三人の元秘書が逮捕された小沢幹事長は、１６日の民主党党大会で「幹事長は辞任しな何らやましいことはない。東京地検と断固戦う決意だ」と力説すると、会場は拍手に包まれた。党大会では現職民主党国会議員らが逮捕されたことに対する反省や憂慮する声はなく、まるで反検察決起集会のようであったと聞く。異様な民主党党大会。
民主党に自浄能力はないのか。このようなことになっても説明責任を果たさず、幹事長を辞任しない小沢氏に批判する声が出てこない。それだけ小沢氏が怖いのか、民主党の独裁的体制の現状を大いに示すものである。党内で自由な発言が保障されている自民党なら、良きに悪しきに必ず批判する声が出てきて党内議論になる。自民党との大きな違いだ。
この民主党内の状況を見て思い出すのが旧田中派が田中軍団と呼ばれたときのことである。ロッキード事件で刑事被告人となり自民党を離党した田中角栄氏を「親父」と呼び、裁判所の公判から帰る親父を迎えに旧田中派の議員たちが田中邸に集まる。その中には小沢氏もいたのだが、その様子を若き小泉純一郎が「逮捕された田中氏も悪いが、党外の刑事被告人に従い集まる議員もどうかしている。その神経が分からない。」と言ったのを覚えている。小沢氏は今、逆の立場になろうとしているのだが、このような事件になり、まったく何も言えず小沢氏について行く民主党議員が今問われているのだと思う。民主党は昔の旧田中派と同じに見える。
この問題をどう思っているのでしょうかね。
でも、この前まで自民党党員だったＹ市議とオレはどこにも属さず完全無所属と豪語していたＭ市議。単に民主党の看板を自分の選挙に利用しただけの民主党だから、愛党精神や自浄能力を期待しても無理か。