goo blog サービス終了のお知らせ 

毒を喰らわば、皿と机と胃薬もご一緒に。

生まれた時から人生消化試合。

YZF-R125で九州最西端の地へ行って来た。

2012-01-14 22:08:07 | 疾風編
2年振りの土曜休みに浮かれに浮かれていざ起きたら8時過ぎ。そりゃねえぜ。
時計を見て諦めかけた。しかし待て。俺は年末から一体何度、ツーリングを見送ってきただろう。この負の連鎖を断つのは今しかない、今日しかないのだ。

取り急ぎ用意を整え、燃料入れるの忘れてたので満タン給油で8:45頃に出発。
この時点で嫌な予感はまぁしていた。野母崎より近いし何とかなるだろと楽観視してはいたが。

本日目指すは九州最西端、長崎県は神埼鼻である。
まずは旧有料道路を抜けて国道34号へ。時間も9時近いと交通量もそれなりになっており、スイスイとは進めない。佐賀市近辺までは一車線が続くので、なかなか思う様に行かない。
10時頃に小城市入りし、近くのコンビニで肉まんを貪る。



ここに来る迄にもう寒さで結構ヤラれていたのだが、10時を回ると段々と暖かくなってくる。
日中仕事で外にいると、まぁまぁ何とかなりそうに感じるものだが、やはりバイクで走ると走行風と言う強敵が無視出来ない。しかしそれも外気10℃を超えれば頑張れる。上がってきたテンションも加わってセルフヒートアップ。遅めに出てある意味正解か?と強引に思い込む。勿論そんな事はない。後々思い知る。

11時頃に佐世保入り、そこから細かい道に入って少し迷いつつ、12:40頃に神埼鼻に到着。ナビないとこういう局面で結構手間取る。地図はランドマークの記載乏しいし、細い道は分かりにくいし…。
ウォークマンのアプリを当てにしていたが、GPSだけじゃ受信出来ない様だ。残念。ナビ買うか。



遊歩道を進むと、割とアッサリ発見。


空模様もまぁまぁ悪くはないが、見渡す水平線とは行かず、眼前に島がチラホラ横たわっているので、イマイチ「果て」感が持てない。それ以外は良い景観なんだけどね…。

さて、九州本土最西端がここだが、平戸・生月が橋で繋がった上に無料になったので、陸路で行ける西端が更に伸びた。と言う事で平戸の宮の浦を目指す。

平戸大橋に向かう途中、13:25頃に昆虫の里たびらにて休憩。


地図見ると田平教会が見処らしく、経路も殆ど変わらないので立ち寄る事に。
その途中で発見。


無念だ。

で、教会。

昔ながらの情緒ある風情である。流石は長崎。由来とか由緒とかは良く分からんかった。

平戸大橋を渡る。


以前、九州ほぼ一周した帰りに寄って以来である。ここから国道383号を南下し、宮の浦を目指す。
平戸島って結構広いんだよな…。先端まで簡単に行けると思ってたが、なかなかどうして到着しない。

14:45頃、漸く到着。


これだけ。後ろの擁壁の上に更に防護フェンスが立てられており、景観は望むべくもない。
がっかりにも程がある。遠路はるばる来てこの仕打ちか。姫路城はまだ容赦してくれたぞ。

ヘトヘトに打ちひしがれた俺だが、半ばヤケクソ、ここまで来たんだからと生月大橋へ。
県道19号を北上していると、途端に砂浜の綺麗な区間が現れた。根獅子の浜と言うらしい。空と海の碧が大変美しい。


15:45頃、生月大橋を通過。大気圏は当然準備中。肉まんしか喰ってないので好い加減腹が減ってくる。
最初は島一周するだけで良いやと思ってたが、折り返し点から更に4km先に灯台があるんですって。
おいおい、もう16時近いんだから流石に引き揚げないと色々キツイぞ…。


16:25頃、大婆鼻灯台に到着。
灯台と聞いて黙ってられねぇよ俺…。どうせ今更、帰宅時間を1時間かそこら繰り上げてどうにかなるもんか。

250m程階段とか上がらなければならず、流石に7時間近くバイクに乗り続け寒風に晒され続けて体力が限界。吸う空気も冷たいもんだから胸が痛くなる。足触ったら氷かと思った。全然感触ねえんでやんの。痺れて碌に動きゃしねえ。



