FootBallGarden.BLOG

日本中にサッカーの花を咲かそう!日本がW杯優勝する日を夢見て日々感じたことや愛するクラブの話を好き勝手に書くサッカー日記

無気力全開!

2006年06月30日 | Goes on South Africa
 日本代表がドイツの地を去ることになってからタイミング良く自分は無気力な日々を送っている。
周囲からは遅い五月病だとか、軽いうつ病だとか色々言われているが、この症状は何ヶ月かに一回襲ってくる心の病「飽きた」という奴だと思う。
とにかくやる気が出ない。いつもなら無理矢理にでもテンションを上げて戦うのだが、全くもってパワーが涌いてこない。
 この弱さを克服しない限り、前には進めない気がする。

 ドイツW杯はベスト8進出国が揃った。
勝ち上がったのは、開催国ドイツ、20年振りの優勝を狙うアルゼンチン、国内が揺れているイタリア、初出場ウクライナ、スター軍団イングランド、満身創痍のポルトガル、前回大会王者ブラジル、有終の美を飾りたいフランス・・・と、見事な顔ぶれだ。
 まさにW杯!これこそがW杯!!
そう言えるだけの選手、強国がベスト8に立っている。そして、ここから真の勝者への勝負、本格的な戦いになる。全てのサッカーを愛する者が憧れるワールドカップを手にする聖戦になるのだ。
 どこが勝利するか全く読めない試合ばかり。ウクライナにだってチャンスはある。彼らは予想を覆す戦いをし、勝利を掴んできたからだ。ますます眠れない日が続く。W杯疲労もピークに達し、ここからが勝負になる。心が折れてるなんて言っている暇はない。ドイツが終われば次のW杯まで4年も待たなければいないのだ。だったら今ここで見倒すしかない。
 泣いても笑ってもラスト8試合。いよいよ正念場である。

 1次リーグで敗退した日本代表は、次期日本代表監督で揺れている。
 今回のドイツW杯、とうとう駒野と茂庭しか入らなかったアテネ五輪組、オランダで1勝もできなかったWユース、そして世界大会さえも出場できなくなったU-17代表と日本サッカー協会は、この4年間の反省を全くしないまま、うやむやにして現実逃避したまま次の南アフリカW杯に向けて歩みを始めようとしている。
 ドイツW杯で敗れた敗因を一切話さないまま、川渕キャプテンは次期日本代表監督に千葉のオシム監督を招聘すると発言してしまった。
まったくもって狡賢い。マスコミもこの4年間の反省をしないまま、オシムという名前が出た瞬間、心を躍らされ話題を変えてしまった。次のW杯まで現在のままサッカーを担当するか分からない記者が多いなか、今さえよければ良いという考えが横行するマスコミの現況こそ可笑しいのだ。
 次期日本代表監督にオシム監督の名前が挙がったのは嬉しい。
しかし、しっかりと日韓後からドイツまでの4年間の日本サッカー界の動きについて反省をしなければ前には進めないだろう。
川渕キャプテンの独裁を許してしまう現在の状況が変だ。
 結局、日本のサッカーは昔と何も変わっていない。
まだサッカーがアマチュアスポーツでマイナーだった頃、一部の人による一部の人達のスポーツだった昭和の頃と今も変わらない。今も川渕キャプテンを頭とした名ばかりの技術強化委員会、有名W大を派閥としたサッカー協会、サポーターと企業は日本代表と日本サッカーの発展と強化に努めるという大義名分に踊らされて無駄な金を払い、献金する。我々は日本サッカー協会にとって金づるでしかない。
 何がオシムだ。何がストイコビッチだ。何がデシャンだ。誰を監督に置こうが、この今のやり方が変わらなければドイツの二の舞になるだけだ。

