暖かかった12月はどこへやら、本来の冬の気温と言えば確かにそうなのですが
やはり寒さは体にこたえるものですね……
気を取り直して、ふれあい動物園の第三段レポートです。
まずはこちらのミーアキャット!
尻尾で体を支えて後ろ足で立ち上がり、皆で太陽をじっと見つめるという特徴的な姿を
テレビで見たことがある人もいるかもしれません。
キャット、と名前はついていますが別に猫とは関係ない呼称で、
分類としてはマングースの仲間となります。
ペットとしても流通しているようですが、なかなか見たことがない動物ですよね。
スタッフさんがケースから出してくれたときのみ触れるというレアな子でした。
珍しさで言えば、こちらも動物園ならではのヘビ!
アルビノのボールパイソンは、なんだかとても神々しい雰囲気。
近くで見ると完全に白一色というわけではなく、クリーム色と白の優しい色合いです。
首からかけての撮影はとても人気でしたね!
変温動物の蛇もきっと、人肌のぬくもりを喜んでいたことでしょう。
ぬくもりを喜んでいそうな動物といえば、こちらのムツオビアルマジロ。
ちらりと右側に映り込んでいるのが保温用のヒーターです。
アルマジロはアルマジロというだけの名前だと思っておりましたが、
この姿を見れば「ムツオビ」の名前も納得です。
他にもミツオビやココノオビなどがいるようです。
とても変わった生き物ですが、なんと日本でペットとして買うことも可能なのだとか。
夜行性のようですので、人間とはちょっとすれ違い生活になるかもしれませんね……。
続きまして、人間とはスケールを追い越していく生き物がこちらのケヅメリクガメ。
ぶあつく凹凸のある甲羅にトゲトゲした手足、この存在感!
重厚で大きな亀ですが、なんと年数を経ればこのケースと同じぐらいにもなるのだとか。
ケヅメリクガメの寿命は飼育下で30年から50年、野生だと100年とも言われています。
大型化し、活発に動く亀のため、飼育にはかなり気を遣う形になりますが、
人生の長いパートナーになってくれそうな生き物ですね。
後ろ姿になりますが、こちらは芸達者なアオボウシインコ。
挨拶に歌に踊りにと、とてもユーモラスな芸の数々で会場を湧かせてくれました。
なんと寿命が非常に長く、平均寿命が約50年、飼育下では100年を超えた例も。
陽気で人に馴れやすく、おしゃべり好きだそうですから、ペットになったら
家族の一員として末永くコミュニケーションを取っていきたいですね。
続きまして、黒くつぶらな瞳を細めた姿が美しいこちらはメンフクロウ。
顔や胸元の白くふんわりとした羽の美しさがとても優雅ですね。
静かに佇んでいましたが、フクロウといえば夜の森で他に並ぶものなき狩人。
穀物などを狙うネズミ対策の益鳥でもあり、
アイヌでもシマフクロウがコタンコロカムイ(村を守るカムイ)とされています。
西洋ではローマの女神ミネルヴァが従える知恵の象徴としても有名で、
出版社のミネルヴァ書房様が金貨のデザインを会社のマークに用いています。
そしてそのフクロウの仲間であるミミズクもやってきてくれました。
耳のようにぴこんと立った羽、耳角が愛らしいアフリカオオコノハズクです。
鮮やかなオレンジの目に引き込まれますね。
漢名でミミズクは木菟とも書きますが、これは「木の上の兎」という意味。
古い時代の人々も、木菟のこの羽を興味深い特徴として捉えていたのでしょう。
ところで、この頭の上の小さな耳、ふかふかした胸元のまだらの模様、
なにかのキャラクターで見たことがありませんか?
そう、ミミズクはなんとトトロのモデルにもなった生き物なのです。
かつて鳴き声が不吉だと恐れられることもあったフクロウやミミズクが
あんなに愛されるキャラクターになるとは、面白いお話ですよね。
さてさて、3回にわたり掲載した動物園のレポートは
これにて終了となります。
ご協力・ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
また来年も新たな催しを行えればと考えております。
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいませ。
資料の希望部数を選べるようになりました。ご家族様の分も一緒にどうぞ!
〒513-0012
三重県鈴鹿市石薬師町850-1
電話:059-374-3448
営業時間:9:00-17:00 毎週水曜日定休日(土日、祝日は営業しております)
2023/12/26午後~2024/1/3まで、年末年始のため、
管理事務所は休業致します。何卒宜しくお願い致します。