虫の息で登りきる。成程確かに、どこぞの最西端と違って良い景観である。

これにて目ぼしい所は全て巡回完了、帰路に着く。本当は有田とか伊万里とかちょこちょこ寄りたかったんだけど。

さらば生月。もう来る事もないだろう、多分。





今回はカメラの取付位置の試行も兼ねての撮影。しかしヘルメットマウントが全体的に下向き過ぎて余り碌に撮れてなかった。
あとレンズの端に虫が途中から付きっぱなしなのにも気付かなんだ。これからはこまめにチェックしておこう。
魔装機神やってて編集をお座成りにし過ぎたか、ちょこちょこエフェクト忘れてたりタイミングずれたりと散々である。


で、空腹はそこまで気にならないとは言え、これからの道程と下がり続ける気温を考えると、体力気力は補っておく必要がある。
平戸も出て国道204号の途中にある、松浦海のふるさと館。17:30に到着。


食堂探してみたがやってるのかどうかイマイチ分からん。外の自販機コーナーで良いモノ発見。


懐かしい。こういうのは無性に喰いたくなる。


焼きおにぎりである。ニチレキ製だった。冷凍食品然り、この手の食品の質は日進月歩で向上しているな。幼い頃に喰った記憶では、この手のモノは大概ベシャっとして味はイマイチな物が多かったが、なかなかどうして旨いじゃないの。
この程度で気力も体力も雀の涙も戻りはしないが、気休めにはなった。憂鬱な家路を続けようじゃないか。

俺の計画では、このまま国道204号を東進し、伊万里近辺で武雄方面に切り替える予定だったのに、気が付いたら標識に糸島の文字が。
あるぇー?帰宅後によくよく地図を見ると、途中で国道498号に切り替えなきゃいけない所を、道なりに国道202号の方を爆進、北上し唐津方面に戻っていた事が判明。
しかしおぼろげな集中力で地図を見ていた当時の俺はそのトリックに気付かず、次こそ武雄への交差点だとwktkしながら誤った道を進み続けていたのであった。糸島の文字を見た時は「マジポン!?」と叫ぶのがやっとであった。微妙に遠回りしてんじゃねえか。

二丈浜玉道路は一旦迂回して二丈パーキングへ。


今年は二見もまだ行ってないのに、まさか先に二丈に来るとはな…。二見も寄ってやろうかと思ったが、冗談抜きにしんどかったので今回はパス。ノリに流される程、冷静さは失っていなかった。

ここまで来れば、後は勝手知ったる道である。途切れそうな気力を奮い立たせて20:15分頃、何とか無事帰宅。

総走行距離434.0km。新年早々飛ばし過ぎじゃねえ?もっと穏やかに緩やかにスタートを切るべきだと思うの。帰宅時間も最遅時間更新である。
首と肩と背筋が久々にヤベえ。肩甲骨からもげそう。やはり出発が遅れたのは致命的だ。2時間のアドバンテージは4時間位の価値がある。マジで。

身に染みて思った事は。
一つ。この時期、寒い中の長距離強行軍はしない。体力気力ほんとにヤバイ。防寒対策なんか走ってるとどうしようもないし。そりゃビグスクとか大型ツアラーなら良いかも知れんけど。上半身は問題ないんだけど、手足と下半身はやはり限界がある。
一つ。寝坊したら素直に諦めて行程を練り直す。諦める勇気を持とう。

どちらも暖かければ何とかなるんだけどね。やっぱ冬は控え目にしないとな。体も強張って余計疲れるし、タイヤも温まらないし路面も不安定だしでミスに繋がる要素が夏に比べるとやはり多い。
当たり前の話だが、やはり一度は身を以て知っておくべきだな、うん。これで多分もう無茶しないだろう。きっと。恐らく。

休みが致命的に少なすぎるから多少危ない橋でもガンガン行ってしまうんだよなあ。本来の性格的には石橋を叩きに叩いて隣の鉄橋を渡る位の慎重さなんだけど。

これで九州四端の内、西を攻略か。この調子だと北のガッカリ感もハンパなさそうだな。つーか太刀浦って一般人立入禁止っぽしなあ。どうするべ。東南は連休のお楽しみかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。