 無気力になるのは、こうした日本サッカー協会の理解に苦しむ行動にイラつき、今の自分が何の力も持たない弱者だから。
 それと、6月は雨や試験なんかでサルヴァの中学生たちとボールを蹴り、ボールを追い、走っていないから無気力になっているとも思う。
ピッチから離れ、ボールからも離れてしまったら自分には何も残らないという事だ。サルヴァの子供たちがいて、共に目標や夢に向かって走ることで自分が自分である証明になる。
 W杯も良いけど、やっぱりサッカーをプレーしないと楽しくない。

時代の終焉。

2006年06月23日 | Way for the GERMANY
 ジーコ監督が指揮する日本代表のドイツW杯が終わった。
 ブラジル代表に2点差以上の勝利をもぎ取るという不可能に近い挑戦は、FW玉田が放った左足一閃の先制ゴールで日本中が夢を見るも、世界のエース・ロナウドのヘディングシュートで儚く短い夢となり、後は世界との距離が測られるかのように敗退へと時間だけが刻一刻と過ぎていった。
 結果は1対4。これが日本の現在の力であった。

 試合終了後、中田英がピッチに倒れた。
日本代表メンバーがサポーターに最後の挨拶に行くなか、中田英だけがピッチに倒れこんでいた。交換したブラジル代表のユニホームで鼻から上を覆い隠し、目には涙を浮かべていた。中田英の精魂尽き果てた姿を見て、本当に勝ちたかったんだという気持ちが伝わってきた。
 中田英の今後一生見られないであろう涙を浮かべる姿を見られただけでも良いものを見たのかもしれない。
 しかし、勝ちたかった気持ちが試合終了後に見えたのでは全く意味がない。
勝ちたいという気持ちを全面に出さなければいけないのは、試合中だ。それでもこの日、中田英が見せた姿は今後も語り継がれていくだろう。この試合を見ていた今の高校生、中学生、小学生は、中田英が見せた悔しさを忘れてはいけない。君たちが中田英を追い越す存在にならなければいけないからだ。

 中田英には残された仕事がある。
それは、3度のW杯出場の経験、W杯初出場を掴んだアジア予選での地獄、そして欧州で培った力を後輩たちに少しでも伝えなければいけない。自身が果たせなかった結果を後輩に託すしかない。中田英に残された大きな仕事、日本代表と日本サッカーに還元しなければいけないのだ。
 まだまだ中田英は休むわけにはいかないのだ。

 ジーコ監督には言いたいことが山ほどある。
 しかし、もう文句は言えない。なぜならば、ジーコ監督はもう日本代表の監督ではないからだ。停滞期に入っていく日本サッカー界の流れを知らず、よく最後まで諦めずに指揮を執ってくれたと思う。誰を選ぼうが、日本代表の監督がジーコである限り、日本がドイツで勝ち上がるのは正直難しかった。
監督の采配も敗因だが、それよりも日本代表選手のハートの弱さが最大の敗因だった。日本代表選手のハートを鍛えなかった我々サッカー好き、サポーターにも敗因がある。
 世界との距離が改めて知ったドイツW杯・・・これが今回の最大の収穫だ。

 世界が停滞期に突入し始めた99年。
 トップであるA代表の日本代表は世代交代の時期ということもあり、少々停滞期というか、頭打ちになっていた。当然、結果がついてきていなかった。しかし、トルシエ監督が指揮する五輪代表、ユース代表は世界が停滞期に入っていくなか、小野、稲本、高原、小笠原、加地、永井、遠藤と黄金世代という突発的な出現もあり、快進撃を続け、世界大会準優勝まで登った。
 柳沢、中村、宮本、中沢に楢崎、盛岡、中田英、松田と過去最強のメンバーを揃えて挑んだシドニー五輪ではアメリカに敗れたものの日本サッカーの成長を見せた。
 日韓W杯後、世界のサッカーシーンはプレッシング・サッカーを中心とした守備の時代から脱却し、高い個人技で1対1の局面を打開するアタッカーを擁してサイドを制圧するサッカーへと変貌を遂げる。時代は攻撃型サッカーへと変わっていった。守備は「考える時間を与えない」を前提とする事から、「一緒にボールも奪う」守備へと変化した。
 時間の経過と共に日本サッカーは世界のサッカーから置いていかれるようになっていった。

