FONTIS アロマと猫日記

アロマセラピストが綴る猫ブログです。
先代猫まりん・ヤマちゃん、新入り猫ちょこっちと
日々の出来事をお届けします。

鎌倉の大銀杏から思うこと。

2011-03-22 | 旅行・お出かけ

 

大震災の起きる2日前、鎌倉に出かけておりました。

鎌倉のリスも木々の間を元気に駆け回る 穏やかな暖かい日。

長谷や大仏さまをめぐり、久々に鶴岡八幡宮へお参りに行きました。

 

昨年、強風で倒れた鶴岡八幡宮の大銀杏。 その後の銀杏を見るのは 今回が初めてでした。

倒れてからちょうど1年になるそうです。

 

手前が折れた幹の一部。奥が株。

 

八幡さまの銀杏は大好きだったので 倒れた時はとても哀しかったです。

けれど 倒れた幹からも株からも「ひこばえ」という若芽が無数に伸びており

樹がまだ生きていることを証明していました。

倒れても生きることをあきらめず、

なお 成長し続けようとするこの樹に 「生命」そのものを感じました。

 

この樹自身の生命力もすばらしいのですが、

樹が復活の途をたどっているのは

この樹のために祈り、お世話をし、見守り続けた方々の存在と

深く関わりがあるからだと感じました。

(樹の状態や盛り土を見ると、とても大事にされているのがよくわかります。

 

          

                               

 

大銀杏と周りの方々の関係が、震災後の私たちと重なります。

幸い横浜に住む私は大きな損害などなく 日々を過ごすことができています。

震災で傷つき、不安に思う方々へ

「助けになりたい」という気持ちや行動が不可欠だと思っています。

 

被災地へ駆けつけることはできなくても、

今 自分にできることを懸命に考え 実行している方がたくさんいます。

そういった周りの方々の心に、私もがんばろうと励まされます。

 

多くのことが、元に戻るまでには想像を超える時間が必要なのでしょう。

けれど、大銀杏を見守る人たちのように、被災地の方々へ心を寄せ続けたいと思います。