていったら、職場での事故かと思うでしょ、という。
フィービーはただ単にその日にあったニュースを語っているだけなのでした。

給料が少ないとボヤくレイチェル、最初はこんなもんだと慰めるみんなですが、
ロス: By the way, great service today.(ところで、今日は、サービス良かったよな。)
とみんながチップをあげます。
やっぱり、カンパしたくなるほど、レイチェルのお給料は少なかったということで・・・。

レイチェルの友達(ちょっとオハイソな人たち)がセントラルパークに来て、レイチェルと再会を喜び合います。
手をバタバタ、キャーキャーという甲高い声を挙げて大騒ぎする様子を見て、
モニカ: I swear I've seen birds do this on Wild Kingdom. (私、「野生の王国」って番組で鳥があんな風にしてるの、見たわ。)
「野生の王国」と言えば、昔、TBS系で金曜日夜7:30から放送していた30分のドキュメンタリー番組だったと思います。(わっ、歳がバレる!)
モニカが言及してるところを見ると、もともとはアメリカの番組で、それを日本語に吹き替えて放送してたんでしょうか。

レイチェル: Tell me all the dirt. (いろんなゴシップ聞かせて。)
dirtは「汚れ、土、ごみ」という意味ですが(形容詞はdirty「汚い」)、「うわさ話、ゴシップ、スキャンダル」という意味もあります。
また、dirtyには、「汚い」以外に、「エッチな、みだらな」という意味もあり、フレンズでも時々使われています。