 ドイツW杯、最大の敗因は「日韓W杯で掴んだ満足感」だ。
2度目のW杯出場、ホスト国の有利、そして2勝1分けの16強・・・。日本サッカー協会もW杯開催を目標にJリーグを立ち上げ、W杯出場、若手選手の育成と世界大会での決勝トーナメント進出と日本サッカーの強化は着実に日韓W杯に向いていた。決勝トーナメントに進出した時点で日本は満足してしまった。
 そこからは怠惰な時間だけが過ぎていった。
日本代表の試合になれば、ただ騒ぎ、ただ興奮し、大きなイベントに参加するだけのファンが日本代表というブランドに群がった。真のサポーター、日本サッカーを心から応援し、W杯優勝を目標とするティフォージはスタジアムから遠ざかっていった。日本サッカー協会は日本代表ブランドを強化していくだけで、Jリーグのレベルアップをクラブに任せっきりでお金ばかり儲けていった。
 見栄えばかり気にして肝心の中身、ハートの強化を疎かにした。その結果が今回の2敗1分けだ。
 プライドばかり高くなり、高慢な態度で格好ばかりつけさせていた選手を育てたのは、サポーターなのだ。

 フランスW杯で戦ったクロアチアとの再戦。
8年かかってようやく引き分けになるようになった。同点に持ち込むのに8年かかったのだ。日本が強くなったのもある。しかし、それ以上にクロアチアが落ちてきたのだ。それでも勝てない。ブラジルにW杯で勝てるようになるのに果たして何年かかるのだろうか。
 大逆転負けを喰らったオーストラリアとは、今後アジアで戦うのだ。
アジアのライバルにW杯で敗れてしまうことは、オーストラリアに大きな自信を与えることになり、逆に日本が苦手意識を持ってしまうかもしれない厄介な問題になるという事をどうして大きく取り上げないのか。
 まだまだ日本はサッカーを学ばなければいけない。

 高い金を払って良い勉強をしたと思えば今後に繋がる。
ジーコ・ファミリーに4年間で20億円近く投じ、日本人コーチがいない、この経験が伝わっていく難しさを考えると不安になるが、良い勉強をした。
 世界とのレベルの差は、東アジアの片隅にある日本と欧州の中心であるスペインやイタリア、イングランドとの距離以上にある。
 世界はいずれ何年かに1回くる停滞期に入る時期が来る。
しかし日本はそれを待っていてはいけない。世界が登り調子の時に少しでも距離を縮める努力をより一層やっていかなければいけない。
 もっと日本のサッカーを変えよう。日本サッカー協会の中にある政治に目を向けよう。Jリーグをレベルアップさせよう。まずはJリーグのアジア制覇が最大の目標になり、アジア杯の3連覇だ。そして五輪で金メダル獲得。
 中田英の涙を無駄にしないためにも、黄金世代が錆びてしまった反省をして、今まで以上の精進していくしかない。

史上最大の挑戦。

2006年06月23日 | Way for the GERMANY
 決戦直前である。
1分け1敗、借金が2。ドイツW杯の1次リーグ最終戦。日本代表が決勝トーナメントに進出するためには、前回大会王者にして世界最強のサッカー王国ブラジルに勝たなければ望みがない。それも3点差以上の勝利が必要不可欠。借金2を背負っている日本は、ほぼ絶望的な現在の状況から戦わなければいけない。
 W杯は世界最大のお祭りではない。W杯はサッカー選手にとって戦場であり、聖戦なのだ。

