MAMADIARY

心の音色をつづる「hayuのひとりごと」

お盆が近づき・・

2009-08-02 | Weblog
お盆が近づき初盆を迎えるご遺族には悲しみが新たになる時期です。

ときにふと父の葬儀の事を思い出すことがありますが、そんなひとつに・・・


実家のお隣に住むお宅が父の死去を知ったのはなんと贈答屋さんだったから驚き。

通夜そして葬儀の日は式場でしたので実家の隣近所の皆さまに事前にご挨拶だけには伺ったのですがこのお隣のお宅だけはご不在でした。

葬儀翌日の事。

ある男性が実家に訪ねて来られ「00さんは今入院されて不在ですよ」とお隣の奥様がお答えすると「いいえ。お亡くなりになりました。」・・なんとそう答えたそうです。

その男性は「今日は返礼品のご案内に来たのです」と初めて父の訃報を聞かれた奥様の驚きを思うと・・・


その直後ご挨拶にと伺った私たちにその状況を伝える奥様。
隣に住んでおきながら・・・ときっといろんな思いをされたはず。


訃報の知らせはどこから贈答屋さんにいくのでしょう?


ある互助会のスタッフさんはご自分が入会を勧めた方のご訃報があれば式に参列されそのまま火葬場にもついていき、その場で再度更新を勧めることもあるそうです。
火葬場で何か資料に記入される光景を何度か見たのですが後にこのようなシステムだったことを知りました。

・・・



葬儀って式だけではなくその後ご喪家との繋がりを大切にされている葬儀社様もあるといいますが残念な事に両親を送った葬儀社さんにはそんな優しさを感じたことはありません。
母の時には葬儀の仕事に就いていなかったから何もわからずにいた私。

母の遺影は息子である私の兄が撮ったものを使用したのですが・・・

「セット内容(価格)に入っているので写真を用意されていても価格はかわりません。後にその代わりに四十九日の時に供花をおくりましょう」と言った葬儀社さん
しかし、供花はおくってきませんでしたし以後の関わりは全くありませんでした。


セット内容にセット価格。

葬儀の打ち合わせにもこのような「セット」からの説明でした。

遺族の希望なんて聞くつもりはなかったのでしょう・・。

「湯灌は0時からします」

遺族は湯灌なんて言葉さえも知りません。
そこで金額提示をしていただくと「00万円です」
もちろん「セット」にはないのでオプション価格に。

ここで難を示すと「湯灌をされない場合は入棺で00万円になります」となり、その違いの説明がなされないのが現状かも?


これはあくまで私が体験した葬儀事情ですべての葬儀社様がそうだとは思いません。


お互いにきめ細かい会話がされていると事後様々なクレームになんてならないでしょうし、心から感謝されることでしょうから・・





言葉とは実に難しく結果がどうであれ相手の気持ちに寄り添う優しさがあれば少なからずも誠意が伝わるはずだと思います。



進行係としての私も同様。

ご遺族は深い悲しみの中・・思考力なんてなくて当然。
だからこそわかりやすく説明しなければ。

大切な式を任される責務にもう一度思いを新たにしなければと思う一日の始まりでした。



国見ヶ丘にて。

2009-08-01 | Weblog
標高513mの“国見ヶ丘”
西に阿蘇の五岳・北に祖母の連山・東に高天原そして高千穂盆地。
眼下には五ヶ瀬川の渓流。
大いなる自然にふれる景色には感動でした。

この国見ヶ丘は神代の昔、神武天皇の御孫にあたる建磐竜命(たていわたつのみこと)が九州統制の折り、この丘に立ち、明け暮れに国見をされたことから、国見ヶ丘と呼ばれるようになったと伝えられているそうです。


伝説を求めて静かな時の流れに心地よいひとときを過ごすことができたのも兄のおかげ。



「思い出」がたくさん詰まった今回の旅。


兄が撮っている景色を後ろから同じ角度で携帯でパシッ!

だけどやはり今一の私。当たり前ですが。


この旅での写真がいつの日か「写真集」になりそうな予感・・・その日を心待ちにしている私でした。