きつねの目

★動物カメラマン 山本 つねおのフォトブログ★

マダガスカル撮影日記 Day 4

2013-06-28 13:33:21 | マダガスカル撮影日記
- 2012年7月20日 ベレンティ保護区 二日目。

六時起床で朝ごはん。
昨日と同じカサカササ、不味い。
コーヒーを部屋に持ち帰って、ベランダで暫し和む。
昨夜はずっと雨だったようでこの朝は霧が深い。
七時半くらいからカメラ持ってぶらぶらしてみる。まだ寒いのでシファカやワオキツネザルは木のてっぺんで眠っている。
八時にべノアと会って撮影を始めるが、やっぱりまだまだ動物たちは眠っている。


それでも少しずつ移動しながら待ちながらを繰り返して、まあまあ良いものが撮れた。
ワオキツネザルの群れが皆で並んで一本道を歩いてくるショット


その後はスパイニーフォレストへ行って昼間の森の動物たちを探す。
シロアシイタチキツネザルとコノハズクが撮れました。これは収穫収穫。
そうそうフォレストに行く前に日本人の研究者に会ったんだ。
京都大学の大学院生。動植物の調査をしているらしい。
その人がコノハズクノ屍骸を見つけて胃の内容物を調べているところを見せてもらった。
コノハズクの身体は剥製にして標本にするらしい。
絶滅危惧種なので生きている個体は捕まえられないのだそうだ。


そんなすぐ後で生きているコノハズクを撮影できたのはラッキーラッキー。
お昼はラム肉とポテト。まあまあおいし。
三時の撮影の前に、親子のシファカがいるとべノアが呼びにくる。
日本人カップルの部屋の裏にシファカがいるぞ、、とべノアがにやにやしながらいうのだが、行ってみると子を抱いたシファカは木の上の方へ行ってしまった。
カップルに何となく小声で挨拶して、ぼくは自分のバンガローに戻る。
その後撮影は、15キロ離れた別のスパイニーフォレストへ行ってまた動物を探す。
シロアシイタチキツネザルと夜鷹の仲間(おそらく)などが撮れて、満足満足。
帰りの車でべノアに、このあとのナイトサファリはやめにしようと告げる。
ナイトサファリは動物は見られても、撮影となるとかなり厳しいところがある。
そんな話しをべノアにすると、べノアはかなりご機嫌な顔になった、、、
そうかやつも疲れていたんだな、この時間は二人とも身体を休めることにする。
べノアは動物探しもうまいし、いろいろ積極的に動いてくれるガイドなので大満足。
今回の旅はこの先何人ものガイドと撮影をする予定だけど、今のところは良いガイドに出会っています。
八時の晩御飯までシャワー浴びてのんびりと過ごす。
この旅初めての休息時間。
ディナーのメニューはラム肉かチキンかと聞かれて、まさかそんなことはないないないと思いながらラム肉を選んだら、やはり昼とまったく同じ料理だった。
でもそんなこと気にしなーい気にしない。
ご飯食べてビール2本飲んでばたんきゅう。

つづく 

トップの写真はシロアシイタチキツネザル。
ややっこしい名前ですがサルです。


生きてるマダガスカルコノハズク。


木の上でじぇじぇじぇっとびっくりしているベローシファカ。


彼がベノア。優秀な自然ガイドでした。


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