 このブラジル代表戦は、日本サッカー史上最大の挑戦である。 
 スタメンは、GK川口、DFは加地、中沢、坪井、三都州、MFは中田英、稲本、小笠原、中村、FWが玉田、巻。
 川口はまだW杯で勝利を掴んでいない。クロアチア代表戦はPKを死守して嫌な流れを変えた。ただチームが勝利を手にできなかった。96年アトランタ五輪で日本に奇蹟を呼び込んだ男に日本の大逆転勝利を呼びこんでもらうしかない。
 加地は今大会で男を上げた。なぜ加地なのか、そんな声が聞こえてきた中、加地は日本代表に相応しいという評価を出した。あとは結果だけだ。
 出場停止の宮本に代わってキャプテンを務める中沢は、ドイツに来れなかった松田、久保の分まで戦ってほしい。前回の日韓大会出場に全てをかけていた中沢がようやく手にしたW杯出場の舞台。ここはマリノスを代表して守備をガンバルだけでなく、出られない松田と久保、奥の分までゴールも狙ってほしい。
 坪井と三都州にとって最後のW杯になるだろう。だからこそ、ここで全てを出しきってもらいたい。次はない。ここで勝負だ。
 小笠原、稲本は99年Wユースの経験、日韓W杯の自信を出してもらいたい。黄金世代は錆びていないことを証明してほしい。
 念願のW杯出場を手にした中村。まだ何も成し遂げていない。中村も次はない。ブラジル代表から勝利を掴めないような司令塔は真の司令塔ではない。やるしかない。ここでやらなければ、終わるだけだ。
 日本が生んだ最高の選手。中田に期待することはゴールだけだ。すっかり目にしなくなったキラーパスをここで出してほしい。日本サッカーの集大成は、中田英の集大成でもある。頼む!中田英!!
 実績重視という曖昧な判断でW杯出場を掴んだ玉田。運ではなく、力でドイツへの切符を掴んだというところを見せてほしい。ドリブルでペナルティ・エリアへ切り込めなければ玉田の意味がない。
 サプライズはマグレではない、努力の結晶だということを巻には見せてほしい。

 いよいよキックオフ!
 日本サッカーの集大成をブラジル代表にブツけろ!!
 ここで戦わなければもう戦えない。これは聖戦だ。最後まで走れ、戦え。
 立ち上がりの5分。ここで勝利を手繰り寄せられなければ勝利は不可能だ。

ヒディングの謎。

2006年06月20日 | Way for the GERMANY
 日本に苦杯を飲ませてくれたオーストラリア代表のヒディング監督。
4年前は開催国の韓国を見事に4強に進出させ、8年前は母国オランダを4強に導いた名将なのは言うまでもない。
 ヒディングの素晴らしいところは、攻撃的な姿勢をサッカーで表現させる点であり、韓国やオーストラリア、PSVといった何らかのハンデを背負ったチームを逆転させる手腕である。
 しかし、少し気になる部分がある。
それは、ヒディングが最近率いる代表チームのユニホームが全てナイキであることなのだ。
韓国を指揮した時はヒディングがW杯開催国を率いるという魅力と、韓国サッカー協会の熱意、そして多額のマネーが監督を受諾したのだと理解していた。
だが、オーストラリアの監督をすることがPSV監督と兼任してまで引き受ける利点が理解できない。オーストラリア代表監督をやる理由が見つからない。
 そこで斜めに見て感じたことは、ひょっとしてナイキのW杯制覇計画じゃないけど、ナイキのW杯戦略の一環としてヒディングがオーストラリア代表監督を引き受けた理由なのかもしれないと考えてしまう。
 ナイキがスポンサードするオーストラリア代表ユニホーム、関連商品をヒットさせる為に、ナイキが甘い汁をヒディングにチラつかせたことがヒディングを動かしたとしか思えない。
 あの太り方、あの余裕、全てが怪しく見える。
 この憶測、ひょっとしたら大きく当たっているような気がする・・・。

