出雲大社へ初めて参拝してきました。
10月は神無月ですが、出雲地方では全国から神々が集まって来られるため“神在月”と呼ばれています。
そんな時期に参拝できたのは神仏さまの“おかげさま”
実は数日前に結婚予定の息子と彼女が島根へ行く話をしていたのです。
聞けば彼女のおばあちゃんのお墓参り。
彼女のおばあちゃんがご逝去されたのは4年前、以来毎年欠かさずにお墓参りに帰省しているとのこと。
いい娘だなぁ・・と思いつつ、ふと彼女のご両親にはご挨拶も済ませたけれどご先祖様には?
「良ければ私も同行させてもらおうかな?」と伝えてはみたものの・・最近はマンション理事の役目で仕事を度々休みがち。
会社に申し出るのもと躊躇しつつ<必然ならいけるはず!>と心の声。
“必然でした!”
島根県松江市。
山陰道を走りながら
「幼い頃夏休みはずっとおばあちゃんの家で過ごしていました」と彼女の思い出話を車中で聞きながら潮風が心地よく無事到着。
早速ご自宅に伺いお仏壇にお参りさせていただき自宅近くのお墓へ。
まずは本堂に参詣してからご先祖様の墓前にと思い本堂に向かうと施錠されていましたが人の気配を感じたご住職がすぐに迎え入れて下さいました。
「失礼ですがどなた様でしょうか?」とご住職
「00家の孫の00です。今日は祖母のお墓参りに来ました」
その後会話が弾み懐かしさの中にぬくもりを感じる雰囲気でした。
「いつもはお墓参りだけで初めて本堂にお参りしました」と彼女。
私も今の仕事に携わっていなければきっと同じだったに違いありません。
本堂でのお参りをすませ向かった彼女のご先祖様の墓前。
手を合わせ大切なお孫様を大事に守りますと心から誓ってきました。
早朝から家を出たのでまだ時計の針は午前中。
朝ごはんも食べていなかったので近くの漁業センターに行って見たものの準備中で残念。
ここは島根・・
どうせなら出雲大社に行き遅い昼食(朝食も兼ねて)になるのを覚悟の上、出雲そばにしようと話が進み早速ナビで確認、出雲へと車を走らせることに。
こんな旅が醍醐味?<最近このような喜びを知ってしまった感がひしひしと・・>
そんな所以で参拝できた旅でしたが一番喜んだのは私だったに違いありません。
出雲大社では今60年に一度という「平成の大遷宮」が行われていて御本殿をはじめ、境内の様々なお社の修理が行われていました。
平成25年5月10日には修造を終えて「本殿遷座祭」が執り行われるそうです。
「ムスビの御神像」
出雲大社の参拝は「二礼四拍手一礼」・「手水舎の作法はね・・」などと伝えつつ、ご葬儀の仕事で学んだ事柄は一生の財産。
これを機に学びの心が成長を怠らないようにしなければなりません。
一日の締めにはこんなに美しい夕陽を眺めることが出来感動でした。
海に沈む夕陽・・・刻々と沈む夕陽を横目にたどり着いた海岸線。
眺めたい願いが叶えられたのも神仏さまのおかげさまだと心から感謝です。
出雲で食した割子そばは特別に美味しかったですよ。
甘味処は正直苦手な私でしたが出雲の思い出にとぜんざいに挑戦。
そばでその光景を見ていた息子からは「絶対に残さないように」と釘をさされたばかりか最後にはおわんをチェックされる始末。
楽しくも有意義な日に感謝でした。
そうそう・・・「縁」は、人と出会うこと
恋人同士になること
夫婦になること
仕事に就くこと
旅をすること・・・
生きることすべてが「縁結び」とありました。