山本印店

『不思議なハンコ屋―山本印店物語～ハンコが
伝えるあなたの先祖からのメッセージ』
マキノ出版　山本桃仙著（山本印店店主）
1300円（税別）

判子をつくって、早いもので1年7ヶ月が過ぎました。
電話がすんなり繋がり、スケジュールが合ったので
すぐに行くことができました
これは「ご先祖様の導き」だとか。
なかには「つくらないよ」といわれる人がいるそうですが
訪ねたときは話しながら山本さんが何やら
私の判子の下書きみたいなものをサラサラと
書き始めていました。

まさか本が出版されるとは思いませんでしたが、
読んでみると、「このご主人、やっぱりタダ者ではなかったんだ」
と、感慨深いものがありました。
ケガによるハンデ、それが原因でいじめに遭ったり。
臨死体験や不思議な能力。
一見、彼は特別な能力に恵まれた幸運な人のようでもありますが、
それだけの苦労や試行錯誤、たくさんの気づきがあって始めて
あのような判子が彫れるようになったんでしょうね。

印相・星の配置・気学・方位学・書体の知識をふまえて
つくられる判子は、とってもカワイイデザインです。
判子を捺すのが楽しくなるような。
つくって戴いた判子は、大切に保管してあります。
欠けないように判子ケースに入れていたのですが、
“呼吸をしている柘植の木を使用しているので、
保管するのは布袋に”とあったので、
ケースから出して布袋に入れました。

本を読んでいて気がついたのですが、結婚間近な女性は
つくってもらえない、と書かれており。
私は「仕事は大丈夫」「男遊びのひとつくらいしなさい」と
言われたのを思い出しました。
とりあえず仕事は頑張っていますが男遊びは縁がなく。
訳あって先祖供養は私の役目のようなので、きっと独りでも
やっていける、先祖大切にしなさい、ということなのかもしれません。
（...って自己解釈してますが）
ある占い師さんには「アナタは結婚しなくても大丈夫」と
言われたことがあったし...
人様に迷惑をかけないように生きていければ
いいかなぁ、と思っています。

判子のご利益ですか？
以前は仕事が途切れて、いい加減、このままいくと
餓死するかもなんてこともあったのですが
ここしばらくは、困ると何とかなるようになりました。
とはいえ、贅沢は出来ませんが、困るたびに
仕事の有り難味を痛感させられます。
感謝の気持ちが持てる、というのは素敵なことですね。

何らかの形で山本さんにお礼がしたいと思っています。