【本日の観戦試合】
A組: ドイツ 3対0 エクアドル
感想:グループリーグ1位突破をかけて行われた首位決戦!開催国ドイツが貫禄の圧勝。クローゼは2ゴールで暫定ながら得点王に立っている。今日からいよいよ16強が決まっていく。

高校野球からtotoへ。

2006年06月17日 | 雑感
 今日は前半(15時~21時)までは野球部で仕事をし、高校野球の県大会のトーナメント表(専門用語でやぐらと言う)を4つ作成し、後半(21時~深夜3時)は運動部でtoto面を作成した。
バラエティに富んだ1日で少々疲れたが、サッカーに携わる仕事は楽しい。こんなにバラエティに富んだ仕事をしているのも社内では自分だけ。もちろん、社内の歴史的にも違う部で掛け持ちをしているのも自分だけな気がする。
 ようするに何でも屋なのだ。使い勝手の良い何でも屋である。
 良いのか、このままで?良いわけがないだろッ!!

【本日の観戦試合】
D組:ポルトガル 2対0 イラン
感想:デコが復帰!これでフィーゴにかかる負担が減る。イランは2敗で1次リーグ敗退が決定。前評判の高いイランだったが、何もできずに終わってしまった。

E組:チェコ 2対0 ガーナ
感想:コラーがいないだけでチェコの攻撃力が半減した。ガーナはE組を死のグループに変えてくれた。でもガーナはグループを荒らすだけ荒らして自分たちは結局、上(決勝T)には上がれない運の無さを最後は見せる気がする。アテネの再現が繰り返されるのではないだろうか・・・。

E組:イタリア 1対1 アメリカ
感想:初戦、好調な滑り出しだったイタリアの雲行きが怪しくなりだした。アメリカの健闘(それとも意地)が光り、ガーナの勝利も相まってE組は死のグループに変わった。最後(3巡目)まで何が起こるか分からないぞ。

ウザイ実況。

2006年06月16日 | Way for the GERMANY
 今回のドイツW杯では様々なことを痛感させられる。
日本サッカー史上最強であるはずの日本代表チームが見せる日本サッカーの限界、南米やアフリカ、もちろん欧州を含めた欧州のトップリーグで活躍している選手たちのレベルの高い技術やサッカー感、そしてTVで実況するアナウンサーのヒドイ実況・・・。
 なんでもかんでもシュートを放つたびに絶叫しているが、その声を聞くたびにイライラが募るのは私だけではないはずだ。

 日本サッカーが世界に向けて本格的に動き始めた93年。
着実に強くなっていく日本代表の活躍を声で実況し、伝えてくれるアナウンサーの魂の叫びとも受け取れるアナウンスに最初は共鳴できた。
 しかし、何年経っても何も変わらないサッカーの実況の質に現在の日本サッカーの未熟さも見える。
 毎回、毎回、シュートを蹴る選手の名前や「シュートー!」を叫び、それが一体どのエリアで蹴られたシュートなのかが全然分からない。
TVなら映像を見ればシュートを蹴った場所が分かる。アップになるからシュートを放った選手の顔と名前も分かる。別アングルで2回はリプレーをしてくれるから角度も分かる。それにしても親切心がないというか、省きすぎだろう。
 これが同じテンションでラジオでも展開されているからヒドイものなのだ。
仕事帰りのタクシー。車中でオランダ対コートジボワール戦を聞いていたのだが、実況を聞いていて全然ゲームの流れがイメージできないのだ。選手の名前を叫ぶだけ、ポジションも分からない。無理してフルネームを焦って言うものだから状況が見えてこない。
 サッカーは瞬間、瞬間のスポーツである。
瞬間の状況を瞬時に伝えられないアナウンサーがいる時点で日本サッカーの未熟さ、間違った方向に進んでいるのに気がついていない部分なのだ。
 感動はTVを見ている人が自分自身で感じるものであり、アナウンサーが伝えるものではない。そしてアナウンサーが感動している場合でもない。それはヒッソリと裏で感動していれば良いだけなのだ。何がどうなって、こうなったかをしっかりと伝えるのがサッカーの実況ではないだろうか。
 我々はTVの映像を見て興奮する。そして感動する。
アナウンサーが興奮していたら、コッチ側は何も感じることができない。
よく「オフサイド!オフサイドです!!いや、オフサイドではないです」なんて平気で伝えるが、審判がオフサイドと判定して初めてオフサイドであり、アナウンサーが勝手に判断して軽はずみに伝えて良いものではないのだ。オマエは審判でも何でもない、ただの傍観者の1人なのだ。それはハンドの判定でも同じだ。
 よく平気で間違ったことを言えるな~と思う。
 
