2020年8月16日のブログ記事一覧-三重国際霊園スタッフブログ

真夏の宝石

連日暑さの続く中、沢山のお客様がお墓参りにおいでくださっています。
そして、他にも小さなお客様が……

今回は、霊園で見られる美しい夏の生き物をご紹介させていただきます。
動き回るため撮影は難しいかもしれませんが、木陰で一息つく際には
ぜひ探してみてください。

【アオスジアゲハ/青条揚羽】

この時期にもっともよく見る蝶ではないでしょうか。
元気よく飛ぶ小振りの蝶で、「青条揚羽」の名の通り、黒い体に青い模様が筋のように入っているところがポイント。
アゲハチョウの特有の翅のフォルムも美しいですね。

【ハグロトンボ/羽黒蜻蛉】

木陰をひらひらと舞う細いなにかを見かけたら、その正体はこれ。
トンボではありますが、あの見慣れた形で飛ぶのではなく、羽を閉じたり開いたり、
蝶のように優雅で静かに宙を舞います。
耳を澄ませると、はたはたと小さな音も……。
深いメタリックブルーに輝く胴体とのコントラストもとても美しいです。
このトンボの別名はなんと「神様トンボ」
神様の使いと呼ばれ、縁起の良いものともされています。

【カラスアゲハ/烏揚羽】

真っ白な夏の日差しの中を、黒くて大きな蝶がゆっくりと飛んでいるのは、なんともミステリアス……
もし運が良ければ、この一見真っ黒な翅が、光の加減によってエメラルドグリーンに
きらきらと輝くところや、鮮やかな赤い模様があるのに気づいていただけるでしょう。
しかし、この時期では元気がなくなってしまい、翅が写真のように傷ついていることもあります……


蝶は人の魂になぞらえられることもある生き物です。
この儚さに、古来から人は自分たちの命を重ねて見てきたのかもしれませんね。


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