【本日の観戦試合】
C組:アルゼンチン 6対0 セルビア・モンテネグロ
感想:アルゼンチンが優勝候補に浮上!しかし、1次の2試合目で爆発するようなサッカーを見せられると逆に不安になる。こんなペースで果たして優勝まで持つのだろうか、と。喜ぶマラドーナは笑えた。

世界基準。

2006年06月15日 | Way for the GERMANY
 ドイツW杯も1次リーグの2巡目に突入。
開催国のドイツは若手中心のチームらしく、勝利を重ねることで勢いが出始めてきている。特にシュバインシュタイガーの存在感は光っている。
 今回のW杯を見ていて現在感じていることは、強豪国や勝利を掴む国、かろうじて引き分けに持ち込む国に共通していることが、「走り負けないこと」と「爆発力」だ。

 韓国は前回の日韓大会ベスト4の経験(財産)を活かして後半に運動量を上げる戦い方を徹底している。しかし韓国は前半からトバしているようにも見える。
つまり運動量の緩急を活かしているのだ。ボールを奪うまではチェックを早くし、玉際でしっかりと戦い、ボールを奪うとしっかり繋ぐ。またはカウンターを仕掛ける。悔しいが運動量の緩急という点では日本は遅れている。
運動量の緩急が上手いから肝心のゴール前、またはゴールを狙う瞬間にしっかりとしたシュートを蹴れる爆発力を生むスタミナが残っている。
 韓国はW杯で戦うチームカラーが完成している。まだ日本にはW杯で勝利を掴む確固たるチームカラーができていない。この差が大きい。
 ポルトガルやイングランド、ドイツといった順当に勝ち点を積み上げている国の選手でバテテ動けない奴なんて見当たらない。特に一流選手たちは。
 日本人選手はよく走ると海外の選手たちは口々に話すが、やはり素直すぎて直線的な動きということなのだろう。
欧州のトップリーグ、世界のトップクラスの選手のように勝負どころを見極めた運動量ある緩急をつけた曲線的な動きを身につけない限りは、世界で戦えないのかもしれない。
そして、ミスをしない強い精神力、判断が鈍らない脳が疲れないスタミナ、ドラマを生む高い基本技術の向上は当然、土台として必要だ。
 日本サッカーは今回のドイツW杯で再び世界との差、遅れを日々感じることになるであろう・・・。

【本日の観戦試合】
A組:エクアドル 2対0 コスタリカ
感想:得失点差でエクアドルがグループ首位に!さすがのホスト国ドイツもビックリしているはずだ。思わぬ伏兵が高地から降り立った。

B組:イングランド 2対0 トリニダード・トバゴ
感想:私のアイドル!ジェラードがキターーーー!!クラウチのロボットダンスが見られなかったのが残念だけど、ジェラードの素晴らしいミドルが炸裂して興奮。リバプール・コンビの大活躍がさらに嬉しかった。

少しずつ前進。

2006年06月14日 | 我が家のRoad to W杯
 世間はW杯モードに染まっている今日この頃。
 このお祭りムードも日本代表が1次リーグで敗退すれば終わるのだが・・・。

 W杯で盛り上がる周囲とは別の盛り上がりが我が家にはある。
それは我が家のワンダーボーイ・楓のサッカーなのだ。
 先週、サッカースクールの体験入部に参加し、早速入会手続きを行い、今週は本入部初日を迎えた。
今日の練習でも涙を流すような雰囲気はなく、たまに指しゃぶりをしながらサッカーをする長男・楓を見て思わず口元が上がってしまう。
 本日は私の姉と妹がサッカースクールに顔を出し、一丁前にサッカーをする楓を見てニヤニヤと笑いながら、そして少し感心していた。
私の姉と妹は、サッカースクールが行われているグラウンドの裏にある会社に勤めている。会社とグラウンドは目と鼻の距離なのだ。
ちなみに何を勘違いしたのか、姉と妹は私の話(楓のサッカースクールは毎週水曜だと話している)をよく聞いていなかったらしく、昨日の火曜に顔を出していたのである。なんという早とちりというか、いい加減というか・・・。
 少しずつであるが、楓はサッカーっぽい動きを身につけだしている。1回1回の練習で見せる成長が楽しみである。

 夜は家族で汐留のコンラッドへ行き、宿泊した。
いちおう月曜に30回目のBirth Dayを迎えたので、少し遅れたが家族が祝ってくれた。

【本日の試合観戦】
F組:ブラジル 1対0 クロアチア
感想:ブラジルはまだまだ全開ではなく、ようやくW杯モードへと変わるのかな~と感じさせる試合だった。クロアチアのスピードは日本にとって脅威になるのかも・・・。

H組:スペイン 4対0 ウクライナ
感想:スペインは確かに強かったが、それよりもウクライナが弱いという印象。それでもスペインの仕上がりの良さは光っていた。

H組:サウジアラビア 2対2 チュニジア
感想:サウジアラビアが光っていた。前回の日韓W杯で日本が対戦したチュニアジアも4年前よりレベルアップを感じたし、次に繋がる試合だった。

ガッカリな1日が明けて・・・。

2006年06月13日 | Way for the GERMANY
 昨日の日本代表がオーストラリアに逆転負けしたガッカリな夜から明けて、時間の経過と共に悔しさだけがフツフツとこみ上げてきている。

 いつも通り3時に会社に出社すると、昨日は休みだった上司や知人たちから昨日の日本代表戦について色々と声をかけられた。
普段はサッカーを敵視している上司も日本代表の不甲斐無さに相当ガッカリしたようで、日本人選手の技術レベルの低さや消極的な試合運びについて20分ほど語られた。コッチも質問には答えるが、だんだんと悔しくなってきてイライラが募った。
 それでも私に声をかけてきた人たちは、日本代表が好きなので次のクロアチア代表戦に期待していた。
 日本サッカー協会には、TVで日本代表戦を見たサポーターの電話が殺到し、悲痛な叫びは120件にもなった。あんな試合を見せられたら文句や叫びが出るには当たり前の話しである。もっと前から動きださなければいけない問題だったのだし。

 オイ!日本代表!!
あんな最低な試合をしても応援してくれている人達がいるのだから、その人達が胸を張れるような試合をしろよ!それが日本を代表するチームに入っている選手の義務だからな!!やれったら、やれよ!!

【本日の観戦試合】
G組:韓国 2対1 トーゴ
感想:明らかにW杯での戦いぶりで韓国には差をつけられた感がある。韓国はW杯本大会になると前回大会4強の自信を取り戻すようで、トーゴを相手に貫禄勝ち。

G組:フランス 0対0 スイス
感想:地味で目立った動きがないが、好勝負だった。少し眠くなったけど・・・。
スイスは若手選手を積極的に起用して強化と育成をしている。フランスは今大会も危ないかもしれない。

最悪なシナリオ。

2006年06月12日 | Way for the GERMANY
 記念すべき誕生日が最悪な日となった。
 日本代表がオーストラリア代表に逆転負けを喰らった。
 一生懸命戦って負けたのなら納得がいくが、消極的な試合運び、稚拙なサッカー、ミスにミスを重ねる失態の連続、そして無能な監督の弱気な采配。
 30歳を最高な形でスタートしたかった私にとって忘れることのできない最悪な日になった。

 ハッキリ言います。
 ジーコ監督!日本代表の監督を今すぐ辞めて下さい。
 川渕キャプテン!ジーコを日本代表の監督にした責任を取って辞任して下さい。

 ジーコ監督は悔しくないのだろうか。
4年も日本代表を指揮しておきながら、たかだか就任半年程度のクラブとの掛け持ち監督に逆転負けを喰らったことに対して何を考えているのだろうか。
 今まで小野を試合途中から起用したことなどないのに、なぜ小野を突然入れたのか。守備でガツガツと走りまわる稲本を起用するなら理解できるが、なぜ、あの場面で小野を出すのか。試合状況が分かっていないのか。オーストラリアとの試合を見ていなかったのか。
 疲れの見えるオーストラリアDFに玉田をなぜブツけないのか。
玉田のようなドリブラーが活きる試合は、このオーストラリア戦しかないのに。
 消極的な試合運びに終始し、試合の流れが読めないから先も見えない、だから選手交代にも動けない。前から最悪だとは思っていたが、ここまでダメ監督だとは思わなかった。
 あれだけの素材(選手)を揃えていながら、最高の料理(サッカー)が作れない無能なシェフ(監督)ジーコを最後まで指揮させる意味が分からない。

 ジーコ監督は20歳~23歳の若手選手を選ばなかった。日本サッカーの未来を切り捨てた。
 日本サッカー協会は脱トルシエ宣言をしておきながら、ジーコ監督が選択したのはトルシエサッカーの継承だった。トルシエの財産を食いつぶすことだった。
 アジアで苦戦し、ロスタイムの奇蹟なんて言葉で満足し、ブラジルやドイツ、チェコといったサッカー強豪国との親善試合で善戦したことで安堵し、肝心の本大会で醜態をさらした。
 こうなることは見えていた。それでも日本人だから日本代表の活躍に期待した。
大きく裏切られる結果に、次の監督次第では日本代表を応援しないことにする。
 もう2勝するしかない。オーストラリアやクロアチアが負けるのを待つしかない。1次リーグ突破が自力ではなく、他力本願になってしまった。なんという情けないことか・・・。
 
 中田英、宮本、福西、楢崎の同級生には、このまま終わってほしくはない。
わずかな可能性、少しの希望を同級生に託すしかない。76、77年生まれの意地をドイツで見せてきてほしい。
 ジーコ監督を応援することは、もうできない。
ただ、中田英や福西、楢崎と宮本ら同級生は最後までキッチリと応援する。
宮本の弱気で消極的な守備には嫌気がさしているが、我々世代を代表しているのだから最後まで見守る。応援する。
 日本サッカーの強化に貢献してきた世代だからこそ、最後に何か後世に語り継がれるべきことをドイツの地で残してきてほしい。

【本日の試合観戦】
D組:ポルトガル 1対0 アンゴラ
感想:ベテランのフィーゴがキレキレのプレーを見せてくれて感動した。いつもは上手さだけしか残らないポルトガルだが、今回は結果も見せてくれそうだ。

F組:オーストラリア 3対1 日本
感想:ガッカリの一言。記念すべき30歳の誕生日が最悪な日となった。マジでジーコにはもう日本代表を任せられない。顔も見たくない・・・。

E組:チェコ 3対0 アメリカ
感想:W杯で前評判が高い国が勝つのは難しいことを改めて知った。大会前にダークホースとして期待されたアメリカがチェコの前に散った。

E組:イタリア 2対0 ガーナ
感想:お父さんが着るようなジジシャツがアウェー・ユニホームのイタリアが不気味なガーナに完勝。今大会のイタリアは要チェックだ。